日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)二十二ヶ月目の憂いと抱負

どう振り返っても寝正月です、本当にありがとうございました(¦3[_]

とりま、明けましておめでとうございます(もう三賀日過ぎてますけど)
皆さんはお正月をどう過ごしたでしょうか? 自分は……冒頭の通りです^q^
毎年のことではあるのですが、どれだけ年末年始だと騒いでも黙り込んでみても、時間とは
そんな人間のあたふたには一切に無関心が如く淡々と過ぎていくものなんですよねぇ……。
単に歳を喰ったせいなのかもしれませんが、昨今はどうにも移ろう歳月を喜べない瞬間瞬間
が続いているような気がします。

既にツイッタ(小日記)では言及してあることですが、改めてご報告をば。
・連載(ユー録)がなろうさんで累計49000PVを突破
・同サイトでのユー録設定集を一旦「完結」扱いに(加筆・修正は適宜続けます)
・不定期の短歌創作を【読書棚】から新設カテゴリの【詩歌帳】に移行
・pixivに乗せていた落書きの取り下げ(当庵の【落書帳】には引き続きこっそり掲載)
 →追記:掲載再開(1/16)

何気にはたと、細々と変更点があったりしています。
裏を返せば、それだけ自身の創作が迷走しているとも言えるのでしょうか。
だけどそれでも止められない、覚めれば「何創ろう?」とそわそわ悶々する事も多くて。
……どうやら、今年も何かと業深い日々になりそうですφ(=_=;)


前回──年末の雑記では比較的ホクホクと余韻の中にいた僕ですが、年始の今は何故か妙に
不安というかもどかしさに弄ばれているような気分です。
さてはてとログを見返してみれば、結局年末年始で「書いた」と言えるのは今週分の三題く
らいなもので……。だからか、書いていない自分というものがどうにももどかしい。
とはいえ、実際のキャパシティからして“焦り”に任せて新作を量産しようとすると、自分
で自分の首を絞める結果になりかねません。
現実的には今掛かっている既存のもの(ユー録、デッドレス、三題)の密度を維持・向上さ
せることに注力すべきだと念頭にはある……のですが。
中毒、そして不安の波とでも云うのでしょうか。
「創りたい」はややもすれば「創らなければ」に変わってしまい、どれだけ文字量を重ねて
も自分の想いや描いたセカイ達は受け入れられないのではないか? そう事あるごとに猜疑
心やらが頭をもたげてこっちを見つめてくるかのような……。

“受けるかどうかなんて半ば博打。自分の書きたいものが書ければ万々歳だよ”

そんな硬直化を自分の中にみる度に、僕はそんなフレーズで自分に言い聞かせるのですが、
どちらに転んでもやはり高慢というか自分勝手に思えてしまうのですよね。
自分の好きなように書くことに執着してしまえば、他人に読まれてナンボという文章の価値
を高める努力を怠ってしまうかもしれませんし、何よりも独り善がりな内容に凝り固まって
しまう。
かといって読者のニーズに沿うだけでは──少なくとも僕のような思索タイプの、エンタメ
精神が豊かではない創作人にとっては──自分を磨耗させるばかりの行為です。
勿論、日々の創作活動で全く「消耗」しないかと言えば嘘になります。
でも僕個人としては、何かしら物語セカイを通じて彼の者を“震(奮)わせたい”と企んで
しまうのです。……そしてそんな欲望こそ、他人を変えてやろうという「高慢」ではないの
かと、常日頃煩悶する壁になっている。そんな感慨が中々に拭えなくて。

以前の雑記でとある方が嘆いたように「世の中にバカが多過ぎる」のかもしれません。
その方の言う(毒を吐いて指摘する)バカとは多分、自分なりに思考を深めずにただ流され
るだけの人間──とでも云うのでしょうか。
確かに短慮な人々の言動は昨今目立っています。実際そういった人々の跋扈により世の中が
(あまり宜しくない方面で)変遷しているのは少なからず事実ではあるのでしょう。
ただ……じゃあ「だから彼らを再教育してやるんだ!」という情熱は、果たして「正しい」
のかと問えば、政治権力や経済社会からの要請だけでなく小説やらの文化からしても、僕は
少なくともイエスとは答えられないのです。
世を人を批判する、そういった性格の「表現」は確かに古今東西にあります。
だけど僕は常々思うのです。“思想家が実務家になるべきではない”と。

作家の橋本紡氏でしたか、彼がとある講演会で「読書をしない奴らは馬鹿だと思う」と語る
青年にこんな質問を返しました。
「君みたいな人間ばかりの社会は素晴らしいかな」
すると青年は暫し考えた後「すごく嫌な社会だと思います」と答える。
橋本氏はこの返答へ同意を示し「僕みたいな人間しかいない世界は、とても嫌な世界だ」と
結んでいます。

要するに「バカだって世界の要素だ」ということなのではないでしょうか。
つい僕らは「ああいう奴らがいなくなればもっと世の中は良くなる」と考えがちですが、で
は仮にそうやって特定集団を“排除”すれば万事丸く収まるのか……? 歴史を振り返って
みてもそれは否でしょう。結局残った面々からまた「邪魔者」を見つけては苛々とするのが
人間なのだろうなと思うのです(そして排除された側もまた、怨嗟を募らせ火種と為る)。
だからこそ、長い目で見れば、実は詮無い。
勿論全くの間引き・矯正が要らないとまでは言いませんが、そういった事に拘る人間がいざ
権力を握ってしまえば、結果として排除される当人らもその他の面々も何処か窮屈なセカイ
を強いられると思うのですよね……。

……。迂遠に過ぎましたか。
僕なりの解釈ですが、きっと「闘う」相手が違うのではないでしょうか。
変わらない(変えられない)他人に怨憎──と主張せず、往々にして「正義」を塗って──
をぶつけるのではなく、そんなエネルギーの使い方が疼く自分自身とこそ闘う。たとえ彼ら
が変わらずに愚かであっても、それは彼らの選択であり自己責任(と言えば突き放し過ぎな
のかもしれませんが)なのだと考えます。
……結果、衰えや滅びが来るのであれば、真っ先に彼らに痛い目に遭って貰えばいい。
或いはそうなる前に峻別し棲み分けるなりして足掻けばいい(全舞台からの排除ではなく)。

だから、今年も僕は創り散らかそうと思います。

どだい人間なんて自分勝手なんですから、やりたい事をやれればいい。やれれば万々歳。
世間の良識もトンデモ理論も全部含んで切り分けて、今日も今日とて再構築して。
セカイは一つじゃなくて縦横奥行きのある群れだから、個々が何処かに落ち着けばいい話。
故に浅薄だ愚かだと弾ずるエネルギーがあるくらいなら、むしろひょいっとセカイごと棲み
分けて進んでゆけるような身軽さを持ちたい。

……だからそんな数多を拓く為にも、抱負というには少々ファジーかもしれないけど、今後
はもっと幻想色だけに頼らない創作を身に付けていきたいなあと思うのです。

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  1. 2013/01/04(金) 17:00:00|
  2. 【雑記帳】
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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