日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)自己満足という命題

炬燵の出番がやって来ました。これで外見的にも冬の到来であります。
ただインドア&デスクワークな自分の性質上、この環境は快適でありながら同時に危うさの
入口でもあったりします。
何せ……太る。ただでさえ運動不足だというのに、太(ry
という訳でこんにちは、長月です。コタツムリです。

既に向こうの活報などでは言及している事ですが、先日なろうさんでの拙作連載が累計4000
ユニークを突破しましたヽ(・ω・)ノ
PV数も現在43000弱と、じりじりと日々カウントを続けております。
改めまして、手に取って下さった皆さんに御礼を申し上げますm(_ _)m
原型自体が長らく温め捏ね回していたものとはいえ、これも読者さんという第三者の介在が
あったからこそであると思うのです。

……と言いつつ、では新作や既存作も出しちゃう?という自分の中の囁きもまた聞こえてき
たりする調子乗りな部分も、あったりなかったり。
されど迷いというか躊躇いというか。
ユー録は自分にとっても看板作(のつもり。分量的にも)なのですが、では新たに別の物語
をUPした所で同様のレスポンスがあるかというと──否なのですよねぇ。数字の為に書いて
いる訳じゃないとは言いつつも、やはりいざなろうさんのように解析結果を見れてしまうと
なると……φ(=_=;)
ワガママ、ではあるのでしょうね。
読んで欲しい、けどボコボコにされるのは怖い嫌だ……というのは。
まぁ創作──自己顕示欲自体、そういった綱渡りの上な心理ではあるのでしょうけど。


という訳で、今回は「自己満足」について眺めてみようかしらという雑感。
念のために字引をひくと『自分自身または自分の行為に自ら満足すること』とあります。
ええ……何とも思い当たる節が多くて胸が痛いです(遠い眼)
創作という表現先は勿論、それらをこうしてUPする営み、ツイッタ(小日記)での呟き──
もっと僕自身、根っこを遡ってみるなら、こうして思考を捏ね回すこと自体が「自己満足」
を常に傍らに侍らせているようなもので……。
じゃあ他人に曝け出せばオッケーなのか? というと、必ずしもそうではない。ここがまた
人のややこしさの一つで……。

僕自身、創作クラスタに為ってから──具体的には当庵の開設、なろうさん等への投稿開始、
特にツイッタを始めとして同志の方々を垣間見るにつけ──はて、創作における“満足”と
は何じゃろなと、しばしば考え込んでしまいます。
それは垣間見て知ったから。こんなにも豊かなセカイが広がっていると知ったから。
一口に創作人さんといってもその性質は様々です。
自身も属するファンタジー畑からSF、ミステリ、学園モノ、恋愛などとジャンルは多彩で、
また同時にそれ以上に各人のスタンスも大きく異なっています。
所謂ワナビ──プロ作家デビューを目指し公募にアタックを続ける方もいれば、一方で自身
の創作セカイや仲間達(のセカイ)との交流をメインとしている方、付け加えるならそうい
った輪に入るのも恥ずかしくて片隅でひっそりとしている方など(僕もこの辺りです)。
だからこそ、僕は思うのですよね。
ネットに公開しない、投稿しない奴は閉じている──“自己満足”だと一方的に責め立てて
いいものなのかと。

確かに「身内」でわいわいやっているのは、向上心・切磋琢磨を第一とする創作人には温い
と感じられるのかもしれません。実際「まぁこの辺りでいいや」と思ってしまうこともある
でしょう。
ただ、僕は言いたい。
一つは、ではいざ創作コミュニティなるものに参加──曰く批評の眼に晒されれば、必ずし
も彼らの否定するような“自己満足”は解消されるのか?ということ。
これはまだ浅学なのかもしれませんが、少なくとも僕は否と思っています。
先ずこうした──創作系に限らずでしょうが──コミュニティ自体が、実質上「馴れ合い」
の場と化しているケースが少なくないことが挙げられます。……アレですね。改革を唱えて
新グループを作ったら古巣よりも内向きに凝り固まってしまったという失敗例です。
(まぁその集団自体がマジョリティに為り替われば、或いは……?)
故にその批評(感想)は純粋な(?)交流ではなく、コミュニティをコミュニティたらしめ
るツールと化してしまい、各々の心理に「○○さんからレスが来たから○○さんに感想を書
かなくちゃ」といった重圧が掛かるのではないかと。
(これは実は僕自身も経験していることで、そういった空気が苦しくて離脱した経緯があっ
たり。尤もこういったギブアンドテイクが“普通”だと言い張られるなら、僕のような対人
スキル×の人種はどだい行き場など無いのですが……)
二つは、何よりも批評することの難しさと攻撃力の問題。
前回の雑記で公募先に叩かれ凹んだ物書き仲間さんに言及しましたが、これをコミュニティ
内で延々と続けるのが果たして精神衛生上よろしいものなのか(ちなみに後日彼は気を持ち
直したようです。安堵)。
勿論建設的な意見ならウェルカムなのですが、評価という行為の難しさも相まって──いや
充分に(感性からの言葉が備える鋭利さを)認識していないからこそ──これらは刃物同然
であるのだと。
こういう経験自体は、創作人さんだけでなく皆さんも何かしらデジャヴする経験があるかと
思います。自分と他人のどうしようもない違いというか、いわば博打よろしくな「受け」の
在り様とか……。
メンタル的に身内で叩き合い、外部で潰され、或いは公募先でミンチにされる──。
ワナビな方はこれも高みに登る為だ!と思われるかもしれませんが、そういう心算のない方
には……そんな創作は地獄であると言わざるを得ません。
(いかんちょっと自分も涙目になってきた……)
そんなこんなで、思考を僕なりに捏ね回してみるに、何処にいこうと自己満足──言い方を
変えれば悪い意味での内向き模様──を排することは難しいのかなと、そう考えるのです。

少し気取ってみます。
誰かを批判する時、その者は少なからず自分を“閉じている”であろうと。
別に放っておけばいいんじゃないでしょうか。色々なものが在る、それを傍目に自分は自分
を生きればいいんじゃないでしょうか。
流石に明らかな迷惑──犯罪まがいやあ反モラルの言動は困りますが、今一度。
貴方の口に出そうとしている口撃(それ)は、建設的ですか? ただ自分が「不快」だから
と口に衝いてはいませんか?
……思うに、前回の「自分勝手」と「自己満足」は繋がるような気がします。
前者が本質を云うのなら、後者はそれと踏まえた態度とでもいうべきか……。
要するに、誰かが「自己満足だ」「閉じている」と批判している相手は、もしかしたらその
批判者という彼ら(きっと多くは漠然としているのでしょうが)との“共存”より“共棲”
──棲み分ける選択をした人ではないのかということ。
そうであれば前者のような責め立てはむしろナンセンスであり、侵略的です。よほどの不都
合がセカイ全体にない限り、彼の者は武器を握ったまま議場に上がり込んでいるようなもの
でしょう。

ここでも長月的理想論が一つ。
自己満足とは、必ずしも「悪」ではない──というか手前が決めるな。
言葉が悪いなら「自己満足」を「領分を弁える」とでも訳し直せばいいでしょうか。
嗚呼……自分の思うセカイを描けた、嬉しい……。そんな感じの。
そう解釈しても、そこと相対的な向上心とは別の事案であることが見えてくるかと思います。
その後をどうするかは──自由なのですから。

僕自身は、どうだろう?
そうギラギラする訳でもなく、ゆるゆると(現状はそうでもない)色んな方との交流を結び、
自分を深められたらなあとか……。嗚呼、それこそ「自分勝手」ですかね(苦笑)

とまぁ、そんな僕なりの「自己満足」──思考の営みはこれにて小休止。
こんな雑感にわざわざ訪れ、目を通してくれた貴方への謝意と共に。

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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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