日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)きっと僕らは小さきもので

まったり秋の夜長の以上に、日々の雑事が過ぎさせる時間を惜しいとばかり思う。
そんな私はきっと着実にオサーン。こんにちは、近頃布団が離してくれない長月です。
ホント最近は寝過ぎて頭がぼやっと。布団が気持ちよくって……(¦3[_] あと寝るまでの
沈黙って脳内イメージには良い時間だったりするのでf(=▽=;)

近況からすれば連載UP後、すぐに別なお話を書き始めています。
以前よりぽつぽつ断片的に湧くネタの断片を掻き集め、いずれ新たな創作にすべくプロット
にこしらえた物語の一つであったりして……。
期限は特に設けていませんが、出来るだけ早い内に形にしたいなとは思っています。
ただ如何UPするかは現在の所未定なのですよね。今の所、中編というかプロット上の〆で以
ってエンドマークを打てそうなので、最後まで書き上げてからになるかもしれません。

なので、ツイッタ(小日記)上での進捗状況ツイートが先日より少し仕様変更をしています。
(誰得な話ではありますが。まぁ自分自身に発破を掛ける意味合いも込めて(;=_=)φ)
基本的にプロットコード──なろうさんでのシリーズ帯に準拠する形です。
従来の連載(ユー録)→幻想譚=(幻)、現行作→輝石譚=(輝)といった具合に。今後も
併行して執筆する状況になれば似たような表記になるかと思います。
……ホント、誰得だよ。


何も今に始まった事ではないのですが、こうしてもそもそと物書きをしているとフッと発作
のように“虚無感”が襲ってくることが少なくありません。
「作家は孤独な作業だ」といった云い方があるように、ものを書くというのは傍目からする
と地味なのですが、その内心は色んな感情や思考がぐるぐるとのたうち回っていて……。

 好きだから、書いてる。

そうは表面上に言ってはみても、やはり正直な所、拭い切れないのですよね。
時間と心身、ツールを消費しながら物語を紡いで──では何が如何なるというのか?
創ること(の過程で自身が考え愉しむこと)が目的であって、誰かが手に取ってくれる事は
手段──副次的な博打に過ぎないんだと言ってみも、やっぱり。
意味や価値というのは、自分独りだけじゃあ中々支えきれないと思うのです。
だから僕も、現状趣味でありながら「あわよくば食い扶持に」なんて妄想する一人で……。

先日、ツイッタ及びネット上の創作人さん達が「プロになれる創作人とは?」的な話題を回
していました。
ざっと眺めているに「好きが高じればなれる」と貪欲に喰らい付こうとする意思の一方で、
「そんなにプロにならないといけないの?」という怪訝な意思も少なからず散見されたよう
に思われます。実際、僕自身も強いて言うなら後者側(にも関わらず未練はある)人間なの
かなと胸に手を当てていたりました。
所謂意識レベルの差──と言ってしまえば、覚悟の差だと切り捨てればそれまでなのかもし
れませんが、どうにも僕個人はプロを「目的」には出来ずに今日に至っています。
一つは、そもそも創作の原点が思索であり、本質が「自益」である面が否めないこと。
二つは、物書きをして暮らしていいという“免罪符”を理由に目指すのは宜しくない──他
の志望者達にとっても失礼だし、覚悟という面でも劣ると考えてしまうこと。
何より三つは、仮にプロになったとして、業界の現状を考えるとデメリットを多く見てしま
う故に躊躇いが拭えないこと。
(こうやって自制しているからこそ、他人に出し抜かれるのだとはいえ)
プロ=商業というのが、今日の社会の大前提です。
そしてカネが絡むというのは、即ち多くの人々を巻き込むことに等しい。だからアマ時代の
ように勝手気ままに書くことは許されないし、そもそも書いたとして商品に上ることすらも
ありません(そういった過程で創作が嫌いになってしまうのは嫌だ。だから趣味のままで構
わない、と仰る方も少なからずおられるようです)。
僕なりの解釈ですが、そういった商業ベースでの価値観と如何折り合いをつけるか──或い
は付けられないと判断し、アマとして趣味で通すのか──。
そこが、数多い世の志望者達を篩に掛けている大きなファクターの一つだと考えています。

何というか……“小さい”なあと思ってしまうんですよね。僕自身も、社会も。
僕はカネによる価値観を中々認められず、社会はカネによる価値観以外を中々認めない。
勿論、マネーによる広告効果が創作物へ人々の食指を伸ばさせる大きな力になっているとは
事実なのですが……。何だか、違う。ちぐはぐというか、もどかしさというか。
上手く言えないけれど、別に一つの枠の中に押し込める事もなかろうに思ってしまうのが、
理想論者(ぼく)なのでしょう。
これまでも雑記で散々口にしてきた通り、創作物は手に取られなきゃ無価値だ……みたいな
ことまでは思わない。そんなAll or Nothingでセカイを規定したくはない。むしろ僕が見聞
したいのは、書き残したいのは、その間にあるグレーさで。

いい意味で“小さくて”もいいんじゃないか? 最近僕は思うようになりました。
キャパシティの足りなくなった寄る歳だと哂うのならばどうぞご自由に。でも現実の実感と
して、僕も他の誰かも、きっとそう“大きい”セカイは抱え切れないように思うのです。
政治経済を話す人がいる。でもそのフレーズを聞いただけで拒否反応を示す人もいる。
外国の脅威を説き軍事は必要と唱える人がいる。でも軍隊にアレルギーを示す人もいる。
……だったら、もうお互い「それ」でいいんじゃないかな?と。
勿論、出来うる限り門戸を開き自身を日々アップデートしていく事に越した事はない。
だけども、全ての人間にそれらを「義務」付けてしまうのも、やっぱり違う気がする。
創作人だってきっとそうで。
自分達が創ったセカイはあちこちにあって、色んな価値観を提示する。……だけどそれらを
手に取った人々に押し付けるべきじゃない筈。あくまで示す、だけでいい。セカイ(それら
が虚構でも現実でも)から何を学び、何を見ないかは……それこそ自己責任。不快なものを
見せられたと喚く人は昨今多いけれど、一方で平然とむしろ愉しんでいる人がいるかもしれ
ないという想像力は、無いのだろうか? だとすれば、彼はきっと悪い意味で小さなセカイ
に生きていると言える──。

芸術性と商業性は、所詮分かち合えないものなのか……?
いや、そもそも自分の創り出すセカイに芸術たるものがあるのか自信が持てず。
他人の評価があってこそ芸術は芸術たりうるのかもしれないけど、ぐるりと視点を彼の者に
移してやれば、きっと彼も何処かで「疑心」に追いかけられている……。

色々と彼らのやり取り・発言で悶々とはしたけれど。
だけど、僕はきっと今日も明日も創るんだと思う。
世にとっては無意味かもしれないけど、少なくとも創り出したセカイ達は僕という人間の、
一度壊れたカラダを繕ってくれた。だからそれだけでも、胸を張っていいと思う。もし宜し
ければ、貴方も一緒に何かを見つけて往って下さいな。

大きな網で、十把一絡げに包んで縛るものではなく。
願わくば、僕らが小さきものらを雑多なセカイを渡り歩くことの出来る、緩やかな意味(つうか)
が流通しますように……。

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  1. 2012/10/19(金) 14:00:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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