日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)マーケット・コンプレックス

動画型のウェブ広告は本当にやめて下さい。うちの型落ちPCでは辛いんです(>_<)
「ならさっさと新しい機体を新調しろよ」とか「PCを日がな弄れるだけでも恵まれてる」と
いう激励(ばとう)が飛んで来そうな気がしますが、そんな余裕がないのですorz
何よりもそうした理由で以って新調するのは、何というか……商業界の買い替えサイクルに
“負けた”気がしてどうにも癪なんですよねぇ……<◎>益<◎>
こんにちは。今日も今日とてテキストを書く男、長月です。

さてさて。暑さも寒さも彼岸までと云います。
微々たる程度かもしれませんが、自分が住んでいる地域でははたと気付けば結構に涼しい風
が入ってきたり(夕暮れ限定ですが)不意に陰って、或いはザーッと打ち水よろしく通り雨
が降ってくれたりと、何だか猛暑の辛さが和らいでいる……気がしなくもないです。
何度も言うようですが、季節とは時間とは容赦なく過ぎ去っているのですよね。
あれだけ(思考力を奪うという意味で)憎らしかったカッカとした日差しも、あと半月もす
れば衰え消えてゆくのかと思えば、ちょっとばかり侘しいなぁとも思ったり……。
ですが、一方でそんな緩やかになってきた気候のお陰で、月初めにあれだけ文章が浮かばず
苦戦していた連載(ユー録)の執筆も大分捗るようになりました。順調にいければ近日中に
UPできるのではないかと思います。

8月12日──この連載が始まってからちょうど来週で一年になります。
(この雑記執筆現在で)なろうさんにおけるアクセスは累計29000PV強・3000人超えと多く
の方々が手に取って下さっているようです。
相変わらず硬い・長い・臭いの三拍子が揃っており、正直癖も敷居の高さもあろうに思うの
ですが……素直にこうした推移は、書き手として喜ばしい限りです。
この場を借りて、改めて御礼申し上げたいと思いますm(_ _)m
これからも、拙作が少しでも貴方の愉しみや糧になれば、これ幸いであります。


さて……こうして自分の物語セカイが誰に受け入れて貰える、その悦びに浸る時、僕はしば
しばどうしても悶々とする気持ちも抱えてしまいます。
それは──“商業作家(プロの物書き)になる気はないのか?”ということ。
勿論、只でさえ作家志望の物書き達の中にあって、その実現は(目指す領域によって差異は
あろうとも)狭き門であることは十二分に聞き及んでいるつもりです。それが少なからず、
僕自身があまり「ワナビ」を主張しない理由の一つでも、ない訳ではないのですが……。

それよりも、僕にとって大きいのは「金儲け」との対峙なのです。
仕事にするということは、即ちそれによって金銭を稼ぎ、生計を立てる手段とする目的とな
る訳です。要するに自分のフォロワーの弁を借りれば『小説というフィールド』で『マネー
ゲームに勝ち続ける』ことに同義であろうと思うのです。
ですが……その仕事=金儲け=生計(生きること)というイコール式に、僕はどうしても馴
染めないでいるのです。

ぶっちゃけると、僕は“カネモウケ”というものが大嫌いです。
せせこましい理論武装を許されるなら、あくまで金銭とは生計に必要なものを交換的に入手
する為の「手段」であり「目的」ではない。なのに現実を見渡せば、その金という製造単価
自体は額面よりも遥かに小額なものを、それ自体が「目的」であるかのように掻き集める事
を強いられる。そしてその一種の強制力を拒めば、社会不適合者の烙印を押される──。
僕は、そんな画一的な価値観で動く、このセカイにどうにも馴染めないでいます。
『喧しい!つべこべ言わずに働け』
『アンチを気取って、結局は他人の脛を齧ってるとか馬鹿じゃねぇの?』
『ニート根性乙』
……等々、いざこの主張(想い)を真正面から持ち出せば、僕は“悪者”になるでしょう。
そしてやはりそういった価値観でしか存在を許されないこのセカイを、僕は一層疎むことに
なるのだろうなとも思うのです。
だから……僕は「商業としての作家」にはあまり関心を持てないのです。
自分がここまで物書きにのめり込んでいるのは、ひとえに書きたいものがあり、その営みを
心から愉しみ、そして何かしらの反応を以って交流できる創作というセカイが大好きである
からに他なりません。
故に『稼がねばならない』という強迫観念と創作とを、結び付ける自分の中の絶対的必要性
(要するに覚悟の類とも言える)がどうにも見出せない。
よく「商業作家になったら、自分の思うもの(好きなもの)は書けない。売れるものを書か
されるだけになる」といったフレーズを聞きます。
個人的にはそこはまぁ、商業という“他人を巻き込むこと”前提のフィールドで活動しよう
としているのですから編集さんとの刷り合わせ(好意的に捉えればアドバイス)が少なから
ず必要不可欠であろうことは分かってはいるつもりです。
ただ……仮に作家となったとして、そこまでして、果たして僕は「売れるもの」を書くこと
にどれだけ意味を見出せるのだろう? そう思うのですよね……。

金が必要なのは分かります。実際に無いとご飯も食べられません。電気も来ません。PC(ry
でも、それはあくまでそういうシステムに世の中が作られているからであって、本質的に金
が“絶対”ではない筈ですよね? ……それが、僕にはやはり解せない。
別に「これくれない?」「いいよ」で通じる関係性さえあれば、別に万能交換札=お金は要
らない訳です(まぁ物々交換だと保存に困るといった面もあるんですが)。岡田斗司夫氏の
言説を借りれば『コミュ力に自信のない人間だけがお金に頼ればいい社会』です。
(今回、岡田氏の言説にはそう多くは触れません。僕自身、そういった社会を提唱する運動
を以って彼が“利益”を得ているんだろうなぁと怪訝の眼も持っていますので……)
……やっぱり『違う』なぁと、僕は折につけて思えてならないのですよね。

頼んでもいないのに、○○を買いませんか?と突然電話やハガキを寄越してくる業者。
頼んでもいないのに、ウェブ上の広告で自分達の商品をゴリゴリ宣伝してくるプログラム。
頼んでもいないのに、ざっくり情報を編集された上で、私利に誘導しようとする発信者達。

正直、厭なんですよ……。そこまでして儲けたいか?と。
嗚呼、せせこましい。放っておいてくれ。情報だけ置いておいたら、後は自分が要る時に足
を運んで(ウェブページに飛んで)見繕うから余計なことするなって。
普段、そういう感慨でもやもやしてばかりの自分を、僕はよく知覚しているつもりです。
だからこそ……やはり物書きという形といえど、僕は拙作という商品をカネモウケ的ごり押
しの片棒を担いでまで売ろうとは思えないのですよね……。
「自分は書いているだけで、売ってるのは出版社の側だし」と予防線を張る事はできます。
だけど、やはり自分がそうであるように、ユーザからすればきっと同じに映るんだろうなあ
と思うのです。
(釣られ)彼らが嬉々として買うことに、罪悪感というか引け目を感じてしまうだろうと。
以前から自分の想いとして語っていることを繰り返しますが、僕はもっと“自由”な世の中
で在って欲しいと願っています。
もっと定義を述べるとすれば『多様であることを許されるセカイ』です。
別に買わなくてもいい。気が向いたら手にとってくれればいい。
僕も好きで書いているんだから、それでいい。お互いに愉しめれば、それでいい。
読んで貰えれば嬉しいけど、だからといって「ほら書いたぞ。読めよ」という上から目線
(でもなくかといって下から目線でもなく)は、違うよなぁ……と。
創作の醍醐味・真髄とは、セカイを共有したり、時に離れたりしてそれぞれが愉しみ考え、
そして自分なりの「回答」を身体に纏って己を何度も何度も再構築する──その助けになり
なって貰えることにあると、僕は考えます。
だから、そこに必ずしも「お金」という要素は必要ない。むしろ(創作だけでなく)お金が
絡んでくる事によって拗れてしまう関係は古今東西数え切れない程あるのですから。

されど『一円を笑う者は一円に泣く』などと云います。
実際、今日の社会の基幹システムである資本主義経済に(積極的に)与しない僕という人間
は間違いなくこの国の底辺へと追い遣られる一方であると思います。
だけど……じゃあ、その“強制参加的マネーゲーム”に今からでも加わろうかとは、やはり
僕の魂は頷けなくって。

哂うなら、哂って下さい。理想を紡ぐだけで現実と折り合えない大きな子供を。
それでも……僕は問い掛け続けます。書き続けたいと思うのです。

“正しさって、何だろう?”

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  1. 2012/08/07(火) 23:30:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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