日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)コンテンツ・シンキング

\創り!/\創り!/\創り!/

怒涛の連続更新から一夜が明けました。記事部がものっそい事になってますね……f(=▽=;)
まぁ、ユー録の設定資料集をUPするよーって話は何日か前からツイッタでも言及していた事
なので。何よりも、そう此処を覗いて下さっている方もどれだけおられるのか;
今回の雑記(報告?)も含めて、また時間が経って新しく記事を追加してゆけばこのログも
流れていきますですので、まったりと構えて頂ければと。

尚、再開したプロット作成は、現在二十九章が終了した所です。
二度あることは三度……は必ずしも言えないもので、断片的なシーンの回収と筋道を立てた
繋ぎ方に苦心している状態。
だけどもまぁ、焦らずじっくり。全ては良き物語のために。
「創らなければ」よりも「創りたい」を大切にして、今後もいち創作人として創作活動を
もそもそ、あわよくばもっと色んな類のものを手掛けたいなぁと思っておりますφ(・_・;)


『拙作らが、貴方の愉しみや糧の一助になれば幸いです』
僕が、しばしば自身の創作に関して口にしている、最早定型句みたいなフレーズ。
今回はこれの関して最近触れたり思ったりしたことをつらつらをば。

基本的に、僕は創作物(を味わうこと)というのは人にとって“サブ(副)”な位置づけに
あると考えています。だから創作者である僕らもまた、それを想定して振舞うべきかなと。
要するに、人が生きているということは、何よりも先ず生活していることなんですよね。
何処ぞの辞書で「生きる=生活すること」という項目が載っている物があるそうです。
実際それは良くも悪くもその通りで、夢のセカイだけではどう逆立ちしたって現実の僕らの
お腹は膨れません。だからこそ、それを可能にする“ツール”である生計=お仕事に世間様
はあくせく拘泥する訳で……。
だから、僕は自身の創作物に関して「ほら創ったぞ。読めよ」ではなく「創ってみたので、
宜しければどうぞ……?」的なスタンスでいたいのです。
それは自身の卑下癖もありましょうが、先述の通り創作鑑賞という“サブの営み”が、生計
という“メインの営み”を阻害しては元も子もないと思うからで。
これまでも自身言及してきているように、あくまで創作物というものは手に取ってくれた誰
かをフォロー・サポートできるかもしれない存在であり、たださえ(時間も心身のキャパも)
限りある他人に自分達が創り出したものをごり押しするのは、ごり押しして構わないという
価値観は、倫理的に如何なものか?という思いがあったりするのですよね。
(尤もそんな引いたスタンスだから、手に取って貰えないんじゃないのかといったアグレッ
シブさの不足を指摘する別の自分もいるにはいるのですけど……)

所謂「嫌儲」と哂われるやもしれないのは、承知の上ですが。
どうにも、僕は今日のコンテンツ発信というものの多くの姿勢に怪訝というか、距離を置き
たがる感覚があるようです。
何も創り出したもの、というのは“創作作品”だけとは言わないでしょう。
世の中に溢れる様々な財やサービス──商業的製品もコンテンツという意味合いでは創られ
しものであることには違いありますまい。
ですが少なからぬケースで、どうにもそれらを手に取らせようと(要は買わせようと)して
「宣伝」が「喧伝」やらごり押しになっているような気がしてならないのですよね……。
売って儲ける。それが商売ってものだろうが──そう突っ撥ねられてしまえばそれまでなの
ですが、僕自身はそこまでして“絶対に手に取らせてやる”みたいなギラギラした消費者へ
の“躍り掛かり”にはあまりいい感触を持ちません。
どう転んだってその人にとって『要らないものは要らない』のです。
例えば、僕は格好には頓着しないので服は滅多に新調しませんが、相棒ツールであるPC関係
や文房具には割合財布の紐が緩い自覚があります。また日用品・食料品だって、多少粗悪品
であっても安売りのセールの時分を狙います。
そんな実際なのに、力押しで欲望を刺激して、あれこれ口八丁手八丁で自分達がいい思いを
しよう(利益を引っ張り出そう)というのは……やっぱり発信者として如何なものかなと。

自分が創ることに関してアマチュアだから、これは「甘い」考えなのかもしれません。
僕自身、ものづくりに関しては古臭い人間だという認識があるので、未だに「自分は創りは
するけど、商業戦略はプロである貴方(作家でいえば編集さん)に任せますんで」みたいな
頭でいるから──「創り出す営み」と「売り捌く営み」を分けて捉えているからこういった
感慨を持っているのだろうなぁとも思います。
……ただ、僕自身のプライベートな事で言及することが許されるのであれば。
そのごり押してまでの利益追求に走らざるを得ない事業者の下、働く労働者達はクタクタに
なって使われ、家に帰って来ても、ちょっと横になってご飯を風呂を済ませればあとは寝る
だけ──また明日も朝も早からクタクタになりにゆくという繰り返しというのは、やっぱり
“ひっくり返っている”と思えてならないのです。
仕事をすること。それはお金という生活の糧を得る為の手段(ツール)であって、労働それ
自体は生の目的ではない筈です。
なのに実際の場合、少なからぬ人はその手段と目的が逆転しがちで。
ぐったりして帰って来て、安らぐ筈の、生のメインステージである我が家で疲労の色と共に
唸っている家族を見ていると「やっぱりおかしい」という思いが僕には沸々と沸いてきてな
らないのです。
加えて、その“疲労を治すこと自体を商売にする”ケースもままあって。
何だか「掘った穴をまた埋め直す作業」を延々繰り返す徒労感であるかのような……。
生きる≒生活することって、本当にこんなことなの?こんなのでいいの?と。
何より往々にしてこうクタクタな今日の人々に、僕ら創作人が自分のコンテンツを押し付け
るだなんて……。冷静に考えると、そんな罪悪感がひしひしと迫って来ます。
だから僕は自分の創作を「ほら読めよ」と“上から目線”で彼らに叩きつけるなど、とても
じゃないけどできない。そう考えると、創作作品というものは本当の本当に“サブ”でしか
ないんだなぁと思わされるばかりで……。

だとすれば、僕の拠って立つ創作(フィールド)はどだい捻じ込む隙間の狭い界隈。
それでも創意工夫で儲けるんだよってのがアキンドってものなら、やっぱり僕はそういった
営みはそういうものが大好きな人がやっていればいいやと思ってしまう。
やはり「嫌儲」的な思想なのかなぁと思って自嘲してしまうのですが、僕はそういった辺り
に思考を持っていく・いっていると気付く度に、自分は創ることそれ自体に専念したいのだ
なぁという思いを強く新たに持つ感覚を覚えます。

創作も「所詮はサブカルだもの」という事なのでしょうか。
確かに“一般人”にとって創作的営みは不可欠(仕事上での所謂クリエイティブなる活動は
あるにしても)とは言えないでしょう。
ぶっちゃけ、僕を含め、創作人って大体が変態さんですからね……(白目&苦笑)
生計が第一ということは否定しようもないですが、それでもそれら“サブ”を愉しむゆとり
(決して蔑称ではなく精神衛生的な豊かさという意味で)が許される世の中であって欲しい
なぁと、僕はぼんやりとですが切に願うのです。

だからこそ、もう一度。
僕は自戒も込めて語り掛けてゆこうと思います。

『拙作らが、貴方の愉しみや糧の一助になれば幸いです』

この忙しなくギラギラとしたセカイが、もっとふんわりと穏やかな景色に為るその日まで。

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  1. 2012/06/20(水) 17:00:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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