日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)テンサイに喘ぐ僕らは

二十五章執筆、始めました(冷やし中華始めました風に)
日差しが濃くなってきたなぁと思えば、はたとじめっとした曇天・降雨がやって来たり。
蛙達の合唱が、まるで季節の流れを急かす掛け声のよう。
夏の足音が着々と近付いて来るを感じます_(:3 」∠)_ どうもこんにちは。長月です。

最早自分にとって恒例行事ともなった、書き上げとUP後の、数日間の反動な脱力期間(?)
ただここ数回分ほどは、そのぐったりダレたままの時間が長くなっているような気がするん
ですよねぇ……。どうにも心身のコスパが悪いというか、持久力が足りないというか。
なのでともかくテキストを開き、能動的に思考がノってくるのを待ち構えようと思います。

(第Ⅱ部の)エンドマークに向けて、もう一頑張り。
でも創作自体は磨こうとすればするほど、まだまだ精進が足りないとの思いが募り。
描きたいセカイ達だけは、煩悩よろしくポコポコと次々に湧いては消えてゆく。
連載のプロットのように、がむしゃらに書くだけではなく、もっと思考の中に過ぎったもの
をこまめにアウトプット──まとめる事も怠らぬようにしたいものなのですが……φ(・_・;)


まとめ、と言えば。
先日、所謂「まとめブログ」大手に対して、転載禁止の警告文が表明されていましたね。
2ちゃんねる側から名指しで警告されるとは……。よほど転載云々で被った(被ってゆくで
あろう)不利益が大きくなり過ぎたのだなとみえます。
そもそもコンテンツの転載行為は(たとえ一介のユーザーの発言であったとしても、です)
著作権周りでアウトなのですし、所謂「嫌儲」感情的な観点からしてもまとめブログという
ものは“他人の褌で相撲を取っている”──に加え、勝手な抽出や編集もして釣られてきた
読者を煽るような真似もしている──訳で、倫理的にも良いものだとは言えません。
何より、僕自身も創作人の端くれとして、この転載によって儲けるという手法にはいい印象
を持ちえません。

ピンと来ないならば、もっと具体的な創作物で言い換えましょう。
たとえば貴方の書いた小説、描いた絵などが無断で他人に利用され、加えてその者が利益を
受けている。原典を作った当人ではなく、紹介した人間がいい思いをする──。
僕個人は別段“金銭的な”利益の損失にはあまり拘っていません(アマだからというのも、
勿論あるのですけど)。でも「創ったのは自分なのに……」というある種の理不尽さは想像
する中でも理解して頂けるのではないかと思います。
(もっと例を出せばボーカロイド曲ですかね? 作詞・作曲者よりも絵師やPV作成者が評価
されがち、という点においてはこうした心持ちは似ている……のかもしれません)

加えて、この問題が大きくなったのは、やはり「ステマ」騒ぎの影響でしょう。
ステルスマーケティング。略してステマ。
業者がその名を名乗ることなく、一介のユーザーを装って・使って自社(製品)を宣伝する
こと──或いは競合他社に不利な評価を巻く。所謂ネガキャンを実行することです。
昔風に言うなら「サクラ」のようなものだと思ってくれればいいでしょう。
元より自分達の交わすレスポンスがまとめブログによって転載されていることに不快感を持
っていたネット住民達が、彼らが裏でそういった業者との繋がりを持っているのではという
疑惑(つまりそのスポンサーに有利なように転載も加工しているのでは? そうやって文字
通り“他人の褌”で儲けてを得ているのでは?等々)が持ち上がったことを機に、「嫌儲」
感情が爆発、件の炎上騒ぎになっていった訳です。
(※遠目から見ていた情報収集なので、間違っていたりすればご指摘下さい)

……凄く話が個人的になるのですが、僕もこうした「広告」の執拗さにはしばしばげんなり
とさせられるのですよね。
紙媒体で突っ込まれるのは勿論、ネットの海を探索していても、開いたページはウェブ広告
やバナーだらけ(で、画像が表示し切れずPCの動作が……。苛々悶々)
むしろこれだけ釣り糸をばら撒いていると魚は警戒するばかりじゃないの? とすら思う程
だったりもして……。
分からなくはないのです。誰しも儲けよう、利益を上げようと必死であることくらいは。
何もそれは一般の商売だけではないでしょう。物書き──小説を始めとした書籍の出版も、
紛れもなく一つのコマースな訳ですから。
ライトノベルのメディアミックス、人気を博したドラマの映画化等々。広告(話題作り)の
全てが悪だとは、流石に切り捨てられません。
……ただ僕個人はそういったコマーシャル的駆け引きとは距離を置きたい人間ですね。
仮に自分が文筆業になれたとしても、そういう商業面はプロの方々に多くを委ねて適宜指示
を仰ぐ──くらいでいようと(皮算用ながら)考えています。
作品の質以上に商業力学で「話題にする」というのは、やっぱり抵抗感が強いのです……。

また、あるフォロワーさんからはこんな意見も聞きました。
『もっと根本的に、人をバカにすることに喜びを見いだしていること自体が、倫理というか
モラルの欠如に思えて仕方ないもので……』
成る程と思いました。“他人の褌”が故の功罪の罪の側面だと。
今回の転載騒動も然り、先日の虚構新聞の件も然り、どうやらネットというものは“内輪”
であった筈のものを“外(おおやけ)”に引っ張り出してしまう(人がいる)性質を持って
いるように僕には見受けられます。
内輪の中の笑いなら、そこで完結する筈なのです。
なのに、そこへ突然割り込んでて来てそのやり取りを掻っ攫って「晒し者」にする──もし
かしなくても、転載行為に対する世の人々の反感にはそういったことへの不満も少なからず
含まれているのかもしれません。

「そもそもネットで内輪話をするなよ」「見られている事を自覚すべきだ」などという意見
も一方では在る。それは自分も承知しています。
ただ僕は……そういう“萎縮を促す眼差し”には、正直あまり賛成できないのですよね。
かねてより、僕はネットは「自由」であるべきだと云っています。
物理的距離を越えて人との繋がりを作る、その端緒としてこれほど強力なツールは中々他に
ないと思うのです。その点でそれらが作り出す可能性を、ムラ社会的な相互監視の眼で以っ
て封殺してしまうような真似には、首を縦に振れないという訳で……。
勿論「自由」が得てして「野放図」になってしまう現実を知らない・見ていない訳ではあり
ません。ですが不祥事が故に“だから○○は駄目なんだ!規制しろ!”という十把一絡げな
論調には賛同することはできません。
取り締まるべきは個々の行為であって、システム全体を否定するのは最後であるべきで。
しかし仮にそこに至って「間違った制度」だと断じれば、未練なく切り落とす覚悟も──。
転載行為は著作権的に、ステマ(サクラ)はユーザーの疑心暗鬼を生み出し、円滑な商業を
損なう──信義則的な観点からの是正を加えてゆくのがベターなのかなと……。そう僕は、
齧った程度の法学知識ですが、そんな風に考えていたりします。

とはいえ「自由」で在れること、それを担保するのに「良き倫理」のコンセンサスが前提と
して必要不可欠になろうことを想定するのですが、現実の自由の海を見るに、転載やステマ
といった“儲ける為なら手段の貴賎は問わない”という有り様は否めません。どう背伸びを
しても実際に良き倫理が人を縛ってはいないのですよね……。
(加えてこの思考──ガイドライン的モラルすら、場合によっては窮屈やもしれません)

清廉なモラルを下敷きに、個々が自由にその価値観を愉しめるセカイ──。
やはり所詮は(僕の手前勝手な)理想論なのでしょうか。
どうにも現実のこのセカイは黒い曇天で、ひっきりなしに喧伝の声が鳴り響く騒音地帯で。
必要最低限、緩く自律的な倫理では、人間という生き物は御せないのでしょうか。
だからこそ法があるのか。故に法という力で押さえ込まなければならないのか。

……薄暗き中、喚き回る騒音達は、どうやらまだまだ鳴り止みそうにないようです。

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  1. 2012/06/05(火) 18:00:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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