日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)自信なき自身を往く

何か気付いたら今月も半分過ぎてるんですが<(^o^)> どういうことなの……。
前回の連載UPが割と(日付的に)早めにできたこともあって、UP後「これならもう一回月内
中に上げれるだろう」と余裕ぶっこいていた所為ですね。本当にありがとうございました。

何も今回に限ったことではないのですが、もしかしなくとも毎日欠かさず何かしら「小説」
を書くというくらいの習慣性、企画力がないと執筆の感覚というものはあっという間に鈍っ
てしまうのですよね。何事も壊れるのは容易でも、築き上げるのは難しいって訳でφ(=_=;)
目下ガシガシと連載の続きを執筆中です。
第Ⅱ部の佳境を迎えてきた為か、苦手な戦闘シーンが盛りだくさんのプロットとなり苦戦の
日々が続いています(誰だよ……こんなプロット書いたの←)
そんなノってきづらい局面に在るということもあるのでしょうが、どうにも近頃の物書きと
しての自分は「書いても描いても足りない」という暗中模索の感が強いのですよね。尤も、
もう己の文章が完成しているなどとは微塵も思っていないのですが。

創作というものは、奥深い。故に酷くしんどいものであり……だけど楽しい。
俺は上り始めたばかりだからな この長く果てしない 物書き坂をよ 三┏(^o^)┛


今回の雑記は、ここ暫くの自身の創作について思うことをつらつらと綴ろうかと思います。
ご存知の事かと思いますが、今日のネット界隈には所謂ワナビ(=小説家志望者のこと。特
にライトノベル系への志向が強い?)を名乗る方が多くいるようです。
かくいう僕自身も、もし物書きでご飯を食べられるのなら正直御の字だったりします。
ですが……先日、僕はツイッタ上でとあるフォロワーさんとの創作談議(?)を交わす中で
ハッと身につまされる経験をしたのです。

その方曰く。
『ろくに書かない癖に一丁前に自信ばかりを持っている人間が多過ぎる』
『プロになるということを舐めているように思えてならない』
『結局の所、彼らが欲しいのは“小説家という看板”でしかないのではないか』
──大方、そういった旨の発言でした。

人によっては手痛い指摘であるのでしょう。だからこそ、僕もこうして記憶に留めている。
それから今日という日まで自身の思考の片隅に燻り続けて、物書きとしての自分の在り方に
ついて考えさせられてしまう。
あくまでこれは僕個人に限っての解釈になりますが──つまり「覚悟」が足りないのだと思
うのです。プロになりたい。ではその為に相応以上のリスク(努力)を君は負っているのか
という問いかけ、或いは負うつもりはあるのかという見極める眼のような。

自分は一応努力はしている(という態で日々書いている)……つもりでいました。
ですが、では実際にプロに繋がるアクションを──具体的には公募への出品などをしている
かというと、これまで経験はありません。
その事実があるのに果たしてそれは努力と言えるのか? 僕には首肯はできないでいます。
言い訳なら、いくらでもできましょう。
「応募規約に合わない文章だし」「自信がないし」「趣味で書いてれば楽しいし」等々。
しかし僕自身もまた、プロを仄かに夢見る動機の奥底にあるものに気付いているのです。
それは──【書いていていいよという赦しが欲しい】から。
これはまさしく、先のフォロワーさんの言葉を拝借すれば“小説家という看板が欲しい”と
いう理由に他ならず、曰く『プロで在れることの厳しさを舐めて掛かっている態度』なので
はないか? そう言われたような気がしてならなかったのですから……。

僕は、創作が好きだ。それに関しては“自信”があります。
勿論書ける時は書けるし、書けない時は書けない。どうすれば良い文章を、物語を創ること
ができるか悶々とすることも少なくありません。
それでも……何だかんだといって今の今まで創作を止められないでいるのは、同じぐらいに
創ることに大きな楽しみを見出してきたからなのだと思うのです。
それは創った物語世界にホフホフしたり、他の創作人さん達との交流であったり。
少なくとも、創作を嗜むようになって僕の精神衛生はそれ以前に比べて格段に良くなった。
その確かな実感があります。
だけど、その営みをプロに──お仕事にするとなれば、また事情は変わってきます。
その辺りの事情は外野ながらも聞き及んで(そして色々想像して)いる所ではあって……。
「物語を創る」こと。その行為自体は、プロアマとて変わらぬでしょう。
しかしプロとしてご飯を食べるということは、そこに“商品として売れる”要素を着実に込
めていかないといけない。

──その為の戦略のプロたる編集さんであって、自分は何より書くことができればいい。

そういう捉え方もできます(実際、僕自身にそういう面が結構あります:赦し云々と関連)
だけども、それこそ“プロを舐めている”のかもしれないと、僕は再度頭を捻ってきている
ように思えるのですよね……。
こう言ってしまうと露骨ですが、世の中(の商売)とは結果が全てという面があります。
自身、なろうさんや当頁にUPしてプレビュー数という「数値」で反応を見て少なからず心を
揺さ振られる経験がある手前、それを真っ向から否定することもできません。
そういう意味でも、編集さんは「自分を仲介してくれる便利屋さん」などでは決してなく。
売り上げ、ヒットする作品を書けないのならたとえ作家といえど切り捨てるくらいは普通に
やることである筈です。打ち切り、なんてことはもう珍しくもないですからね。
(加えて今日びは作家とて消耗品的な──流行り廃りの激しい性格もあります)
だから……“書いていいよの免罪符”の為にプロの座を得んというのは、もしかしなくても
かの業界を舐めた態度ではないかと? 再考する中でどうにもそう思ってしまう訳で……。

ただその一方で「変に自信ばかり持っている」という部分に関しては、自分が抵触している
かというと、これには大きな疑問符というか、妙に否を唱えたくて仕方なかったりします。
以前にも言及したように思うのですが、そもそも『創作というのはある種の博打である』と
僕は考えています。
要するに「自分の面白い≠他人の面白い」が色濃いのだろうという感覚です。
必死こいて「これはイケる!」と思っても、実際読者さんからの反応はイマイチだったり。
或いは逆に自身は「大丈夫かなぁ?」と思っていても、予想を裏切って受けが良かったり。
勿論この双方ができうる限り一致するに越した事はなく、そういったズレ(?)を修正した
り適宜擦り合わせたりする「営業努力」は相応に必要なのだとは思います。
とはいえ、自分と他人はどだい違うものですから、このノットイコールさは根本的には解消
できないものであるとも僕個人は考えている訳です。
(付け加えると、その中には“読者のイエスマン”ばかりでは面白くも何ともないといった
僕の捻くれ心が混ざっていたりもするのですけども……)
とかくそういう訳で、僕自身は「これで大丈夫」という境地というか、自分の文章に踏ん反
り返るような“自信”を持とうにも持てず、持つ事も躊躇ってしまうのですよね。

だからこそ、どんどん僕の中の「足りない」思いは強くなっているような気がします。
一つは物書きとしての自分の技量に自信を持ちかねているさま。
もう一つは物書きをお仕事に、プロとしてやっていけるだけの肝が据わっていない(覚悟が
足りないのだ)という自覚。
それらは「まだまだこんなものじゃいけない!」という向上心なのかもしれません。
ですが多分きっと、この僕の心理は総じて“臆病”であるのだろうなと思っています。
昔から、僕は天狗になることを強く強く戒めてきました。
高慢はいけない。○○はいけない。△△は駄目だ。
そうした「自戒」を沢山抱え込み──それ故に、今ではすっかり卑屈さをデフォルトの自分
として身につけてしまっている。きっと謙遜ではなく……度を越した。

一方で今回のように「変に自信ばかり持っている(高慢な)志望者」の多さに憤る声。
また一方で『長月はもっと自信を持つべきだと思うんだよなぁ』と言ってくれた友人のかつ
ての言葉も同じく脳裏に蘇ってきて。

創ることは楽しい。それは確かだ。
ならば「好き」を続けていればいい。別に「覇道」に身を投げなければならない事もない。
とはいえ、そうは言っても今の此処に安住してしまったら、僕は駄目になってしまうような
気もしていて。

……物書きだけにあらずとも、どうやら僕にとって「中庸」に針が振れるとは、中々難儀な
ことであるようです(苦笑)

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  1. 2012/04/17(火) 23:00:00|
  2. 【雑記帳】
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

拝読しました。

なかなかに興味深い題材でした。
そして自分は長月さんとは反対に、

『ろくに書かない癖に一丁前に自信ばかりを持っている人間が多過ぎる』

という言葉が一番身に積まされる思いでした。

実は、先日より自分もブログを開設したのですが、
(もしよろしければ、twtterの私のアカウント情報の項から飛んでいただけると幸い)
長月さんに触発されて、自身の小説に関する思い、
というのを綴ってみようと思いました。

良い刺激を受けることができました。
ありがとうございます。
  1. 2012/04/19(木) 21:51:18 |
  2. URL |
  3. 鳩里 #-
  4. [ 編集 ]

反応ありがとうございます。
あと、ブログの方は既にブックマークに加えておりますゆえ(^_^)

やはりか、某氏の発言は物書きさんにはクリーンヒットする指摘だったのですね……。
ここでその方について弁明しておきますと、当人はあくまで趣味まで書いておられて、
(既に職に就いていることもあり)自身の「プロ作家としてやっていく」力量を見定めて
そう決断をして幾年か経つの方……のようです。
勿論、それに良し悪しを付けるつもりも資格も、僕にはありません。
ただこの雑記に目を通した方を徒に傷付けるのは、僕自身は望まないので……;

何も作家に限らず、プロ="成果”を残してなんぼである面が否めない世界で生きてゆくのは、
夢に抱く以上にリアルの事象であり、困難を伴うものであると想像・知ることはできます。
それでも、変わらず書くこと創ることが「好き」でいられるなら……いいのかなぁ。
如何転がるかは分かりませんが、お互い存分に楽しみ、精進を重ねてゆくこととしましょうφ(・_・)
  1. 2012/04/19(木) 22:42:15 |
  2. URL |
  3. 長月 #oOZ748FU
  4. [ 編集 ]

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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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