日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)彼の掌の上にて掌を

先日、連載の十七章をUPしました。
それと前後してなろうさんでのアクセスも7000PV強・1000人超となり、手に取ってくれて下
さっている方がいるんだなぁと、自己顕示欲かと哂えもしますが、一人の書き手として素直
に嬉しく思っている今日この頃でありますm(_ _)m<重ねて感謝申し上げます
(前々から携帯系からのPVが大きいなと思っていたのですが、実はあれって画面に全文が収
まり切らないがために分割表示になって、それ故にカウント数が割り増しになるんですね;
最近知人が指摘してくれてようやく気付けた今日この頃f(=▽=;)←PCユーザの余りモバイル
に不得手な自分)

貴方は自分の書く物語で何を見ているのでしょう? 何を感じているのでしょう?
少しでも、拙作たちが貴方の愉しみや思索の糧となってくれていますように……。


そんな中でぼうっと思ってならないのが、僕自身の(創作の)今後なのですよね。
勿論、読者さん──少なくともブクマ十数名+αがおられる事もあり、何よりも自身として
もちゃんと〆をつけた部分まで書き上げたいと思っているので現在の連載を中途半端に投げ
てしまうつもりはないのですが、どうにも不安の種なのが『この連載一本だけでいいの?』
という自問自答(多分もっと創りたいという欲でもある)だったりします。

(病身云々に関わらず)一人の人間としてキャパシティは限られてくる点。
この連載FT小説の世界観が、昔から温めていた物語世界であり正直「愛着」を──悪く言え
ば「執着」を持っている(だからこそ、これ一本でいいのかと怪訝になる)点。
そして何よりも、一つの物語世界のみで僕はどれだけのことを紡げるのだろうという疑心や
ら不安が──言い換えるならば『自身の物語が狭くなってしまうことへの怖れ』がある点。
理由として理屈を以って挙げるとすれば、こんな所なのでしょうか。
故に今までの拙作への愛着と、これから先に創る(かもしれない)物語への思いとでどうに
も自分はふらふらとしてしまっている。もどかしさのような、はたと愉しさのような。
……なので、現状の当面の心積もりをまとめるとこんな感じとなります。
・FT小説(レノクロ)連載は何はともあれⅡ部終了までは書く(変に投げるつもりはない)
・併行して別の作品も創れるように構想を纏めていく
(自分の通算で七作目になる長編系、或いは短編で数をこなすか)
・小説だけでなく、絵やゲームなんかも手掛けたいなぁとも企んでいる(装備不足ですが)

先日の友人との語らいの中で、僕ら表現者はその創作物の中で思いを語れなければ表現者と
しては失格だとの意見を貰いました。
また、時を前後してツイッタ上で「アマチュア風情(ワナビ)が創作論を語るな」的な意見
が流れ、それに対する創作人らの応酬があった……という光景にも出くわしました。
個々の問題、意見は様々ではあります。
ただ(諍いに対するもやもやを抱きつつも)見遣りながら思うに、そこにあるのは表現者と
いう肩書きの有無を抜きにしても“価値観を押し付ける”言動への抵抗感──言い換えれば
自己の中にある枢軸的な価値観を攻撃されたという危機感のようなもの──があるのではな
いでしょうか。
(僕個人は色んな人々の思いや息遣いに触れたくて──そして自分もまた一緒に豊かになり
たくて──皆さんのやり取りや発露を拝見させて貰っているつもりです)
僕は、二つのことを思い考えました。
一つはやはり“人が争う姿は見たくない。もっと皆仲良くして欲しいのに……”というある
種自己中心的とも言えなくもない願望、諍いというものに対するげんなりさやコインの裏表
のように疼く解消への渇望で(自分の創作の中に込める思いもこれらが強いのかな……?)
二つは価値観を“誰かに強いる”のではなく“放ってみるだけ”であることを貫くことの、
他者事物への「寛容」の大切さを改めてみたように思うことです。
その意味でも、やはりいち創作人としてわざわざ自分から限られた物語世界(フィールド)
で思いを紡ぐことのメリットは、どうにも目減りするように思えてくるのですよね……。

要約してスッキリと伝えられればいいんだろうけど、思うに少なくとも創作表現というもの
は一回放てば満足してはい終わり、みたいな性質のものではなくて。多分病み付きになるが
如く伝えたいと溢れる意欲が成せる業なのかなぁとも。
だからこそ、僕は(できる事ならば)たくさんのセカイの中で語りたいなぁと思います。
「表現者であればその作品の中でこそ語れ」或いは「ドヤ顔で主張を押し付けるなウザい」
といった不快感と折り合ってゆく為にも、僕ら作り手は己の自己顕示欲諸々をそれら硝子越
しのセカイの中に閉じ込めて。
あくまで“放ってみる”であって“押し付ける”にならないよう、外から気が向けば閲覧が
できるよう設えれた箱庭の如く。

僕らの抱く思いは違っている。だけど力押しで統一してはならない愛しいもの。
世界という大きな掌の上で僕らが生きているように、僕らもまたそれぞれにその掌から沢山
のセカイを作り出せて、何よりそれらをお互いに愛で合う大らかさがあれば、きっと創ると
いうことも僕ら自身も豊かでいられると思うから。

そんな青臭く生意気なことをのたまってみる、寒空の夜。
そしてこうしている間にも、きっと何処かで誰かが、また一つセカイを──。

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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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