日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)汝、灰色の世界を愛せよ

うるせえ! こちとらガキの頃から、ソーシャルディスタンスされてるんだよ!(゚Д゚#)

……言ってみたかっただけです。モヤモヤした感情を直接表に出せば、汚く罵る類の言葉に
なってしまいますが、そこを何とかしてオブラートに包むこと。尚且つ他人がクスッと笑え
るような表現に換えることこそが、いわゆる諧謔(ユーモア)というものなんだろうなあと
考えます。いち物書き、言葉を駆使する者を自負するのなら、尚更だ。

さて、間が空いてしまいましたが、先日サハラ~の五十五章をUPしました。
28エピソード目前編。プロット通り今回のお話で、現行シーズン4もお終いです。ユー録と
併せて、いよいよ作成休載の案件が二つ同時という状況が来ちまった……(´A`)-3 前者は
当面本編の分割作業が先ですし、何とか“時間稼ぎ”ができればいいのですが、如何せん目
下リアルが多忙(消耗多)であるため充分かどうか。暫く停滞します、の活報が現実となっ
て長くなるのやもしれません。
分量としてましては、推敲後時点で23400字弱──個人的な目安よりも結構多め。執筆初日は
そうでもなかったのですが、〆に入るパート辺りでモリモリ増えていったという感触です。
(細かく刻めば抑えられるだろうと思っていたけれど、やはり視点を切り替えて複数同時に
描出すると、どうしても膨れてしまう。程度物を盛大に踏み抜いたか……)

なろうさんの方(活報)でも少し触れてはおいたのですが、今回登場させた敵の名称が目下
の世相からしてちょいと“拙い”かな? とは、書き始める前から思案はしていたんですよ
ねえ。ただプロット作成時はそれこそ一年二年と前だし、その時点で現在のコロナ禍を予想
出来た筈もなく……。基本的に名前だけで、意図した能力などとの繋ぎ方は別の処だと考え
ています。予め(元々万人受けはしないだろう、自作で呼び掛けるのは今更も今更ですが)
不快だという方はブラウザバックをm(_ _)m 貴方向けの物語は、きっと何処か別の誰かだっ
て紡いでいる筈だから。

……まあ、こういう考え方・捉え方って、商業ベースを念頭に書こうとする場合猛烈に相性
が悪いんですけどね?(自分の代わりなんて幾らでも居る。みたいな発想では実際問題生き
残れないし、モチベが続かない。何より自分の思うがままにしか書けなくなる)

難しいなあ。いや、自分の思考が捻くれてるだけで、すんなりニーズ=他益に寄ればいいと
いうわけなのだろうけど。どうすれば読んで貰えるか? そこから逆算して戦略を組むなら
ば、それが“合理的”ってモンな筈なのだけれど。

“自分は正しい”って拘り、大抵の場合は正しくないですからねえ……。


もうちょっと付け加えるならば、自分は正しいと自問として補強しなければならないような
ケースに出くわしてしまった時点で、その絶対性なるものは「詰んで」いるのです。相対化
することを迫られているのです。自分も、相手側も。

ただ……ワールドワイドで物事を観ている限りでも、僕達ヒトっていうのは、如何せん寧ろ
それとは逆方向へ往きたがっているように見えてなりません。いや実際、逝ってしまおうと
しているのか。

皆さんも既にご存知かと思いますが、先日から遠く米国にて大規模な暴動が続いています。
事の発端は、白人警官が怪しい挙動をした(とされる)黒人を射殺した背景に根強い差別が
あったのではないか? かねてより同国──欧米で深刻であるそれへの怒りがこの一件によ
って爆発し、文字通り無政府状態な“自治区”も出ているとか。加えて今回これだけの騒ぎ
になった要因の一つに、元々の抗議活動を隠れ蓑にして、どうやら某左派過激勢力が当初か
ら絡んでいたという話もあったりします(事実比較的早い段階で、トランプ大統領は彼らを
テロリスト認定している)中には暴徒と化して略奪を行ったり、偉人のモニュメントを寄っ
て集って倒して破壊したりと、最早穏健な(?)抗議活動とは呼べない状態のようで……。

反差別、反グローバリズム、アナーキズム──思想信条はまぁ人それぞれだし、余程の事が
ない限り摘まみ出すべきではないと思うのだけど、断片的に情報を漁ってみた自分でさえ、
今回海の向こうで起きている一連の出来事は“やり過ぎ”ですよねえ……。実際『黒人差別
への抗議活動』という体を取っていた筈なのに、白人のデモ参加者達が警戒・対峙している
黒人警官らに中指を立てて挑発している画像が出回っていたり、暴徒化して“自治区”を名
乗り出した地域が軒並み、米・民主党系の地盤≒反トランプ派が首長を務めている地域であ
ったり……。あくまでそれらしい情報が出ているだけで確定とまでは言いませんが、疑惑が
ポコスカと出ている辺り、少なくも健全なデモではなさそうです(というか、デモという手
段自体が示威行為であって、そもそもこの手の“主張”の仕方に穏健も糞もないんじゃ? 
とは思いますけど)

……何つーかなあ。アレですよ。とにかくミクロ(私人間)でもマクロ(政治的に)でも、
先ずもって“敵”を潰すという目的ばかりに力が入り過ぎている。日頃やれ多様性だの共存
だのと声高に叫んでいるような連中の方が、寧ろ寛容の精神に欠けている。そんな事例があ
まりに多過ぎる。結局彼ら──最大限に好意的に解釈するならば、その内でも悪目立ちする
極端な奴ら──がやりたいのは、あくまで“既存の秩序を破壊すること”であって、本気で
そのお題目で他人を救おうとしてはいないんだと。今ある価値観・社会体制が気に食わない
から、それをごっそり自分達の望むそれに塗り替えてやるんだと。上述のやけに“延焼”を
続ける暴動も、実際は彼らにその体の良い口実の一つとして目を付けられた(利用された)
だけに過ぎない──事の発端となった被害者のご兄弟も、こんな荒っぽい事なんて望んじゃ
いなかった的な発信をしていますからね。

……何なんだろう? 本当、所詮この世は弱肉強食なのか。結局“声のデカい者”が勝って
しまうのか。いや、厳密に言えば正当性云々よりも、如何に徒党を組んでプレッシャーを与
えることが出来るかどうか。

いわゆるクレーマー気質だといって受け流せるのなら、他人事だと思って放っておける内は
まだ“平和”なのかもしれませんね。でも悔しいかな、ミクロでもマクロでもこの手の人間
が幅を利かせる向きは全く収まる様子を見せない。寧ろどんどんと膨れ上がり続け、逆に彼
らがその時々にぶちまけてくる難癖に戦々恐々としなければならない世界がすぐそこまで迫
って来ている。既に少なくないシーンで現実の既定路線となってしまっている。
こと「A」という思想信条に与するか? しないか? もし与しない者がいれば、証として
の“配慮”を実行できない者がいれば、徒党を組んで集中攻撃する。された方はその正当性
云々よりも、自身への実害が瞬く間に大きくなるが故に、あくまで損得の領域でもって彼ら
の圧力に屈する選択肢を採りがちになる。だけども当の彼らはと言えば、それを成功体験と
して受け取ってしまう。『そら見ろ! 俺達の主張は“正しかった”んだ!』と──。

ふざけんなよ、ホント。いい加減手前のやってることは“正当性を巡る闘いに勝った”んで
はなくて“暴力性でひっくり返した”だけに過ぎないのだと気付け。気付かないとこの先、
僕らの生きる世界はどんどん息苦しくなってしまう。寧ろ多様性やら共存やらのお題目と相
反する、特定の集団に「忖度」しながらでないと安心して活動できないような、萎縮しっ放
しの日常に挿げ替わってゆく。
何よりも……この集団が現状、なまじ権力“性”を持ってしまっているから質が悪い。そも
そもに持たせるべきではなかった。プロセスにおいて筋違いであるものは、要件を満たさな
いとして門前払いにする裁判所の如く、早々に弾かれるべきだった。そんな彼らが今は、国
や地域すら越えてめいめいに、マジモノの(国家)権力すらぶちのめそうとしている。これ
を暴力と言わずとして何と言うのか。
(いやまあ、いわゆる左派的な思想の信徒達からすれば、そうやって“革命”を遂げられる
のなら寧ろ本望であるのかもしれませんけど……)

物事に対する考え方、捉え方なり対応の仕方は実際色々あると思います。困難な問題に対し
てあくまで敢然と立ち向かうことを是する人もいれば、何とか迂回できないだろうかと立ち
止まってみる人もいる。或いはその困難自体を、じっと己の忍耐でもって捌き切ろうとする
人もいれば、そもそも立ち向かわずに(専門家なり誰かなりに)丸投げしてすたこら距離を
置いてしまう人だっている。決して少なくはない。

これまで長い歴史の中で続いてきた現実を見てみれば、自分以外の人々の営みを知っていれ
ば、それぐらいのこと分からない筈はなかろうものなのに……何でこうも『貴様らは間違っ
ている!』と胸を張って言えるのでしょうね? それこそ、本当に暴力にすら訴えてこれを
叩きのめそうとする思考回路。或いは個人としての本性。

白か黒か? 0か100か? 味方にならないのなら敵だ──安易な二極化はそんな個々人
の幅広い判断・余地といってものをガリゴリ外側から潰してゆく企みに他ならないと僕は思
うのです。多分当人達からすれば、そんな認識は極々薄いのだろうなあとは想像しているの
ですけれど。白でも黒もない、AでもなくBでもない(CやDである)。グレーな立ち位置
だっていいじゃないですか。貴方が世界を、●●を“倒すべき敵”だと決め付けて見ている
一方で、別の誰かは“愛すべき同胞”だったり“何とか折り合える相手”という前提で見て
いるのです。ええ、確かに同じく「決め付けて」いるのです。だから……それが即「悪い」
という訳じゃあない。自分の中に抱いて自らを戒める。そうした用途である分にはそれほど
弊害はない(自傷が過ぎれば別)のですが、その戒め=べき論を他人にも強制しようとした
時点で「悪」なのだと思うのですよ。……改めて、自戒を込めて。

正義とは、決して唯一無二な代物ではない。その立場によって時代によって、如何様にも変
化するものです。前提となる、多数のコンセンサスが得られている価値観が当然違ってきて
いるから。『正義の対義語は悪ではなく、また別の正義だ』なんていう言葉がありますが、
あれも要するにこういうことなんでしょうね。そもそも自戒・自律の為の方便なのだから、
他人と互いに違った組み立てであっても何らおかしくはないのです。そこをお前は間違って
いる! と、いわば内心の自由に踏み込むから、余計に(必要以上に)感情的になるし、喧
嘩になる。国や民族、宗教同士ならそれこそ戦争になる──。
(大雑把ですけど「どっちが正しいか殺し合いで決めようぜ!」が戦争。「妥協して落とし
所を見つけよう」が外交。それらが目に視えて「認識できていない状態」が平和)

結局、絶対的な指標・向かうべき道なんてものは存在しないのでしょうね。なのに在る筈だ
と少なからぬ人間が求め、もがき、足を引っ張り合っている。
大体もって「正義」なんて大層な名前がついていますが、実際の所は「都合」なんですよ。
僕も勿論、発する者の快感原則やこれまでに組み上げてきた価値観にそぐわない場合、これ
を取り繕う為の方便──熱く内に秘めるものであって、決して振り翳す為のものじゃない。

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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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