日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(企画)とある夜半の即興短歌

【注】先日、他の物書きさんとの語らいではたと発生(?)した短歌会で自分達が作った
   短歌+αです。同席していた方々の句も掲載許可を取ってあります。
   本文は追記部分からどうぞ↓


<長月>
・崩るるは 限りを知らぬ 嘗ての身 現在(いま)こそ小さき 我が身を憂う
・君の笑み 翳す掌 癒える傷 だけど傷より 胸奥癒えて
・桜から 若葉で繋いだ 君と僕 紅から白へ 君は溶け消え
・乱れけり 世の御心も 我がのをも 詮無く垂るか 旗をば取るか
・往きたいと されど止めるは 君の声 想うが故と 分かつていれど
・人のため 世の者ためと 闘へど 残るはくすぶ 絶えぬいさかひ
・挿げ替えて 嬉々と叫ぶは 誰彼ぞ 今や王座は 穢れの血色
・英雄と 呼ばれし君の 理想像 それが為にぞ 汚す裏の手
・我が友よ 長き嘘をば 頭垂る 終りの床で 彼らは手を取り
・墓を発ち 胸にしまいて 我想う きっと遺さん 汝が志(こころ)

<波花>
・「骸骨も好きよ」といった鳥かごの痩せ過ぎた手に握らるる花
・「だるだるのぐでんぐでん」と表現し、君の言葉の正解さ知る。
・夕焼けに叫んだ俺がバカヤロー 白波はただ泡を返した
・包装紙破く役目を与えよう それからちょっと豪華な缶詰
・残り香が今でも忘れられなくて降り立つ駅は一つ先なり
・妙齢のご婦人方に口説きより 目的はその孫娘かな

<鳩里>
・大学生 いまは 懐かしの響き 舞い戻りたい 退学生で
・ノールール 縛りも楔も 無い世界 無秩序の果て 口は重たく
・恋焦がれ 焦がれに焦げて こびり付き 誰が求めん 鍋底の黒
・生きている だけて疎まれ カサカサと コソコソするよ 生きていたいから
 詠み人―ゴキブリ
・青嵐 命が芽吹く 初夏の木々 白いワイシャツ 細波の音
・便所飯 むかしころしが 在ったらしい 俺の彼女の 名前は花子
・五月雨をあつめて早し最上川さて松尾氏に土下座してこよ
・犯したい 誰もが羨む その美貌 化粧はまこと 化けの皮なり
・「詠ってみ」試しに詠んだらクセになり煙草とコーラがやけに美味い夜(よ)
・クッキーを焼いてきたよと頬を染めその手の火傷の赤が恋しく
・赤信号みんなで渡れば怖くない直後に響く断末魔と赤
・愛したい 愛されるより 愛したい だけどやっぱり 愛されたいな

<KOKUDENN>
・闇の中 光る目玉が 二つあり 差し足抜き足 泥棒なりや
・暗黒海 灯りが一つ 人魂か いやいや違う ハンティング
・振り返る 後ろに阿部さん やらないか 逃げたらそこに 青鬼が
・犬が鳴く まんまるお月 綺麗だな 皆もつられて 月に鳴く
・紅葉の木 紅く色付き 針となる それは真な 地獄の針山
・夕飯は お鍋がぐつぐつ グラッグラ 地獄の釜でも ぐつぐつ煮える
・何でかな こんな時間に 短歌大会 皆必死に 考える今
・目が取れる 四肢をもがれて 失血死 もっとじっくり 楽しみたいな
・戦争で 死んだ英雄 美しき 熱き魂 海に眠れ
 ↑返句:大和魂ここに眠れり(by酒呑シゲ)
 ↑返句:『完』(by一同)

<marubatsu>
・五月雨に さらさ流れる 川の水 そこに幽かに わたくしの歌

<酒呑シゲ>
・宵過ぎて 宴に集う 鬼の子ら 呑み交わすのは 浮かぶ望月
・春は咲き 夏は茂らし 秋燃ゆる 冬は着飾り 四季の色々
・宵越しの 銭は持てぬが あの世の理 現(うつつ)の想い 胸秘め渡る
・紅き月 響き渡るは 姫の声 首に突き立つ 命亡き牙
・泪あり 心身裂くは 人の嘘 酒呑の山に 響くは悲哀
・こんばんは 次におはよう こんにちは 布団の中で おやすみなさい
・物書きの 集まる酒場 日々宴 今宵もひとつ お歌をひとつ
・耳齧る 絶望ビリー ポリスマン 薄気味ビリー パトカー燃やす
・深海魚 サイケの波を 泳ぐ音 耳を失い なお歌う bySakanaction 山口一郎
・我輩は 全裸であるを 誇りにす 眼前迫る 縄持つ男
・学び舎よ 今は昔の 汗の味 戻るは叶わず 青春の時
・そろそろね 僕は眠いよ 深夜四時 明日も学校 課題終わらず
・てことでね 僕は眠るよ 深夜四時 明日は休もう 課題は知らね

……うーむ。詩歌とは難しいですねf(=▽=;) 創作表現とは奥深いものです。
五七五七七(季語が要る)→和歌
五七五七七(季語が不要)→短歌
五七五(季語が要る)→俳句
五七五(季語が不要)→川柳 という理解でいいのかな?(間違ってたらすみません^p^)
というか、五七五七七の中でイメージ描出ができるなら今までの長文な小説を書き散らかし
ている僕って一体何なんだろうと思ったり<(^o^)>

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  1. 2012/02/04(土) 21:30:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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