日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)かくてネガ等(ら)の上書き力

早っっっっい\(^o^)/

忙しい忙しい言うのは前々からではあるけども、ついこの間三月に入ったばかりだと思って
いたら……もう終わりかけてる。急に曇り出したり、吹く風が冷たくなったかと思えば、正
反対に上着一枚が邪魔になるほどポカポカ陽気だったりする……。如何せん歩みはとんと遅
いというか、盛大に自分らを巻き込んでマイペースだけども、春は一応すぐそこまで近付い
ては来ているんですかね? 花粉症が時々出るので、少なくとも。

少し日が空きましたが、先日サハラ~の五十三章をUPしました。27エピソード目前編です。
今回は現行シーズン4終盤、最後のお話に向けた前座的位置づけ……だった筈なのですが、
いざ蓋を開けてみると、推敲後時点での分量が26100字強──大分というか、流石に多過ぎた
なあというのが正直な感想でありますφ(=_=;) 第三勢力、全体的にドンパチ系や幕間をぶち
込んでゆく構成も手伝ってか、自分でも存外に膨れてしまったという具合でしょうかね?
(かれこれ十年以上も書いてきているというのに、創作活動を続けているというのに、未だ
もって時々の振れ幅を御せない悲しみ。まるで成長していない……)
そんなこんなで、相も変わらず“数の暴力”みたいなことばかりやっておりますが、もし宜
しければお愉しみくださると……。

──ただまぁ、新型コロナの影響により、やれ自粛だのやれパンデミックだのと世間がざわ
ついている現状にあって、はたして悠長に拙作小説を手に取ってくださる方はいるのだろう
か? とはやはり考えてしまいますね。それこそ仮に自宅待機を命じられたとしても、暇を
潰す手段なんて今日びごまんとありますし……(というか自身、創作活動がイコールそれ)

幸い自分の住んでいる田舎では、今の所まだ盛大に感染者が出た! といった事態は起きて
いませんし、ミクロな視界においては地味にお仕事も続いております。個人的にはマクロな
規模になればなるほど、大事に報じられているんじゃないか? とさえ錯覚します。
……まぁ実際の所は、日本国内の方が平和ボケというか、世界的に見れば異端なんでしょう
けどねえ。先週までの一律休校が少しずつ緩み、人々の気持も同様に痺れを切らし始める。
今後国内外でどのような変化があるか分かりませんし、ある程度は仕方のないことなんだろ
うと言い聞かせてはいます。創作も何も、命を奪われたら元も子も無いですからね……。

流石に(およそ一年以上も前の)プロット作成時点で、世の中がこんな事になっているとは
予想なんて出来る筈もないのだけど。

ユー録もサハラ~も、現行のクライマックス時期を不味っちまったかなあ……?(´A`)-3


陰鬱な時ほど、他人を励ますような物語を。感動させる物語を。それがエンターティナーと
いうものだ。懐の深さといったものではなかろうか?
けれど悲しいかな、自分の書く文章ってのは寧ろ、そういった弱り目の誰かへと傷口に塩を
塗り込む系の毛色であって……。

だから悪い、いや良いという安直な二元論で括ってしまうべきではないのでしょうけど、や
はりここ何ヶ月かの自粛ムードを観ていると、自分はこんな(重苦しい)小説を書いていて
いいんだろうか……? とはどうしても思ってしまいますねえ。今に始まった事ではなし、
年がら年中四六時中やってる事じゃんと言えばまぁそうなんですが、何かにつけて皆がピリ
ピリしているような気がします。批判の矛先を探し回っている……ような気がするのです。

中にはピンチになったその時こそ、その者の本性が出る。
これだけ世界中で感染が拡大し、従来あった近代的な(いわゆるリベラル的)価値観の化け
の皮が剥がれた。最初の出元が中国=ざっくり括ってアジアだからと、欧米人達が露骨に彼
らを排斥・差別している──つい昨年まで声高に叫んでいた人権云々は何処行った? 所詮
唱えていたのは理想論に過ぎなかったんだ! その為に押し込めていた、人間本来の野蛮な
性質がここに来て噴出し、疫病という形で既存の“秩序”が卓袱台返しされつつあるんだ!
手を替え品を替え、繰り返されてきた人類の歴史。二十年、いや場合によっちゃあ十年も持
たずして起こるぞ? ガラガラポン──。

……個人的には、扇動的に過ぎる気がしますけどねえ。まぁリアリズムというか、糞みたい
な“現実”達と向き合い、分析に心血を注げばそういう結論も出るのかもしれませんけど。
しかしながら、僕としてはそんな時流に乗っかった言説とやらも、本質的にやっていること
自体は上述のような下々と何が違うんだ? とは正直思いますね。全くもって嬉々として耳
を傾ける気にはなれない。話半分、眉を顰めてその言葉が流れてくるのを、視界の端に捉え
ているだけといった感触。
……解ってはいるんですけどね。今回のコロナ騒動が起ころうが起こるまいが、これまでだ
ってこれからだって、個人対個人や組織対組織、国対国で己が利益の為に相手を潰そうと目
論む『情報戦』はひっきりなしに行われている。嫌気が差して、そこから個人的に降りるこ
とは容易でも、他の連中が同じく矛を収めてくれるなんて保証は無い。寧ろ今こそチャンス
だと、こちらを馬鹿だと嗤い、一層突き崩す攻勢を強めさえするでしょう。核のような物理
的暴力と同じで、精神的な暴力なのです。リベラル的な理想論とは寧ろ、その形成されてい
った黎明期においては、逆説的に『叶えられないからこそ唱えられた』代物であって。
所詮世界とは、ヒトとは力こそパワー。
その点については確かに、間違っちゃあいないのだろうが……。

ただねえ? 直接真正面からごり押そうが、遠回しに安全地帯から嘯いて哂おうが、貴方ら
のやってるその営みは、間違いなく他人の情緒ってモンを黒く暗く塗り潰してゆく行為に変
わりはないんですよ……。今までも僕は、義憤(いかり)なんて持つだけ無駄。中長期的に
観て虚しいだけだと何度もしたためてきましたが、今回の騒動周り諸々を観ていて、個々人
の気の持ちよう──踏み止まりに務めるだけでは流石に限界があるよなあと思わざるを得な
くって。自己責任から更に、連帯責任へ。少なくとも私事な“鬱憤”と、時事への“義憤”
を混同しちゃあ駄目だよ、と。自分は勿論の事ながら、往々にしてそれは他人を巻き込む沼
なんだと。ただでさえその発言に影響力(拡散力)のある、自称他称・言論をライフワーク
にしているような御仁の言葉となれば、尚更に……ね?

言って僕自身、じゃあポジティブ教徒か? と問われると、十中八九「否」と答えざるを得
ません。対極に存在しているネガティブというか、不用意に楽観的な態度で臨むことの痛み
を多少なりとも知っている心算だからです。それこそ一時は過ぎるくらいに、療養ニートと
して寝込んでいたほどに、多大なダメージを受けてしまった経験があるからこそ、半ば予防
的に“負”の方へと軸足を置いている。引いた眼でもって観るようにしている──厳密に表
現するならば、多分そんな具合なのでしょう(だからこそ時と場合によっては、未だ臆病と
取られることも珍しくない。社会的な経験値の不足云々とも言い換えられる)

今現在も不明な点の多い新型コロナウイルス。その不安に乗じた各種デマと、極端な買い占
め行動、いわゆる転売屋問題。

国(政府)の対応が遅い・拙いと指弾することで、或いは彼らがこの機に乗じて、不都合な
真実を隠している! と非難することで、自らがさも“正義の味方”になった気になるイデ
オロギー。安心の為のスケープゴート。

これまでにも多々あった不謹慎狩りに、ちょっと毛色は違うけれど『100日後に死ぬワニ』を
巡る、露骨な完結直後の各種メディアミックス攻勢。それに対する一部ファン達からの非難、
逆に「金儲けして何が悪い!」と叩き返すといった悪手な擁護マン達。
(個人的にあの案件は、作品自体が“情緒”と共に育ったコンテンツであるにも拘らず、金
のなる木と見做した者達によって、その辺りの要素をガン無視して工程を組んでいったプロ
モ戦略の失敗──言うなれば『爺ちゃんの葬式が終わらぬ内に、寄って集って遺産相続の話
ばかりしている、親戚連中への不快感』に似た現象だと捉えています。騒動直後に浮上した
電●案件疑惑とか、嫌儲vs作家だって食わなきゃ死ぬんだよ論は、ぶっちゃけ枝葉末節な気
がしますねえ。そもそも“巧く隠しつつヒットさせる”──やり様がとかく悪かった。例え
だまくらかそうとも、人々が気持ちよくお金を落としてくれるんなら、それこそ嫌儲的批判
をぶちまける人々ってのは、極端な一部に留まった筈です。どの界隈にも、クレーマー気質
な輩ってのはいる。そんな現実と、そこまでとは言い切れない層を大雑把に括って『文句を
言うだけで金を落とさない奴なんか放っておけ』的なことをあからさまに言えば、そりゃあ
元々クレーマーであろうとなかろうとヘソを曲げますでしょ……)

(ちょっと注釈書きが長過ぎた)善意であろうと悪意であろうと、極端に振れるってのは割
合誰にでも出来るんですよ。判断がほぼ0か1だし、何よりそこに“安住”すれば、個人と
しては凄く楽ですから。

……でもそれじゃあ、本質的に何も変わっちゃあいない。進歩しちゃいない。手を替え品を
変え、と言うのも何だけど(自覚していない場合もあるので)採る価値判断のパターン自体
は大して変更されていないのだから。Aが駄目だった──痛い目をみたからBに頼る、でも
今度はBで痛い目をみたからCに頼る。或いはBで居続ける為に、古巣のAを攻撃して自分
を正当化する為の、ありとあらゆる屁理屈(ロジック)を捻り出す……。

何年か前までは自分もそうだったのだから、あまり偉そうなことは言うべきじゃないのかも
しれませんけどね? ただ0か1か、白か黒か、親Aか反Aか。極端の安易に流れ、その間
にある膨大な中間・灰色(グレー)の上で日々踏み止まれないような奴に、世界なんて語れ
るかよ。人間とはこうだ! なんて決められるかよ。……少なくとも、自分は積極的に関わ
り合いになろうとは思いませんね。時には大鉈を振るって、拗れまくったしがらみを壊す人
材も必要になるのかもしれませんけど、基本的にもっと尊ばれるべきは、個々にミクロに。
こういった灰色(グレー)の上で毎日を必死に捌き続けている人達だと思うのです。たとえ
どれだけ、そんな“下々”の人々が、前者のような存在・組織に吹かれては飛ぶような脆弱
さであろうとも、生きているとは他でもない彼らのような人間を云うのです。存在すること
に始めから意味が無かろうと、その本質的な悲劇から意味を見出そうとする姿こそが、尊い
のだと僕は信じます。人間賛歌って奴なのだろうと、思います。

悪貨は良貨を駆逐する──無責任な断言を打ち破るのは、同じく断言だと云われています。

けれども打ち克つのは、せめて黒ではなく白であって欲しいものです。上書きするというな
らば、全て白というのは厳しいにしても、全くの闇一色に染まっていてはつまらない。

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  1. 2020/03/26(木) 00:00:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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