日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)未来(あと)に怯えて、現在(いま)に逃げる

……みっちり(ノ)・ω・(ヽ)

カレンダー的に日数が少ないというのも間違いなくあるにせよ、ばたばたっと例の如く今月
も終わりに近付いて来ています。新年が始まってから早二ヶ月? 未だ二ヶ月? 後者の感
覚な方はきっと“若い”のだと思います。無限というものを疑わず、且つ今以上に色んな事
を求められる(ないし欲が出てくる)ようになるその時まで、どうかそのままの貴方でいて
欲しいなあと、老婆心ながらに目を細める次第であります。早くに求めまでするのは酷だもの。

体力もとい変なブーストが自分に掛かっている内に、こちらの更新もをば。先日サハラ~の
五十二章をUPしました。26エピソード目後編、現行シーズン4も終盤ですね。今回はちょう
ど執筆モードと連休がかち合いましたので、時間自体はたっぷり取れたと思います(連休が
丸々費やされてしまったとも言う)分量としましては、推敲後時点で24300字弱──個人的な
目安からも結構多め。お話の後編であり、ドンパチ系シーンや幕間も何度か挟んでいた構成
も影響し、いつも通りもっさりな仕上がりとなっておりますm(_ _;)m

うーん……。今回も取り敢えず、間違いなく書くには書けてはいるが……。

やっぱり分量的にどれだけ膨らむか? とか、肝心の物語自体の質なども諸々、実際の執筆
その時(その時まで)のコンディションに大分左右されてしまう感じがしますねえ。ある種
の運、博打みたいな感覚は未だに変わらないみたいです。もっと安定して──と欲気を出し
てゆくと、益々「沼」に嵌ってゆくんでしょうが、如何せん他に巧くやれる方法・ノウハウ
はないものか? と疑いを掛けずにはいられない……。自分の今までの蓄積が、実際の所非
効率だったり王道ではない=受ける為の定石から外れ続けているんだろうなあと、事ある毎
に悲観的に見ている節(思考の癖?)があって……。

何よりあれですね。文章を書く、積み上げる。それ自体はさほど苦ではないのでしょうが、
問題は寧ろそこへ毎度至る為の“集中”が億劫だという点なんだろうと。要するに書き出す
までの気が重い、面倒臭いと思っている自分もいる──じゃあ止めちまえよ(笑)ってのが
傍から見た他人の常なのに、ところがどっこいこの私は「沼」から抜け出せない。ひょっと
しなくても抜け出そうという気さえない。ずるずるずるずると、冗長な物語達を延々紡ぎ続
けて、遠くに(自分には)視えている“完結”へと突き進もうとする。最早病気というか、
すっかり生活の一部になってしまっている、この業(いとなみ)。
(まぁどのみち、仮にすっぱり無くしてしまったとしても、自由時間に“すること”自体が
無くなる未来が見えてなりません。創作活動そのものは別媒体で続けられたとしても)

実際物理的に、お仕事の方も現在進行形で数が多くてカツカツだってのに、こっちはこっち
で妙に体力は持ち込めてやがる。

多分、一種のハイみたいな状態(だから油断は禁物)なんでしょうが……最初の頃に比べる
とバランスが取れるようになってきてるのかな? 多少なりとも「慣れ」に昇華され始めて
るんだったら嬉しいのだけど……φ(=_=;)?


──前回に続き、今回の雑記も辛気臭い話題となってしまうことをお許しください。

というのも、こうして短スパン=毎日なり毎週のタスクに忙しくしている(状況事態に溺れ
ている)のって、実の所いつか間違いなく訪れる“将来”の課題に対して積極的に目を逸ら
しているだけだとも言えるじゃないですか。十年・何十年と過ぎ去った後に、間違いなく己
に突き付けられるであろう諸々の責務について、今現在の多忙を理由として「先送り」──
今は取り敢えず「考えないようにしている」に過ぎない訳で。

例えば両親や兄弟、親類の老いや死。お仕事上の立場が(世代交代する中で)上がってゆく
反面、同時に追う責任も重大になってゆくこと。或いはとうに経年劣化している実家の保守
改修を始めとした、財産的な諸々。

ぶっちゃけ……考えるだけでも目がしょぼしょぼします。視界が暗くなるというか、一体何
の為に自分は生きているんだろうなあというか。
年齢的にはとうに所帯を持っててもおかしくはないのだけど、実際問題そんな金銭的な余裕
は無いし、そもそも相手がいない。ここ数年でようやく自分の日常生活“だけ”は持ち直せ
たかなって程度のレベルなのに、更に誰か他人の人生まで背負えるとは到底思えないし、背
負いたいとも思わない(こういう言い方は卑屈なんだとは解っているけど、自分の遺伝子を
そこまでして残そうという自信もなけりゃあ、配偶者や仮に生まれてくる子供にこんな田舎
へ縛り付けてしまうのも申し訳なく……)
要するに重荷だと感じるから厭だという理由なんだけども、僕だってもうオッサンいい加減
歳な訳で。いつまでも保護される立場、のうのうと暮らしていられやしないんだと、理屈の
上では解っている。義務というか、今度は自分の番というか……。
歳月というのは有無を言わさず過ぎてゆき、僕に手を伸ばしてくれた人達を確実に老い衰え
させてゆく。そう遠くない将来この世を去ってゆく。僕はその時はたして、ちゃんと彼・彼
女らの立つ跡を綺麗にして立ち回れるのだろうか? ただでさえ長らく療養ニートなんてや
っていたものだから、実年齢に対して社会的な経験値が圧倒的に足りてないってのに……。

自業自得、と言えばまぁそうなんだろうなあ……。泣きを見るのはてめえだよ、と。

ただ一方で、こういう将来の課題達を思い浮かべて陰鬱になる思考は幾つかある。そもそも
真っ当な勤め人をやっている自分というビジョンが描けなかった、終ぞ間に合わずに狂い倒
れて「逃げる」ことしか出来なかった人間が、もう一度そんな未来のあれこれを見据えた上
で動けるのか? 覚悟(諦め?)を決めた上でリトライ出来るのか? 今度こそ“失敗”せ
ずに立っていられるのか……。

大上段な命題設定になりますが──僕達はどうして生きなければならないんでしょう? 次
の世代へと繋がなければならないんでしょう? 先述の、自分の遺伝子を残しても構わない
とする一種の自信とでもいうのか、少なからず苦悩することになるであろう新しい人間を、
どうしてこの社会に産み落とせるというのか(正気か、お前?)
この手のネガティブ生命論に対し、子供は自分の「老後」に備えた保険でもあるからとか、
これまで連綿と受け継がれてきた命を絶やすなんてとんでない! なんて云いはよくあるの
だけれど……やっぱり自分にとってみればそういった言い分は“弱い”。昔ならばいざ知ら
ず、今は核家族化や都市部への流出が進んで久しいし、子供が間違いなく自分の老後の面倒
を看てくれるとは限らない(そうなれば一方で、他の介護・医療従事者=誰かの子供に負担
を強いてしまう)訳だし、そもそも自分の存在ないし血筋的な諸々に意味を見出せない人間
にとれば、寧ろ連綿の一部たれといった訓は、大よそ「呪い」の類と理解されるでしょう。
詰まる所命そのものに“積極的な理由”なんてものはないのです。ただ現実として自分が生
まれてきた惰性と共に与えられた寿命(じかん)を過ごした後、各々が「嗚呼、●●こそが
生きた意味だったんだな」と後付けの納得を捻じ込むぐらいしか回答はない──何につけて
も僕達は、生老病死の真っ只中に救われる訳でもなく、俗に宗教と呼ばれる思い込みによっ
てやり過ごすのが関の山なのですから。

……お前がまだ生まれてもいない人間の意思を決めるな! 希望も絶望も含めての自由意志
じゃないか! なんてお叱りが、多分何処かで浮かんだりはするのでしょうね。これはあく
まで僕個人の思考・想像の中での理解であり、実際に他の人達がどう思っているかは分から
ない。そんな彼らの心を勝手に「代弁」するな、と……。

ラディカルな、捻くれたものの見方ではあるんだろうなあとは自分でも思います。確かに泣
こうが笑おうが、そうなる道を“自由”に選択したが故の結果なんだ、他人がごちゃごちゃ
文句を言う筋合いなんてない──理屈は間違っちゃあいないんでしょうけれど……。

それでも僕は、懐疑的です。昨今のインターネッツ然り、はたして僕ら現代人はどれだけ本
当に自分の意志で人生の数多な物事を選べているのだろうか? 寧ろ往々にして、己個人の
自由を謳歌する為に、じっと見つめていれば“不都合な現実を外注”する方へする方へばか
り流れてはいないだろうか? 日々の快・不快と、社会的な生物として避けられない未来に
おける転換期。ミクロ・マクロという違いがあるとはいえ、一体そこにどれほどの差がある
というのだろう……?

僕は臆病者です、怠け者です。かつて人生の一大事に覚悟を決められなかった──甘えたま
まで「逃げ」ばかり選んできた卑怯者だからこそ、周回遅れの人生=如何ともし難い経験値
不足という報いを受けています。それらは現在進行形で今後も続き、いずれ十年二十年と経
って再び、未知の決断と行動を強いられるでしょう。

ものを書く、創造するという営みが僕は好きだ。

でも間違いなくそれだけじゃあ、そんな心地の良い平常に閉じ籠もっているだけじゃあ、こ
の先生き残れない。脆弱なままの精神が先に壊れて死ぬ。

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  1. 2020/02/26(水) 22:30:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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