日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)自由に首輪をつけるのは

お久しぶりです。前回の更新からちょうど一週間になりますか。長月です。
ツイッタ上の小日記では言及していたことなのですが──また体調壊してました\(^o^)/
本当にね、もう……。この豆腐ボディは如何ともし難いです;もう治すというよりも浮き沈
みと上手く付き合っていく方が現実的な気がしてきたorz 体力がつけばもうちょいと変わる
のやもしれませんけど。

一先ずこの雑記現在では体調は持ち直しています(波が引いた?)
加えてツイッタなどのネット上のコミュニティが縁で多くの物書きさんと、ここ数日交流を
持つことができるようになっています。色々な考え方や技巧、文章それ自体など、第三者の
物書きさんの眼はやはり刺激になりますね。多くの人達との縁に自分のキャパが追いつくの
か(オーバーして迷惑を掛けないか)という心配はありますが、それでも柵ではない意味で
の人との繋がりは……何だかいいものです。

体調的に結構間が空いてしまったように思いますが、連載の執筆の方も開始しています。
ツイッタでも進捗状況などをその都度呟いているので、併せて参照して頂ければ。
しかしまぁ、創作中毒というか何というか。
すっかり精神衛生を支えてくれるライフワークと化していますな……φ(^_^;)


人が集まれば、それは腐って柵になる。
ネガティブに人を見ていればきっとそんな風に考えて止まなかったのだと僕は思います。
だけど、それでも(ネット越しとはいえ)そうではない繋がりだって持てている。
勿論その場の「空気を読む」ような、礼儀のような配慮はどのような間柄であっても必要で
はあるのですが、少なくとも今現在の僕はそのような一貫したネガティブな人間観に与した
くはないなぁと思っている次第なのです。
「人間を描く物書きが、そう簡単に人間を諦めちゃ駄目だ」
そんな台詞を青臭い自分に言い聞かせて。

とはいえ、それは多分きっと“理想論”の側にあるのも確かなのでしょう。
実際には人の善意や弱みに付け込んで一方的に利を得る「悪意」の繋がりもあります。
顔が見えない(といってもIDを叩いたりすれば大体の身元が分かるのですが)からといって
馬事雑言を撒き散らすネット上の議論(?)や炎上騒ぎの類、無断転載・アップロードによ
る所謂「海賊版」の横行など悪例を挙げればキリがありません。
もっと冷静にロジカルに語ってくれ。
創作者は貴方の為の奉仕奴隷ではない(正当な金銭支払いもリスペクト表明になる筈です)
しかしながら、そうは言っても中々そこまで意識が回らないのが僕達でもあるんですよね。

基本的に、僕個人はネット空間は“自由”であるべきだと思っています。
実際、ユーザーの多くが(その方法が法に抵触するなど問題があるケースがあっても)有料
の“囲い込み”を嫌い、無料であることやとっつき易い、自身にとって興味深いものである
ことを嗜好しているように思われます。
勿論そこに悪意や問題は存在するでしょう。ですが「だからネットは駄目なんだ」といって
十把一絡げに封じ込めてしまうのはラディカルに過ぎると思うのです。
……そもそも、気風の傾向が違うかもしれなくとも、ネットもリアルもそこに息づいている
のは人間に他ならないわけで。
物理的には本来繋がることなどなかった人々を繋ぎ、多様な意思を注ぎ込み目を通すことが
できる。人によってはこれを混沌(カオス)だと毛嫌いするかもしれませんが、僕はむしろ
こういう状態を許せる心理、世の中であって欲しいと思うのです。
ただでさえ、こうしたツールは影響ある存在によって「右に倣え」に均される圧力がありが
ちです。だからこそたとえ玉石混合でも“多様”な声を担保し、個々が自身で考え続ける環
境を用意できなければ。
リアル世界でそれができればもっといいのですが、それこそ此処には面と向かい合う相手と
いう生の存在が故の柵があって、中々自由な意思というのは認められない(と内面で萎縮し
てしまう)現実があります。だからこそ──期待値が高過ぎるのかもしれませんが──その
本音の受け皿として、ネット世界が清濁を含めた現実の表裏一体の場であって欲しいなぁと
僕は考えたりするのですよね……。
所謂「情報リテラシー」だったり「ネタをネタと見抜ける眼」であったり。実現するための
課題はまだまだ途上にあると言わざるを得ませんが。

昨今『権利者と自由な脱法者』という対立軸が散見されるように思います。
有名所で挙げるとすれば、自炊代行業の問題(書籍の内容を電子データ化することを代行す
る業者と、その行為を著作権侵害などと訴える著作者側という構図)や各種ファイルアップ
ロードサービスへの捜査(違法アップロードを助長しているといった罪状?)などです。

予め言っておきますが、僕は別に著作権法に精通している訳ではありません。
ですが……こうした“自由”を巡る対立軸の出現に、個人的には内心げんなりとする思いで
過ごしています。
法律で禁止されているから、著作権者サイドが不利益を被るから。
理屈は分かるのですが、僕はそういう理論だけで人々の(違法の領域にすら時には走ってし
まう)自由さへの流れを止められないのではと思うのです。
ただユーザを課金の有無で囲い込んだり、ルールで縛り付けたりするよりも、僕はもっと互
いにWin×Winの関係になれるシステムへと改善をしていく方が──何よりも個々人の倫理を
育む方が健全だと思えてならないのですよね……。
そうでなければ結局はいたちごっこが続くだけでしょうし、取り締まられる類の人々はより
アングラへと逃げて行ってしまうと思うのです。

そもそも、正式な金銭支払い“だけが唯一絶対”のリスペクト表明という価値観にも、正直
僕個人は首を捻る部分でありまして……。
夢を売っても腹が膨れなければどうしようもないというのはご尤もです。
それでも、嫌儲というほどでもないのですが、僕達ユーザーが払った対価が誰の腹をどのく
らい膨らませ、或いは別な消費に向かい、もしかしたら性質の異なる投機的なものへと回さ
れるのか──。嫉妬と言ってしまえば否めませんが、その辺りの権利者側の姿が隠れがちで
“不信”を呼んでいる節があるのも、こうした「正規」外の入手へ走らせる遠因なのかなと
思ったりもします。
(ざっくりと言ってしまえば格差問題にも繋がるのでしょうね。そこに至れば「嫉妬乙」と
哂って済ませていればいいという問題ではない筈です)

今日のカオスを野放図と捉えるのか、意思を下す材料が豊富であると捉えるのか。
どうにも僕個人としては(特に権力側が)昨今、前者に世の中が向かっているような気がし
ています。……或る特定の嗜好にレッテルを貼って排除する、というような。
でも、たとえそれらが善悪を含むとしても、僕はこのカオスを重んじたいと思うのです。
判断する材料が少ないよりは、より開かれて多い方がいい。
判断する思考が持てないのなら誰かと歩を揃えればいいですし、もし判断に迷うのであれば
その為の倫理や知識を思う存分吸収していけばいい(←だから僕は思考バカなのですが)

彼らは「悪」だから排除する。すべきだと云う。
でもちょっと待って欲しい。
それは本当に「悪」なのですか? そして何より僕ら自身が善悪双方を内包しているのに、
その悪だけを槍玉に挙げて指弾するのは潔癖──不寛容ではないですか?

僕が単に青臭いだけだからかもしれません。
まだこれといって大きな実害を受けていないからこんな事をのたまえるのかもしれません。
(もしかしたらこの先こういう旨の発言で“お縄”になるのかもしれませんけど)
それでも……規律で縛るよりも、僕は人間の心を、倫理を信じたく思うのです。
今日の、荒んだと言われて久しい人々の倫理感というもの。
だけど僕らは人間。
誰かに首輪をつけられ、その意思を管理・強制される生き物ではないと信じたいから。

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  1. 2012/01/24(火) 18:00:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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