日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)病めるセカイを止めるために

創作進行中でありますφ(・_・;) こんにちは、長月です。
ツイッタでも区切りを目安に進捗報告などを残していますが、ここ数日で大分書き進める事
ができています。やっと感覚が戻ってきたかな……? 本当はもっともっと能率的に良い文
章を書けるようになりたいのですが、まぁそうは問屋は卸さない現実なのですよね;
このペースが維持できれば、推敲を含めて来週辺りにはUPの準備に入れる(といいなぁ)か
と思います。あくまで自分の中での予定ですが。

深く狭くでも広く浅くでも、先ずは形にしなくっちゃ。
体調が良い内にガシガシ書いていこうと思います。色々創って、此処のコンテンツも充実さ
せてゆきたいですね。……まぁ、既に半分近くが雑記という状況なので^p^
とはいえ、ちょっと心配ですね。この反動でまた具合が悪くなったらと思うと;
創作できるのは、色々考えを捏ね回せる余力があるのは、間違いなく愉しく嬉しいのですが
どうにも反動みたいな未来に恐々としている自分もいたりして。
思考の罠というか、中毒というか。
この心地良い酔いが“悪酔い”になって人様に迷惑が掛からないよう留意しないとです。


さて──先日、関西の方には特に注目されていた案件が一つの段階を越えました。
2005年に発生したJR西日本の福知山線脱線事故。
安全への配慮を怠ったとして、当時の安全担当の責任者でもあった山崎元社長が業務上過失
致死罪に問われた裁判の判決が、今日神戸地裁で下されたのです。
ニュース等で既に知っている方も多いでしょう。
その判決内容は──会社としての責任を認め批難する文言を加えながらも──山崎氏自身に
はこの事故現場だけを特段に危険だと予測できなかった云々などとして「無罪」。
僕自身、このニュースを見聞にした際、何ともいえない居た堪れなさを思ったのです。

それは、危うく当時、とある友人がこの事故の便の一つ前を使っていたからではなくて。
遺族側に依って立って「何で無罪なんだ、けしからん!」と憤ったからでもなくて。
JR西側に依って立って「お前らヒステリック過ぎ。そこまで責任もてねぇよ」とメディアが
それとなく“不当判決”と煽るのを斜に構えてみていたからでもなくて。
ただ……漠然とした『どうしてここまで皆、争ってばかりなんだろう』という心苦しさで。

そんな思いに駆られたのは、きっとこの判決だけではなく、今の世の中にはどうにもきな臭
いというか、争い事ばかりが目立っているように以前から思えてならず、内心でずっと嘆き
を覚えていたからなのだろうなと思うのです。
「──口ばかりの平和主義者か」と哂うのであれば結構です。見様によれば事実ですから。
それでも、やはり僕は、この“病んでいる”が如く次から次へと争い続けるヒトの世に呆れ
以上の悔しさを覚えてならないのです。
事故を起こした公益企業 vs その事故で肉親を失った遺族達。
豪腕と言われながらも悪評の絶えない政治家 vs 彼を嫌悪する声なき声が実現させた裁判。
改革を謳い、抵抗する者を容易に敵とする首長 vs 保身や信仰に染まったと取れる公僕群。
……その他諸々、対立構造という視点で辺りを見渡せば、もう嫌になるくらい、これでもか
と枚挙に暇がない始末。
これはもう、何かしら「闘うことこそが存在証明」とでも声高に叫んでいるかのような。
そんな秩序の中にある筈の戦乱模様ではないのでしょうか? そんな気さえします。

諍いは──嫌いだ。
それは僕個人にとって長らく思索のテーマであってきたかのように思います。
だからこそ、感情的にどちらかに傾く事を嫌い、ロジカルな理屈人間になれば物事をクリア
に観ることができるのではないかと思い、そして……挫折した。
私情を、排し切れなかったのです。
理詰めで考えようとしても、何処かで彼らの、それぞれの言い分(感情)を受け止めて天秤
の上から引き摺り下ろされそうになる思いがして。何よりもこのまま冷淡に「心」を無視し
続けて現実的な「真理」は見えるのだろうか、そんな怪訝すら抱いてしまって。
だから、僕は(少なくともこの若輩なる今のままでは)どちらに“正義”があるとは言えな
いですし、言うつもりもない。
ただ彼らに何とかして聞いて欲しいのは──「お互いを許して」という懇願でもあって。
僕なりの思案の末に、現状至っている一つの形としては、これが最善解(そしてきっと同時
に理想論でもある)だろうと考えます。
自分(自分達)だけのセカイに囚われず、つまり閉鎖された論理やルール、ないし感情だけ
で喧伝せずに、その抱いている“正義”の絶対軸をどうかそっと可変軸にして欲しい。
……貴方の信じる“正義”の反意語は、悪ではないのです。
正義Aや正義Bがあるだけなのです。いや、こうして拗れた段階では悪い意味で“信仰”と
でも呼んでしまうべきか。妄信とでも言うべきか。

居座った権力を糾し革めるのは、確かにこの様々な閉塞感を打ち破る道であるのかもしれま
せん。現実にはもう、居座る(と見なされる旧来の)彼らとその構造を「敵」として多少強
引にでも排除しないとどうにもならないのかもしれません。
ですが……僕の気のせいなのでしょうか?
やっている事は、きっと長い目でみれば虚しい与奪の繰り返しでしかないのだと。
まだ青臭いからなのかもしれませんが、もっと“排除”するのではなく“許容”する事で道
を拓けないのか? 本当に敵対するしかないのかと思ってしまう僕がいます。
それが──世の皆の「敵」を叩き潰すことが「民意」だと言うのなら、僕はやはりどうにも
承服切れない自分を自覚せざるを得ません。
個々の事例によってバックボーンは勿論違うものなのですが、そうした風潮がどんどん是認
されていくのならば、むしろ僕らはこの世の中をもっと生き難くしてしまうのではないかと
懸念を払拭できないのです。
実際に「多様」であることを「許す」ことができない性質のパワーの群雄割拠化が始まって
いるのは、もう賢明な皆さんなら多くを語らずともイメージできるでしょう。
……そうです。パワーの側から決められた「○○は不健全」という名のレッテルの類です。

僕は、怖い。じわりと背筋を撫でる陰湿で執拗な冷たさの如く。
このままひたすら「敵」を殲滅すればいいという風潮の先に何が残るのか──いえ、きっと
矛盾が露呈しても除去(クレンズ)し続ける濃縮されたヒステリーだけが残る気がして今か
らですら寒気がするのです。

例年の如く(一部の)巷を面白半分で賑わせている陰謀論、終末論の類。
もしかしなくても、それは他ならぬ僕らヒト自身が自らを滅ぼす末路ではないのかとさえ。

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  1. 2012/01/12(木) 00:00:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
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