日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)両極性会話シンドロォム

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七月に入り、この一年も遂に折り返しを過ぎたという事実に「おおぅ……」と渋い顔をして
しまったこと幾度か。先月が割合(新規記事でないものも含めて)更新頻度がひっきりなし
だった反省も踏まえ、頭の頃は敢えて落とす──先ず「溜める」ことを意識してみました。

この時期はただでさえ、湿気と熱気が同居しがちですからねえ。今年は梅雨入りが遅かった
分、例年より短い=すぐに夏本番になるか、長い=逆に夏が減る・冷える?かのどちらかに
偏るでしょうし……。本当、昨今お天道様が荒ぶり過ぎて敵わん。

ともあれ、今月前半の長編系更新──ユー録の百六章を先日UP致しました。今回より現行第
Ⅷ部も中編(煉獄編)に突入する区分です。
分量としては27900字弱。普段の平均(個人的な目安)からしても随分と膨らんでしまいま
した。場面・視点の切り替えが多かったり、ドンパチ系のシーンも幾つかあったりといった
要因もあるのでしょうが、自分としては良くも悪くも先述の「溜め」が大きく作用した……
ような気がします。
ただ個人的には、書けるに越したことはないにせよ、やっぱり安定しないなあという感慨も
依然としてありますね……。元よりごてっと、硬いわ長いわ暗いわな文章も然り、いわゆる
ユーザーフレンドリー的な意味でも(少なくともラノベ的な題材、区分においては)宜しく
はありませんし、何よりこう波動砲──書く時と書かない時、及び書ける時と書けない時の
落差が激しくって一回にドンッと生み落とす。そんでもってその後はリチャージ期間が必要
な風に、しばしばガッツリ“ガス欠”に苛まれる──みたいな執筆スタイルも如何なのか?
との自問だってかねてから。とかく振れ幅が大きいってのは、しんどいので……φ(=_=;)

普段、リアルのお仕事柄、中々どうして「他人付き合い」について一時よりも考える機会が
増えたように思います(他に思考の切欠になるものが日常に見出せていないともいう)それ
こそ日中のお仕事それ自体の延長線上だったり、翻ってプライベートの創作活動──に伴う
付き合いないしコミュティ云々への姿勢(再考)だったり。

……自身、世のコミュ力的な活動にずっと疎かったという自覚(後ろ向きな自負?)があり
ます。加えてそれらは今も現在進行形で、段々と様々な局面で自分に『開きなさい』と圧を
掛けてくる。理屈の上では、一応尤もだと理解してはいるのですが……如何せん長年染み付
いた習慣・生き方に根差している部分もあるのか、そうすぐにタタタンッと階段を登ってゆ
けていない節がある。肉体的な臥せりの次は、精神的な方も、まだまだ追い付けていない。

お仕事で言えば、福祉=他人の生き辛さを援ける──即ちしばしば深い所のお付き合い。
日々の暮らしで言えば、冠婚葬祭、今暮らしているこの田舎でのコミュティへの属し方。
創作活動(の今後)で言えば、大よそ“人脈”で括れるもの。

どれだけ文章を磨ぎ、自分が頷ける作品を創れたとしても、それを他人に知って貰わなけれ
ば伝わらない。知って貰う為には「制作」に没頭するだけではなく、自ら「宣伝」活動する
ことさえ今日は求められる。
承認欲求云々というよりも、もっと戦略面で。その為には界隈のインフルエンサー達と交流
を持つべきなのだと云われる。認められ、掘り起こされる確率を上げるべき──それが現代
のクリエイター達の“当たり前”な生存競争だとも(一昔はそれこそ版元が担っていた仕事
ではあるが、現実として彼らも皆が皆にそれをやってあげられる程の体力はない。少なくと
もSNS等で個々人が「技術的に可能」である以上、どうしたってやっている方が世の人々
に届く──浮上する確率は増える訳で……)

何事も、もう「ただ良い仕事をする」的な職人気質だけでは上手くいかないんだろうなあと
思い知らされる今日この頃です。そこまで“親切な分業者”は今日び少なくって。まぁ逆に
言えば皆が皆、カツカツな日々の中で余力が無いだけとも言えるのでしょうが……。責められない。

なのに自分は“解った心算”になっているというのが、一番拙いのでしょう。

まだまだ、足りないものが多過ぎる。知らないことが多過ぎる(どだい人生の中で、持てる
リソースは有限だとしても)……まだまだ、道半ばもいい所だ。


今の作業場に通い始めて──お仕事に関わり出してからというもの、中々どうして他人を顔
を付き合わせなければ(知らなければ)ならないという場面が増えてきました。そして間違
いなく、今後そうした対応・心構えを要求されるケースは常態化してゆくことでしょう。

……思えば僕自身、これまでの人生でとんと「他人付き合い」ってものに重きを置いてこな
かったよなあと。物を書く時もそうですが、基本的に内心の関心って自己>>>他者なんで
すよね。根っこから内向きというか……興味関心のベースは“自分”から発揮されてきた。
それでも“他人”と関わり、観ようとする・思うこともあったのは、それが自身にとっても
何かしらの回答(こたえ)を得る為の引き出しになるから。長らく僕という人間にとって、
他者とは私的領域のリソースを割いてまで“付き合う”対象ではなく、あくまで“観察”の
対象である場合が殆どだったんですね。一応こんな捻くれ者に育った身でも、年齢を重ねる
につれて少しずつ、そんな彼らにだって血も感情通っている──同じ人間なんだとストンと
理解・認識できるくらいには(結構遠回りながら)なりましたが。

だからこそ──これからの自分の人生は、己を『開かなきゃ』と思い、折に触れて他人と話
そうと意識してはいるのですが、どうにも自分の中で未だ違和感が拭えない。ざっくり言え
ばコミュ障である自覚、話下手──「あんなことまでべらべら話すんじゃなかった……」と
後で一人になって悶々と後悔してばかり。オタク特有の、自分の守備範囲に対してはやたら
饒舌になってしまえるムーブ。
(何ぶん旧いタイプのそれなので、サブカル的なそれを披露すること自体にハードル? 負
の意識が凄いんですよ。今でこそ一般人もある程度オタク文化は知ってるし、馴染みもあっ
たりはするのすが、何ぶん旧い価値観=デフォルトが警戒心・日常では秘匿が美徳=防衛術
で育ってきた民としては心臓ドッキドキなのです……。分かる人には分かる筈)
そうして過去幾度となく“失敗”してきた経験があるからこそ、僕自身もずっと趣味嗜好・
プライベートベースでの付き合いというのは極力避けてきた。あってもネット越しの部分的
なもののみ。リアルの方でも全く無かった訳ではないけれど、やっぱり歳月や衝突と共に、
関係性が瓦解してゆくのが(その最中に居るのが)辛くて辛くて仕方なかった。怖かった。
故に、基本はリアル=お仕事とプライベート=創作趣味・ネット諸々は分けて、日中の前者
は前者の範囲でのみ付き合うなり、作業場のあれこれを伝えたりしていたのですが……。

『○○さんが集中してると、近寄り難い(意訳)』
『○○君。もっと皆と仲良くなりなよ? 信頼して貰えなきゃ、援ける方策=悩みも何も訊
き出せないよ?(意訳)』

……どうしろと?(頭を抱える)

いやまぁ、言われてることは解るんですよ。自分はかねてから物仕事に向いてる・職人気質
らしいというのは判ってて、お仕事でも創作でも「集中」する為に「雑音」をとことん嫌う
節がある。近年でこそそのレベルに達するのは難しくなった印象を持っていますが、これら
作業に一旦「沈んで」しまうと、結構周りが見えなくなる──視野が狭くなる。物仕事では
なく、人仕事ならば言わずもがな。機械的に、こちらの持っている知識だけで困っている相
手のニーズを掘り起こそうとしても、本当の意味で彼・彼女らを救えないであろうことも。

ただ単に、関わってゆくスタイルの違いもあるのでしょうが……改めて先日指摘を受けて、
むむむと考える。確かに自分は担ったタスクに埋没し、即ち自分の守備範囲から手放さない
(風に捉えられかねない)きらいがある。以前から此方でも、どだい人間一人が捌けるキャ
パシティには限界があるんだから、上手いこと他人にも渡して譲って担い手を増やしてゆく
方が組織全体の成長にも繋がるんだぞ? とロジックを捏ね回してはいるんですがね……。
どうにも、そこがまだまだ実践出来ていない現状を、ちゃんとしっかり観られていた模様な
のです。難しい。

人には人の、僕には僕のペースや向き不向きがある。
それは頭の中では解っていても、さりとて自分の足りないそれをこと意識し易い性分・人生
を送ってきたのだから、やっぱり尖ったままの能力でいるよりは、より弱点を埋める形で修
正していかなきゃなあと思うのです。『自分以上にステ振りが極端』──昔、友人からそう
形容された自身の性質は、さもありなん。その極端さ、弱点部分がガバガバに大き過ぎるが
故に理解されず、生き辛くて苦しんでいる人達を看ている身なのだから……せめて自分だけ
でもそこは緩やかにしておかないと。上から目線、優位性の為っていうんじゃなくて、実際
問題として職務遂行上の必要性。援ける側に回ってよいという大前提として。そうでなけれ
ば、益々「俺は良いけどお前は駄目だ」なんていうダブスタ──この進もうとしているお仕
事自体がどうしようもなく“偽善”に満ちたものになってしまう。

(結局今回も、大分個人的なお話になってしまい申し訳ない)じゃあもっと『開こう』──
関わる人達とも、もっと突っ込んでプライベートな話もしようとしても、問題はその線引き
なんですよねえ……。当然ではありますが、人によっては歓迎する人としない人(いわば動
の人と、静の人)がいる訳で。前者のように、既にある程度対人コミュニケーションが取れ
ている方なら多少はっちゃけても大丈夫なのかな? こっちが臆病過ぎかな? とも思える
のですが、後者はより一層慎重にならなければ。かと言って、黙っていることと内心の想い
はまた別でもあります(寂しいけど、話せないみたいな)僕自身そんな部類に近い人間なの
で、尚更どうしたもんかと迷う。迷っている内に「何もしない(観てはいる)」という従来
の消極的な選択肢を踏襲しがちであるなあと思うのです。……そりゃあこっちだってお仕事
だし、何より一人の人間です。援けよう援けようとして、自分も一緒になって溺れ死ぬよう
な真似だけは、前提として避けなければなりません。
(※相手を非難するものではなく。一応プロフェッショナルとしての自己管理の問題。毎度
毎度潰れていては、援けを求める側も安心して頼れないですしね? その現実的な担保とし
ての、業界内の分業であるとも考えます。それを利用者サイドに「冷たい」と言われてしま
ったら、もうどうしようもない気がしますが。差し伸べた側としては負け確です)

……本当“雑談”って難しいな(頭を抱える)(基本、聞き手に回ってりゃあ良いものの)

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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

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