日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)書きたいものと書くべきもの─シリアス病

文字通り自分を削りながら書く、創る。或いは働く。
その都度体力・気力の足りなさを嘆くけれど、何につけても生きるとはつまりそういうこと
なんだろうなあと思う……φ_(:3 」∠)_

少々間が空いてしまいましたが、先日ユー録の百二章をUPしました。……ちょうど前章から
丸一ヶ月でしたね。今回はシーン数こそ多かったものの、分量自体は21500字程。まぁ先月分
のそれが大分膨らんだ=含ドンパチ系のシーンだったという面も大きいのですが。
年明けから、ちょうどサハラ~と入れ替わりで更新を再開した現行第Ⅷ部。まだまだ〆まで
は長く掛かる予定ですが、やはり月一作の頻度では(体感的に)すごく久しぶりという気が
しますね……。今に始まった事ではありませんが、毎回毎回鈍った筆感覚を取り戻しながら
の執筆モードが続いています。如何せんクオリティなり何なりが安定しませんが、今後とも
気長に生温かくお付き合いくだされば是幸いですm(_ _)m
                    にしてもいい加減、振れ幅の少ないやりようはないものなのか……。

後はざっと近況をば。
サハラ~のプロット作成は、前回(ユー録執筆モードに入る前)から一章分進み、四十七章
まで組み終わり。24エピソード目前編です。計算上、この後編とその次のお話で、ようやっ
と全体の半分ほど──作成作業も折り返しを迎える具合となりますね。今月も残り半分にな
ろうとしていますし、なる早で進めばいいのですけど……。ただ当稿現在において、流石に
疲れが度々自己主張してきます(日中のお仕事も、心なしか能率が落ちているような……)
ただまぁ原因はおそらく、夜遅くまでプロットの清書をやっていたせいで、日中の疲労との
合算が身体のキャパを上回り始めているという点に尽きるんだと思われます。要するに過信
ですね。ゆっくりと風呂飯を取り、今日も今日とて回復のプロセスは一通り踏んでいる故、
ちゃんと寝さえ(睡眠時間を確保さえ)すれば大丈夫だとは思うのですが……。

うーん。やっぱりここ暫く、タスクを詰め込み過ぎなんかもしれん。

プライベート、創作活動のそれも勿論なのですが、日中のお仕事にもついつい(自分なりに
ではあるものの)全力投球?をしてしまう。結果ごっそりとトータルの消耗が多くなって、
翌日なり週後半~土日の執筆の心算に響いてくる。そのためか、気付けば一頃に比べて明ら
かに疲労から回復、活動から疲労のサイクルが短くなっているんですよ……。具体的に言う
と、月~半月単位だったものが、ややもすれば数日単位に変わっている。それだけお仕事と
趣味創作の間を往復する日々に密度が増し、今まで以上にコンディション管理が重要かつ不
可欠になっているのに、どうにも「ぼ~っと休む」ということが出来ない。時間の空きさえ
あれば、何か一つでも作業を進めておかなきゃ……みたいな思考と衝動が勝る。社畜?前々
から自分でも言っている、臥せっていた歳月を取り戻したい反動、みたいなものなのかもし
れませんが……これはこれで、逆に今度は「何かをやり過ぎ」てぶっ倒れそうな気がせんで
もないですねえ。まぁ頑張り過ぎるな、疲れ果てる前に表に出せと等は主治医を含めた周り
からも割と口酸っぱく言われているので、心配をかけないようにしないとなあ……。病気の
せいで色々失うというロスは、もう繰り返したくないし……。
(主に今の年齢や、基本それらに反比例するリソース残量という意味で。どれだけ「普通」
とは違った人生経験になったと嘯けたとしても、十数年という療養に費やしてきた時間は、
二度と返ってくることはありませんから)

あまり深刻に考え過ぎれば、また例によって“毒”にしかならないんだろうけど。

自分にできる(残せる)ことって……何なんだろうなあ。


コンスタントな小説の更新を終え、次シーズン用の準備も進めてますよーと生存報告をした
傍から、こんな話をするのも何なんですけど……書くことが僕にとって、すっかり格式ばっ
たものになってしまったなあと改めて思います。文章はそれこそ昔っから、硬いわ長いわで
変わらない(まるで成長していない)ように錯覚しますが……今回お話ししようと思ってい
る旨は、そういう向きではなく。

──書きたいものと、実際に書けるものの差に思い悩むことが増えてきた。ことずっと同じ
コンテンツを続けている人間としては、そんな両者の隔たりと固着化がどうにも宜しくない
んじゃないかと思えてならない。

年初にこっそり抱負として挙げた通り、自分は今年こそ『楽しんで書く』ということを改め
て意識しようと思ったものでした。しかしあれから三ヶ月、いざ蓋を開けてみれば、にも拘
らずというべきか案の定というべきか……毎回“四苦八苦”“難産”しながらものを書いて
いる。苦しんで作業を続けて、それでも一通り終わったらホッと胸を撫で下ろす。それまで
自分の中につっかえていたものが幾分か吐き出せて、気持が楽になる……。

やっぱり、宜しくない。苦しむ為に書いているようなものじゃあ、一体何の為に筆を執って
いるのやら。訓練されたMと言えばそれまでであるが。せめてもっと「娯楽」を、自分も手
に取った誰かも楽しませられるようなものでなくちゃあ……。馬鹿の一つ覚えみたいに、と
かく作中でキャラクタ達に試練を与えて苦しめたり、鬱々とした思考を只々それっぽく散文
にするだけじゃあ藝がない。何より大上段、不用意に大きな主語でもって“語る”べきじゃ
ない。それは自身が散々厭だ厭だと言っている、諍いの気配そのものじゃないか……。

確かに人によって読もうとしているもの、目的なり嗜好は違うのだけど、少なくとも自分が
普段よく書くものらのそれは、広く他人に受ける類じゃないよなあと。じゃあもっと今の流
行りとか、投稿先(此処では主になろうさん)の傾向に応じた題材・調理のものを書けばい
いのかというと……実は必ずしもそうではない。
ことなろうさんにおいては、既に各種テンプレ群とn番煎じ(ジャンルの偏り)が飽和し切
ってしまい、良くも悪くも“異質”が通常となってしまっています。なまじ一大勢力として
悪目立ちすることも度々あったせいで、今ではこれらに乗っかって物語を書こうとしても、
寧ろ叩かれる(哂われる)リスクの方が大きくなってしまった──そう僕は感じています。
玉石混合と言えばまぁそうなのですが、露骨に安易に「僕の考えた最強の小説」が発信でき
てしまう環境がそこに用意・可視化されているがために、しばしば「最強の小説(笑)」と
他人が先ず否定しにかかる空気が醸成されてしまった。……そこに僕自身が、もろに嵌って
手を出せなくなりつつある、という話なのです(所詮言い訳に過ぎないのでしょうが)

僕にとって(パッと思い浮かべる)書いていて楽しい、苦しくない物語って何だろう?

その時自分の中で挙げられるものが、割合いわゆる“都合の良い”ラブコメなりハーレム物
だったり、或いはなろうテンプレ=転生チート物等々だったりする訳です(長年跳ねっ返り
で、サイト内のそういった流れにそっぽを向いてきたのに。今更に)何だかんだでしっかり
影響されてきたんでしょうね。だけどいざ自分もそれをやろうかと思うと……前述のような
顔も知らぬ叩きに気持ちが萎え、すぐに挫折する自分がいる。必ずしも何処か余所に連載を
する予定ではないにせよ、息抜き目的の「楽しい物語」にさえあれこれと猜疑心をもって臨
んでしまう。
加えて何よりも──僕自身、物語を“真剣に”描こうとすればするほど、世界観なりキャラ
立てがどんどん重くなっていかざるを得ない癖が抜けないという点が大きい。大き過ぎる。
“都合の良い”気楽な物語でもいいや、そう思ってこっそり書こうとしても、内々で企画を
練っているその間にどんどん重くなってしまう。ラブコメならラブコメ、ハーレム要素なら
ハーレム要素、それぞれの「経緯」を「説明する」為にある程度の世界観はどうしても必要
で、だけどもそんな事前の肉付け作業をやっていけばいくほどに物語は“重く”なる。内容
自体が明るく気楽なものではなく、暗くて重いものに変わってしまう。そうなると……結局
気晴らしに新しく書こうという企画自体、またもや頓挫する。そんな失敗を繰り返す──。

何なのか……。真面目に描かなきゃ死ぬ病にでも罹ってるのか。

あとこれは完全に僕自身の豆腐メンタルのせいなのですが、一先ず練り終えた企画それ自体
を『好きじゃない』と誰かに言われた途端、急速にモチベが無くなってゆく現象も。単純に
互いの趣味嗜好の問題もあるんでしょうけど、個人的には凄く厄介。何せ手に取って貰った
第一号、初っ端から首を横に振られるんじゃあ……踏ん切りがつきませんよ。まぁそれでも
えいやと投下してみたこと自体は、過去にもあるっちゃあるんですが……反応はどれも自分
が思っていたほど芳しくはなかった。僕が楽しい、或いは気軽と思うもの(属性・調理)が
そもそも、より多くの他人びとにとってのそれとは大きく違ってしまっているんじゃなかろ
うか? 選択・調理を間違えたんじゃないだろうか? それならまだ自身が書き慣れた方を
と、既存のコンテンツを維持することにばかり流れる……。

きっとこの僕の捉え方自体が、色々と粗があり過ぎるんだろうなあというのは何となく分か
るんですよね。そうした部分を認識・改善してゆくものが、いわゆる界隈の人達が云う分析
眼なり、プラットフォーム(場)に応じて書き分ける順応性=ある種のハングリーさなのだ
ろうとも(本当に受けたいと思うのならば、その余分な拘りを先ず捨てんか馬鹿者。的な)
しかし現状、僕はそれがまだ分からない──何処かで分かりたくないとさえ思っている? 
あれこれ傾向と対策でもって指南されるのも、受ける為に宣伝なり人脈を広げ作ることを兼
ねたコミュニティで「ワイワイしなければならない」のも。……正直言って邪魔臭い。嫉妬
と断定され、きっと鼻で哂われもするんだろうが、ただでさえ少ない自分のリソースを、空
寒いじゃれ合いに割いて穏やかでいられる気がしない。それだって他人に「開く」一環とで
も捉えれば多少なりとも違うのだろうけど……何か違う。僕の中で、根本的に未だどうして
も頷けない感覚がある。ちやほや、メディアに露出する作家なんて作家じゃない──古臭い
要らぬプライド、何処へいっても無駄に職人肌な性格がそう頑なにさせている部分もきっと
あるとはいえ。
(仮に交流しに行ったとしても、どうせ冷たい眼で受け流す──ろくすっぽ相手にされない
んだろう? という個人的な経験が根強くって。どうせコミュ主がマウントや優越感を取る
のに都合の良い人間ばかりが残り、目立ってゆくんだという歪んだ性根が巣食っているもの
だから、繋がりを広げるコスト・得られる人脈や知識のリターンよりも、其処との関係を維
持する為に必要となる精神的なコストが上回る=リスクにしか感じられないってパターンに
僕自身が支配されている感がある。面倒臭いというか、損な性格だとは思うけど、こればっ
かりはどうしようもない……根っからのコミュ障なモンで)

……色々と、また話があちこちに脱線していますが、結局未だもって自分は旧くって保守的
ってことなのでしょう。もうかれこれ八年ほどこうしてブログに拙作を載せたりしています
が、叩かれるのが嫌だから予防線を引き、うだうだ言う場所として此処(雑記)を設けてい
るのでしょう。そう考えると“真面目に書かないと死ぬ”というより、なまじクソ真面目な
書き方に慣れ切ったせいで“粗が始めから分かることが自分でも許せない”から、仮に気晴
らし用だとしても構想の段階から投げ棄ててしまうのか……。
(頑固な陶芸家が、自分の焼いた出来の悪い皿をことごとく叩き付けて壊し、ゴミにしてし
まうアレ?)

重症だよなあ。

とかく肩肘が張れ過ぎる。

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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

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