日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)長旅の後とクールダウン

実 家 の よ う な 安 心 感(まぁ実際に実家ですけども)

此方(雑記)では久しぶりです。自身の体感としては結構バタバタとしていたように思うの
ですが、日数的には前回とさして変わってはいないという……。
気付けばふいっと時間が消し飛んでいたかのように錯覚し、暦も二月に突入しました。つい
この前までやれ正月だの何だのと言っていた筈なのに、相変わらず早っいなあ(´A`) でもっ
てまた来月も──あと二・三回ほど雑記を書き終えた頃にはきっと、同じように時の流れを
嘆いているんだろうなあとも(というか、最早お約束になって久しい)

以前にも言及していたかと思いますが、先の週末に遠出していました。
名目上はお仕事関係、研修もとい会議に参加する為です。身バレになりかねないのであまり
詳しいことは話せませんが、自身生まれて初めての九州への旅であり、療養生活後としても
最大の長距離移動でした。本来ならば事前の準備段階ですら気を揉みっ放しでストレスフル
だった筈ですが、今回は所長の同伴という形だったため、旅費や宿の手配云々などは基本的
に所長(職場名義)が行ってくれていました。読んでいる筈もなかろうものですが、改めて
ご厚意に感謝します。普段の生活がとかくインドアな分、良い経験になりましたm(_ _)m

──個人的に一番の収穫は、これだけの長旅をして来たのに、クタクタに疲弊しての帰宅で
はなかったということ。
以前の自分は、県内の近隣市に出掛けるだけでもどっと疲れていた過去を踏まえても、地味
に成長ではあったのかなあ? と。体重の方は未だ一向に減ってはくれませんが、ほぼ日で
続けてきた筋トレ等も、少しは成果に寄与したということなのでしょうか。とはいえあまり
過信もできません。油断大敵というか、数日遅れで反動(疲労)がクるなんてパターンも、
この歳では普通にあり得ることなので……。念の為次の週末くらいまでは用心しておくに越
した事はなさそうです。
加えて、改めて痛感したのは……自身の社会的経験値の乏しさ。有り体に言うとコミュ力。
会議という他人が大勢集まる場に加え、その性質上、彼・彼女らは皆同じ業界の先輩方。も
しかしなくても、利用者に毛が生えた程度の下っ端は自分だけだったかもしれない。そんな
中できちんと礼節を弁えられていたか? 実際に相対してお話をする際、もっと適切な言葉
はなかったか? 相手を見て話せていたか? といった自問は……十中八九「否」を判断せ
ざるを得なかったでしょう(要するにキョドっている自覚があった)今後もっと場数を踏め
ばこういったシーンも慣れてくるのでしょうけど、やはりまだまだ緊張しっ放しだったなあ
という振り返りが大きいですね。元より一度は“普通”のレールから脱落してしまった身、
周回遅れのキャリアにならざるを得ないとはいえ、越えてゆくべき課題(人生の段階)はま
だまだ山積しているようです。

……ともあれ、そんなこんなでまた地元に帰って来ました。来週からは再び自宅と作業場を
往復する従来の生活サイクルに戻ってゆく訳ですが、喉元過ぎれば何とやらとならぬよう、
改めて兜の緒を締めなければ。今回の旅が、ちゃんと自らの肥やしとなるように。

あと、出発前に散々“予防線”を張ったりしていましたが、今月頭の三題x2も何とか無事に
更新する事ができました。如何せんある程度、時間切れ(日程を逆算しての準備が間に合う
タイミングを越えそうになる)故の突貫作業の感が否めませんが──まぁ別にそれは、今に
始まった事ではないか(・x・) ようやくリアル水面下でバタバタとしていたあれやこれやも片
付き、ホッと一息……をついている暇もあまり無く、気付けば次の三題やぼちぼち今月分の
ユー録の執筆予定も近付いて来ています。
生活サイクルというか、改めてコンディションを、ものを書くという営みのそれへと持って
ゆかねば。忙しなさとはまた異質の深みに、沈めてゆかなくては。

ただ何気に進捗的に宜しくないのは、サハラ~次編のプロット作りなんですよねえ。上述の
ような忙しなさも相まって、前シーズン完結から二週間が経とうとしているのに、まだ全体
の骨格さえ固め切れていない。焦っても詮無いとはいえ、順繰りに清書してゆく工程・章数
を考えると、最初言っていた三ヶ月目途で済むかどうか……φ_(:3 」∠)_


物理的な意味で、残存エネルギーが充分に足りなかったという点もありますが、今回の長旅
から帰って来てすぐに(それこそ自身滅多にない経験だったにも拘わらず)文章としてした
ためなかったのは──ひとえに怖かったからです。ふいっとこの久しぶりの経験値に対し、
少なからずハイになったまま、妙にキラキラとした属性を帯びている状態で雑感を書くって
のは……何だか違うなあと。

実際“世の中捨てたモンじゃない”的な遭遇経験、エンカウントは確かに存在はするんだと
思います。それこそ個々人の今日に至るまでの経緯や、不意に接触するに至った合縁奇縁は
千差万別であり、僕自身も(此処でさんざ語っているように)十年近い療養ニート生活から
今の作業場に勤め始めて持ち直したというある種の“輝かしい”エピソードは在る。そして
そこから一種の「諦め」と共に流れに身を任せ、鈍足ながらも奮闘し、結果としての今回の
会議同行という新しい経験に繋がったのだと捉えているのですが……だからこそ此処で浮足
立ってたら駄目だよなあと。そう妙に冷めよう冷めようとする自分もまた、一方で存在して
いると自覚する瞬間が、筆を執る前に起こったのでした。内側に居て、こちらに頭をもたげ
てくるさまに、身構えるしかなかったのかもしれません。

“信じる者は救われる。但し足元も掬われる”(誰が上手いこと言えと)

ポジティブ教徒に改宗することへの抵抗感か、はたまた抜け切らないネガティブ癖か。
少なくとも今回の旅は、あくまで仕事の一環であった筈です。実際、道中で現地の美味しい
ものを食べたり、お城や路電などの風景を楽しませては貰いましたが、冒頭部のように自身
学ぶべき所はいくつもありました。それは何も単純に仕事だからというよりは、一人の人間
としてのレベルを上げてゆく──己をより一層律してゆく為の課題であるという動機付けに
依る部分が大きい。初めての土地への旅行というワクワク感よりも、その本分というか、旅
自体の目的に対して割合意識・思考が向かいがちだったというのが主な原因なのでしょう。
……何より僕自身、会議で面と向かった先輩方に及ばない・まだまだだという、相手が大き
く見えて自分が小さく見えてならない感覚と、思考を即座に言語化出来ずにどもりっ放しだ
ったという“失敗”意識が強かった。それは何もこれら先輩方だけに限らず、よっぽど普段
から慣れている筈の同伴者=所長相手でさえも、ままならなかったなあという感慨が、今回
の旅を一通り終えながらに湧いてきてならなかったのです。言葉になって放たれ、空中を飛
んで行くよりも前に、べちゃっとすぐ自身の足元、湿った暗い水面に落下して曖昧に溶け消
えてしまうかのような……。

何か、思うことは在る。片足を突っ込んでいるだけとはいえ、福祉の関係──お仕事に関す
るあれこれは勿論、創作(執筆)活動をやろうとする際に持ってくる題材にしても。

なのに……どうにもはっきりとしない。少なくとも自分の中でモヤモヤとしたこと、何とか
して言語化しなきゃならない衝動・思いが湧いて来ている筈なのに、いざそれを文章に言葉
に起こすことが、ここ暫くとんと困難になってしまったと感じられて久しい。仮に、それで
も粘って絞り出し、一応形にしたとしても……足りない。やはり漠然と、としか言いようが
ないのだが、どうにも元々思っていたことの芯を捉えられていなような気がするのだ。理屈
だけ突貫工事で並べておいて、でも実際は上っ面数センチ程度しか掬い切れていないという
ような、コレジャナイ感。不完全感。
かねてから目まぐるしい毎日の時事報道に疲れてしまうからと、敢えて意図的に感性のアン
テナを絞ったのだけど……それが気付けば、今や本来「集中」しようとしていた書き物自体
に対してさえ、悪影響を及ぼしている。物語にしろ、何かしらの問題意識(題材)にしろ、
充分だと頷ける「深さ」に沈み切れない。それは単純に一個一個に掛けられる時間が足りて
いない所為もあるのだろうけど、根本として浅くしか潜れない状態があるんじゃないか? 
言葉にしてくれなきゃ伝わらない。整理させてくれなきゃ解らないと相手に思う癖に、他な
らぬ自分がそうやって紡ぐこと自体に難しさを感じている。いち物書きとしての危機……?

単に昔っからの、悪癖(益体の無い思考のループ)が出ているのかもしれません。ただそう
会議と観光、道中での移動と会話の中で、僕は段々と当初の純粋な“ハイ”が冷めてゆくの
を感じてしまっていたのでした。楽しむよりも、意味を見出そうとする「もっと」が、今回
少なくとも正直内心で宜しくない方面に働いたのでした。何だか締まりが悪いというか、冷
め始めるのが早過ぎて、一人勝手に感傷に引っ張られてしまったというか……。帰りの天候
が、結構な下り坂だったというのもあるのかもしれませんが、もっと“きちんと喋る”べき
だったよなあと。理屈を捏ね回して自他を誤魔化すっていうのも根治ではないにせよ、ただ
漠然と不安やら何やらを抱いて訴えても、困らせるだけで……。

これからの人生、僕という人間はもっともっとその経験値を積んでゆかなければならない。
つまりは自身を「開いて」ゆかなければ、遅々として進まないのだけれど……それでも未だ
に自他の思考でいっぱいになると、密かにワーッとなって「閉じ」てしまいたくなる。周り
や世間のざわめきから遮断され、静かな世界に閉じ籠りたくなる。

だけども、仮にそうできたからといって、必ずしも言葉を起こすのが捗る訳ではない。第一
そんな「閉じ」戻しが癖になってしまうことも、これまでの(個人的)経緯からして最大限
避けるべきだし、寧ろ「開いて」ゆくべきでさえある。僕はずっと逃げてばかりで、新しく
何かを取り入れてゆくことに臆病だったから。こと他人との関係性云々においては、いずれ
自他との間でトラブル=諍いになって辛い目に遭うし、そもそもそういう枠組み自体が瓦解
してゆくものだと知っているから、諸手を挙げて肯定できない。光り輝いて美しいその足元
には、影が渦巻いているんだと知っているから、もう長いこと真っ直ぐにその眩しさに目を
細めるよりも足元のそれにじっと目を凝らして俯いている方に慣れてしまった。そういった
生き方、態度の方がまだ被害は抑えられるんだと言い聞かせてきた。失ったり傷付け、傷付
けられたり。そんな諍い(こと)に自分の心が掻き乱されてしまうのなら、いっそ始めから
望まなければいい──。

……久しぶりかな? 眩しくて綺麗なものに触れると、こちらが妙に委縮してしまう現象。

幸せではありたいけれど、自分にとってそれは長らく自ら積極的に“光”と共に前に出ると
いった類のものではなかった。寧ろ眩しさのずっと端で、只々平穏に微笑(わら)っていら
れればという、もっと消極的なものだった。光と闇が合わさり最強にみえるというよりは、
どちらにも偏り過ぎずに適宜自分の中で相殺を試みるといった具合の。

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  1. 2019/02/05(火) 23:45:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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