日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(歌帳)とある物書の気紛短歌 2019

ここでは、拙いながら自分が気紛れに練ってみた短歌をまとめていこうと思っています。
なのでこの短歌という形態での創作は不定期となります(何よりも専門?ではありませんし)
一応「五・七・五・七・七」という、短歌としての最低限の形式になるよう文字数は調整
している筈ですが、時折変則的な読みをさせている場合があります。あしからず。
(その際は括弧付きでその読みを併記しておきます)

他の書き物共々拙作ではありますが、束の間の一興にでもして頂ければ幸いですφ(=_=)
(肝心の句は追記部分に掲載しています↓)


@2019.01-09
・年の瀬を 盛り上げようと する演出(こえ)に 五月蠅いからと 自室に籠る
・初詣で 石段登る 最中から 脚は嘆きし 運動不足
・神頼み 今年の幸を 願えども 今日しか来ずに 虫が良過ぎか
・平穏を 成したととても 言えずとも 時代(とき)は構わず 次へと進む
・自らの 軽傷(かるさ)寛解 笠に着て 悪しき増長 同族嫌悪
・タフネスが 優しさよりも 先に立つ 世界じゃきっと 駄目なのだけど
・聖夜だよ 年越しだよと 賑わえど 知った事かと 筆ぞ動かす
・傷付いた 叫び人らを 白い目で 避ける世の中 誰の所為だと
・その自由 守ることとは 君じゃなく いつか我が身の 火の粉が為で
・思うのは 求める癖に 横柄で 正義で殴る 所為なのだろう
・頼んでも いない奴らと 肩を組む それが政治(パワー)と 云えばそうだが
・自分さえ やり過ごせばは 旧いのか 物言う故の 乱世垣間見
・暮れ迫る 孤独の中で 次編を 仕上げた安堵 狂気にも似て
・今年こそ 創るそのもの 楽しもう きっと同じく 束縛(べき)になるけど
・何度でも 創って壊し また創る 心が折れて 癒えるその度
・諦めよ 認め労え この身をば 書くことさえも ままならぬ現実(こと)

@2019.01-23
・気が付けば 歯を食い縛る 瞬間(とき)増えて 力み過ぎかは 疲れ過ぎやは
・分からない 年寄り様の 言うことにゃ 今の機械を 解る気も無い
・朝冷えに 負けてじわじわ 出発(で)る時刻 繰り下げられる 敗北感よ
・この役目 果たさんほどに 籠もりがち 同僚(なかま)と語る べきも遠くて
・その自負は 古参気取りを 笠に着て 他人を見下す 元ではないか
・責任の 矢面立てば たちまちに 心折れそう まだまだ弱い
・辟易す 世の争いは 別に今 起こった訳じゃ ないのだけれど
・余りにも 理想(みらい)ばかりを 見ていれば 現在(いま)の者らが 牙剥く道理
・土足まま 他人の愛好(すき)へと 踏み込んで 金だけ取れる などと思うな
・サービスを 遊ぶ側と 維持す側 不満(もんく)ばかりで 分かり合えずに
・嘯けば 虚栄募りて 敵も増え 故に噤むや 一人も一人
・アピールを 疎む気持ちは 分かるけど 敢えて冷や水 掛けなくてもと
・先ず初月 たっぷり書けた 喜びを 少し変革(か)えよう 溜めるが大事
・引き続き 別の新たな 物語 次編(つぎ)を組もうと 情景(すがた)編みつつ
・面白さ 求めるものは 違うから せめて其処だけ 憶えていよう
・藝術に 奉ず心算は あるけれど 殉ずるまでは 惜しい気がする

@2019.02-14
・久方の 旅の疲れも 遅れ来て 身以って歳月(とき)の 経ちしをぞ知る
・お先にと 君は鼾(いびき)を 響かせる 僕の仮眠(ねむり)を 先に取るよう
・分からない 解る気がない 言い換えろ せめて理解が 追い付かないと
・閉ざされた 旧い常識(セカイ)に 生きている 貴方の今は 楽しいですか
・語るべき 番も利益も ないのだと 噤み気付けば 思い(じぶん)も視えで
・底破り 晴れ間が差すを 繰り返し 僕らも凹み また持ち直し
・手前らが 聖人君子 でない癖に 他人にはやたら 要求(もと)めたがって(※字余り)
・怪物は いつも画面の 先に居る 無知と悪意と 承認欲と
・他の痛み 黙して悼む より先に 声明(アピール)だけは 熱心な奴
・素晴らしい 技術も悪しき 体質も 等しく同じ 日本人だろ
・取る首を 間違え続け 改めず 彼奴らは陰で 嗤うのだろう
・諍わず 無駄に義憤(いかり)を 持たぬよう 思うことさえ 止めるべきかは
・創らなきゃ いけない工程(もの)が 多過ぎて 理想数(おもう)ほどには やはり捌けぬ
・充たされる 心地は今や 一瞬で 未(いま)だな事で すぐ満たされる
・その過信 諦め進む だけなのに 創る時には 譲れなくって
・この思い 誰が為に 捏ね回す 闇を覗いて 病みを浴びても

@2019.03-12
・目まぐるし 日々の仕事(タスク)に 流されて 月日は疾くと 生とは斯くと
・足音を 告げる肌へと 春の暖 いいえ鼻へと 僕には花粉
・冬籠り 終えた蟲達 這い出るを ヒトは見敵(そのつど) 必殺をする(ころしてすてる)
・至らない 他人に苛立つ 暇よりも そんな自分に 気付き見直せ
・咲く花は 人それぞれに 違うから せめて蕾の 長さ判れば
・歳月が 記憶朽ちさす 間にも 同じ地鳴(さいか)が 襲い続けて
・嘘つきと 嘘つき達が 連呼する 腐す為なら 歪める癖に
・嘘じゃない 国民(こちら)見ないで 政敵(てき)を見る センセイ方は 戻るが嫌い
・内は内 通じぬ向きは いつからか その正統(べき)誰が 決めるのだろう
・なあなあを 憎み正義を 掲げるは つまり諍い なのではないか
・都合いい 情報(もの)しかどうせ 見ないなら 義憤(いか)らなければ 穏やかなのに
・すみません その一言を 言ったらば 敗けと信じる 大人(ひと)の多さよ
・民草が 創り盛り上げ 商人(あきんど)が 囲いお上が 口出し殺す
・コンディション 書く度僕を 振り回す 一喜一憂 美しくない
・物語 突き詰めるほど 重暗く 逆張り進む シリアス病者
・描(えが)きたい ものと描くべき もの達が 隔たる己が 筆の辛みよ

@2019.03-27
・知る人が 気付けば全て 老いてゆく まだ何一つ 返せてもない
・眠らねば 捗りもせず 時流れ 延びてやがては 覚めぬのだろう
・押せば引く 人と賑わい 立ち代わり 微笑(わら)ってられぬ その後の君は
・勤勉と 怠け者の 違いとは 宜しくはない 優生思想(そんなしあん)は
・今よりも 過去の出来事 嬉々として 語りたがるは 老いたる証拠
・穏やかな 日々を多忙で 埋めたがる この身は未だ 幸には慣れず
・春を待ち 芽吹き歓ぶ 気持より 過ぎる日々をぞ 惜しむ寂寥
・最後だと 平成枕 詞にし 煽ってみても 何が変わろう
・恙(つつが)無く 願う治世の 意思さえも 取り巻く者は 自己主張(せいそう)に具し
・イエスマン 反対者(てき)の声など 聞く気なく スレぶら下がる 言論もどき
・その敵を 倒した後の 己らが 敵となりうる 自覚が足りぬ
・誤った 誰かを皆で 打ちのめし 一体何処へ 向かおうという
・諍いを 厭うばかりじゃ 変えられぬ 嘆くだけなら 馬鹿じゃあないか
・出来るなら 娯楽書くべき 描かねばと 我が子に試練 与うばかりじゃ
・既存作 終わらす為の 積み上げが 新作(つぎ)の形を ぼやかし続け
・筆を執り 思い吐き出し 内面(うち)見つめ やはり他人を 見てないじゃない

@2019.04-09
・去る年の 枯れた紫陽花 緑勃つ 早も今年の 梅雨を待つらし
・差す陽々に 何度促さ られたろう 蒼に咲く桜(はな) 愛でるこの老い
・春の暖 光生む陰 君は臥す 僕の所為では ないのだけれど
・春の風 水面に落ちる 花弁を 愛でる向きより 悲しみ増えて
・教え下手 僕のノウハウ 伝わるか 口手出すこと 躊躇うきらい
・難ありし 他人らと共に 生きるより 避けつ矯めつつ 生きてはないか
・愛や金 故に義憤(いか)れる その界隈(ばしょ)も 傍から見れば 只地雷原
・選挙戦 知らぬ者らが 鬨の声 やはり戦は 好きにはなれぬ
・その政敵(てき)の 不格過ち 詰るより 自分に何が 出来るか語れ
・批判される(なぐられる) 覚悟があると いうんだな 故に人々(おおく)は 口をぞ噤む
・主義主張 踏み込む報い そうだけど 思うことすら 駄目な気がして
・毒舌を 望むも吐くも 往く先は 味方しか居ぬ 世界というに
・世の流行り ざわつく向きに 距離置けど 冷や水だけは 掛けずにいよう
・夢描く ことさえ今は 身構えて 好きに理屈を 付けたがる悪癖(くせ)
・コミュニティ 顔出す頻度 減り続く 自作優先(よりょくのなさを) 免罪符にし
・筆を執る そう決める度 気が重く なるのであれば どうして趣味か

@2019.04-23
・暖かさ 暑さに変わる 春の終 いずれは風も 熱孕む筈
・桜色 停まれの赤が 新緑に 誰が夏への アクセルぞ踏む
・長いこと 苦難の日々(ふこうなさま)に 慣れ過ぎて 現在(いま)の幸をも 喜び切れず
・禍福には その総量が 在るのかは 誰かのそれを 奪ってないか
・自己主張 察さぬ者に 苛立ちを 向けてはならぬ 仕事(うれい)が故に
・今日シフト 今夜の飯は 出来合いで 密な家庭(いえ)より 平和に思う
・万歳を 斉唱する画(え) 画面越し やはり僕には 好きにはなれぬ
・増税と やれ解散と 騒ぐさま やはり民など(ぼくらを) 見てなどいない
・この儂に さっさと死ねと そりゃあまあ 若きを轢いて 生き残るなら
・名士たる 者の過ち 叩いても 君の幸へと 換わる訳じゃあ
・横並び 一人の富を 皆の為 奪い喰らって 何が進もう
・断絶す 金と思いと 体相が いつかこの世も 絶やす気がして
・いつか書く 為の拵(こしら)え 割き過ぎて 書くべき今の 手抜いてないか
・ごっそりと 疲れて泣きを みる癖に また火が点けば 書かずにおれぬ
・晒し場(このばしょ)の 八つ巡りの 時節問う 何が変わって 何が変わらで
・書き残し 見返す頃は 老いたるや 過去の自分を 此処に封じる

@2019.05-20
・土手埋める 蒲公英の黄を 愛でる気も 根張り刈る手間 知っているなら
・深緑が 和らぐ陽射し 曇る今 いずれ篠突き 幾許ぞ散る
・蒸し暑さ 捲った袖の 我が腕に 蚊刺せし痕 数多汚さ
・泣きじゃくる 仲間の横で 鉄仮面 いつから人の 心忘れた
・大丈夫 無理してないと 訊かれるも 貴女の方が 余程と言えで
・諍いが 厭いで何時も 逃げてきた 静かな場所へ 怒鳴らぬ方へ
・諍いを 厭う久しき この念も 所詮私怨の 数多一つで
・○○を 許すな抱くな 取り下げろ 燃しゆく毎に 言葉失い
・○○は 正しき旗と 掲ぐ君 君とイコール ではなかろうに
・その事件(あく)は 突如出てきた 訳じゃない 君の義憤(いかり)が 金になるから
・折れもせず 哂う事しか しないなら 手前のそれを 議論と呼ぶな
・嫉妬(やっかみ)と 貧しさ故に 奪っても 全(ふかん)で観れば 只のマイナス
・残念だ イデオロギスト クリエイター 自身のレベル 何故にかく下ぐ
・主義主張 さえも物語(はこにわ) へと詰めて 昇華させるが 作家だろうに
・もっと数 創りたいのに 月日だけ 年の数だけ 増える苛立ち
・心血を かつて注いだ 筋書(プロット)も 筆執る今は 苦行増し増し
・娯楽だよ 売れる作家(ひと)等の 嘯きが 馴染まぬ僕の 筆を止めるか
・振れる幅 疲れ束の間 高揚(ハイ)を糧 抑え切れずに 言の葉溢(あぶ)れ

@2019.06-06
・文字通り 虫の報せは 痒みから 蚊来て掻き夏季 顔を顰めつ
・ため池を 眺めて涼を 感ずほど この身は夏と 覚えたるかな
・水田に 目には白鷺 耳蛙(かわず) どんな四季にも 望む者あり
・最近の 若い子らはと 思ったら つまり自分が 老いたる証
・無知恥じず 見込み高過ぎ 自尊心 人付き合いの 癌だと思う
・忙しなく 働き回る 自分をば 酷く上辺な ばかりに観えて
・役立たず 要らぬ決めるは 君じゃない 鉈を振るうも 君じゃないのに
・役立たず 要らぬ追い出せ 叫ぶ君 其処へどうして 転がらないと
・自助努力 足りなかったと 言うならば 一体何の 為の国だと
・人間を 援ける為の 制度(システム)を 維持する為に 人が死ぬのか
・その好きを 伝える為に 何故君は 嫌いばかりを 哂うのだろう
・貴方らの 語る悪しきを 排しても 次の小悪を 詰るのでしょう
・敵なのか 味方なのかと 問いたがる それが何より 敵を生む筈
・本当は 語るべき旨 人さえも もっと限られ 噤んだ方が
・書かねばと 意図し起こした 文字達の 何と薄くて 虚しいことか
・やはりもう 遅過ぎたのか 物語 断片全て 生んでやるには
・弾数か 又は再作(リテイク) 欲に揺れ 日数だけが 過ぎ去ってゆく

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  1. 2019/01/09(水) 00:00:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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