日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)欲張り出だす、大風呂敷等

(例の如くものを書くこと自体のリハビリ兼、ぼちぼち更新頻度を埋めようと)

暦的には必然っちゃあ必然なのでしょうが、ここ数日でとんと寒くなりましたね? その癖
お昼前後を過ぎるとフッと晴れて日が差し込み、体感的にはじんわり熱いくらいに錯覚する
時さえもある。だけどそれは普段、空調の中に居るからであって、実際外に出れみれば風は
すっかり冷たい──冬の気配そのもの。そして日が沈み、夜になればまたガクンと急激に冷
えてしまい、炬燵やらストーブが手放せない時間がやって来る……。

ただそんな容赦の欠片もない寒暖差もしんどいですが、それ以上にやれ年末だの新年だの、
まだ来てもいない諸々のイベント事を繰り返し宣伝・急かしてくるような世間一般の向きの
方が、個人的には(精神的に)鬱陶しいなあと思う今日この頃です。尤も普段そういう感情
を抱く身近なケースと言えば、日々のお仕事中のざわつき賑わいだったりするのですが。

前回の雑記からおよそ一週間が経ちました。例の如く一日なんて本当あっという間に過ぎて
しまう、終わってしまうなあと思う(けども如何にもならない)一方、その日に心積もりし
ていたタスクが、蓋を開けてみれば結局捌け切らずに自分の中に滞積するなんてパターンが
すっかり定着してしまって(´A`)-3 現実の時の流れに反比例して、自分という存在が着実
に重くなっているような気がしてなりません。
不安──というよりは、焦りやら苛立ちといった表現の方が近いのかな?
自身そうやって「創らねば」的意識で急くからこそ空回りするんだぞと、これまでの経験則
からしても判っている筈なのに、未だもってこの手の心理的病状から抜け出せないでいるよ
うです。単純に性分の問題もあるのかもしれませんが、いい加減おさらばしたい……。

時折他の(まだ活動歴の浅い)創作人さんを観ていると、総じて“まだ”創ることそのもの
を楽しんでいるんだなあと分かるんですよね。たとえ粗削りでも、小説ならば文章作法やら
基礎的な知識やらが足りなくても、まだピュアでいられている。勿論その人だってそれぞれ
に普段考えていることってのはあって、別にイコール愚鈍という定義一つで括る心算も括れ
る訳でもないのだけど……正直自分は羨ましく思う。嫉妬している。おそらくは自分のよう
に、なまじ歳月を経てゆくと彼らも彼らで疲弊してゆく──良くも悪くもピュアなままでは
いられないんだろうとは予測するのだけど、だからといって彼らがいずれそうなってゆく事
を望んではいけない筈で。それはメシウマというか、自らの精神的な向上を諦めて他人を沼
に嵌めることに執心するだけの闇堕ち(忌むべき悪性)であって……。

いかんなあ。

細かい作業と人疲れが重なって、最近またこの手のぼやき増えてしまっていると、己の未熟
さを思い知らされている所です。お仕事はともかく、先々月くらいからプライベートでずっ
とプロット作りを並行しているものだから、こうして自覚するよりも以前からじわりじわり
とフラストレーションが溜まっていたのでしょう。いかんなあ。人間のありふれた心理現象
だと言ってしまえばそうなのですが、やはり宜しくはない。とはいえ多分、そうやって日頃
自分に『駄目だ』『××すべきでない』という“戒め”ばかり投げ付けているからこその、
ネガティブの滞積なんだろうなあとも。ポジティブ教徒になれ、とまでは極端に振れないに
しても、あまり否定づくめのネガネガしっ放しは間違いなく自身にとって毒になる筈です。
まかり間違って外(対人)に吐き出されてしまえば、それこと他人からしてもとばっちりを
受けますしね。なるべく自身の『出来た』を愛でてあげればいい──のだけど、長年染みつ
いたこの思考経路ばかりは、どうも年単位ですら除去困難のようです
(代わりに「諦め」という形で、ネガる対象を放棄するなんてやり方も増えてきましたが、
それも結局根本的な解決とは縁遠いように思いますし……)

プロット進捗は相変わらずおっそいです。〆予定に近くなってきた分、帳尻を合わせるべく
余計に頭をぐるぐる回さなきゃいけないだろうってのも大きいのかなとは思いますが。でも
それじゃあ始めっから、もっと詰めろって話ですしね?φ_(:3 」∠)_

……うーん、今年中に間に合うかなあ。やっぱり怪しそうかなあ。

この土日、サハラ~次章の執筆モードを予定していますが、多分今回も難産の類と戦わなけ
ればならぬ予感がしています(故に一旦、プロット作成の手が止まります。ご容赦を)


(上記導入部を書くだけで、風呂飯を挟み既に数時間も経っているという絶望)

もう物理的にお仕事から帰宅即執筆、なんて動きが無理になっているってのも大きいんです
けどねえ。キャパシティというか、充分な体力気力の水準に回復するまでにやたら仮眠なり
何なり無駄にクッションしなければならぬのがどうも……燃費の悪さもまた辛い……。

それでもこうやって日々がっつりお仕事をするようになった分、とにかく臥せって何も出来
なかった療養ニートの頃に比べれば(その実ミリ単位の動きではあるんだろうけど)自身の
生計というものに近付けているのかな? 今の作業場に通うようになり始めて最初の給料日
の時もそうだったのですけど、何だかんだ言って自分が稼いだお金=親なり周囲に後ろ指を
差されずに使える小遣いがあるというのは、精神的にかなり救われる部分があります。まぁ
僕自身は長らく浪費の類とは無縁な生活を送ってきた(のと将来の不安定要素が無くなった
訳ではない)ので、結局大半は貯金と料金支払い、及び通院費に飛んでゆくのですが……。
でも下品な話、今後こうやって可処分所得が増えてゆけば、もっと日常のあれこれも便利に
なるんだろうかな? とは密かに期待しています。親の背中を、世の中全体が抱える不景気
を見ながら育ってきた世代の一人としては、ずっと「消費しないこと」が美徳というか正義
だと思っていた節がありますから。

実際にはそうではなくて、たとえ個々人のそれが小さくても、使わなければ経済は回っては
ゆかない。回らなければ自分達の生活それ自体が連鎖的に滞ってしまう。

当たり前といえば当たり前の知識。それでもこの国は未だ「給料払った死ぬ病」が蔓延して
いるし、そもそも僕らだってその給料が十分に貰えないって点でもって様々な社会問題を来
たして久しい。とはいえ、身近な例ではうちの作業場の所長もそうで、大部分の経営者と呼
ばれる人達も皆が皆悪意を持って出さない訳じゃあない(筈よね?)いわゆる鶏が先か卵が
先かって話になっちゃうけれど、じゃあ大元は誰が悪いの? って話になる。そこを見つけ
て滞った部分を流してやればいいんだけど……現状、その大方の解が「金持ちから分捕れば
いいんだ!」みたいな発想だからこその、昨今の世紀末。持つ者と持たざる者、パイの取り
合いは資本主義永遠の課題……。

っと、脱線しました。そういう難しい話は置いといて、僕が今日雑感にぶち込もうと思って
いたのは、もっと個人的でミクロなことです。上記のように多少小遣いがキープできるよう
になったことで、芽生えてきた物欲といいますか。

いやね? 僕も段々と、都度「欲しいもの」ってのが増えてきたなあって話で。

九月に新調したこのPCを始め、ネット上の観測範囲から読んでみたいな、遊んでみたいな
っていう本やらゲームもちらほらと頭の中にリストアップされている。少し前まではあくま
で“創作の肥やし”という意味で「インプットしなきゃいけない」からチェックするように
努めてはいた(実践できたとは言っていない)だけども先日からのこれは、もうちょっと動
機が軽いというか、本当にポンと「欲しい」と思った奴だなあ……と。

え? 当たり前じゃんと思う人も多いかもしれませんが、僕という人間にとっては結構革新
的なことなんですよ、これ。最初にも話したように僕は子供の頃からずっと欲しいものがあ
っても我慢するのが当たり前、みたいな暮らしをしてきたモンですから。なまじガキの癖に
両親や周りの大人の苦労を何となく嗅ぎ取って悟ったせいで、自分さえ耐えていれば余計な
迷惑は掛けない筈……と、多分思っていた。それがずっとずーっと続いてきたせいで、未だ
に自ら能動的にものを買うという行為そのものに抵抗さえあったんです。
それが──それでも年齢が上がるにつれて、ネットマネー経由などで同人作品を買うなどし
て場数を踏んで来はしたにせよ──少しずつ自身の物欲を頭ごなしに否定しないようになっ
てきた。今はまだプロット作成とか、他の執筆スケジュールなり優先して片付けてゆくべき
タスクが溜まっているので、それらがある程度捌けた後になるんでしょうが、暇を見つけて
目当ての本を探しに書店にも出掛けたいなあと思っています。PC周り、ハード関連は住ん
でいる田舎に専門店の類が無いので、どうしてもとなればネット通販を使わざるを得ないか
なあと(実際PCの新調もそうでしたし、書籍類も店に無ければポチるしかない?)

問題というか懸念は、なまじ今までずっと禁欲的だった分、タガが外れていって散財しちゃ
わないかしら? という点。

ただまあ……そこまで酷くはならないかなあ。実際外れまくるほどに資金が際限ないって訳
でもないですし。少なくともこういう心配を相変わらずしちゃう程度には、多分良くも悪く
も“抑制”しよう抑制しようという心理は今度も働くと思われるので。……というか、個人
的に消費しなくっても、役所(あいつら)はしっかり取ってきますからねえ。実際世の社会
人の皆さんの多くは先ずもって、税金云々料金云々を払うが為に働かれているようなもので
すし、それが非常に俗物的ながら生きるということでもあって。そして僕もそう遠くはない
内にその一人にならなければならない。ならざるを得ない。……世知辛いね。でも仕方ない
んですよね。嫌ならそれこそバーンと成功して金持ちになるしか。ただまあ高額所得者にな
ったらなったらで、その分もりもり税金のパーセンテージも増えるんですけども。辛い。

下品なことを言えば、その“一攫千金(一発逆転)”を狙う、一度は病に臥せって「普通」
のキャリアをドロップアウトした身だからこそ、小説家という肩書きないし付随する収入が
欲しかったんでしょうね……。まぁ間違いなくその目論見は見通しが甘過ぎる──そもそも
食う為の職業としてこれほど不適当な選択肢はないんですけども(いわゆるクリエイター業
ってのは、基本零細自営業なので。メディアに露出する“先生”達はその中で成功したごく
一握りの人間であって、彼らをもって作家という“夢”全体を語って疑わないというのは、
僕はやはり結果として幼稚──現実を知らないんだなと)
尤もその反面、それでも書きたいと欲求し続けて、書き続けられ、認められた幸運を掴んだ
人達だからこそ、現在進行形でプロたり得るのだとも思います(難しいね)だから既に自分
は精神的にも負けているんだよなあ。そこでも「諦め」を発揮して、生きることは妥協する
ことだよ? なんて嘯き始めているんだから。

一面で、こと対人関係云々で事実ではあっても、普く適用できるセオリーだなんてものはき
っと無い。寧ろそこから外れたことを(合法的で倫理的にも抵触せずに)やってのけたから
こそ、彼らは成功を掴んだ。“先生”になった。挑み続け、四苦八苦し、掴み続ける……。

僕自身、とにかく書きまくろうとしている内に手段が目的化し、当初の「創りたい」がすっ
かり「創らねば」に塗り潰されてしまったように思います。今更綺麗さっぱり拭い去ること
さえ不可能なくらい、不可逆に変質してしまったように思います。

──汚れちまった、悲しみに。
そうやって嘯いてみせることさえ、多分もうピュアではない。

思うに僕はいつしか小説を、物語を書く時にどんどん「意味」や「価値」を組み込もうとし
過ぎたんじゃないか? 以前からの言い回しを使うならば“思想”を込め過ぎるのでは?
書くことよりも、書いたものに宿った(宿らせた)こちら側の意図や意義が伝わってくれる
かどうか、正しく描かれているかどうかにばかり重きを置くモンだから、必然『出来た』と
思える確率は低いし、思えたとしてもその持続時間はどんどん短くなる(疑心暗鬼になる)
そもそも小説やら詩やら、創作としての文章とは一方的じゃないし、一方的ではいけない。
結局は手に取ってくれた受け手がどう捉えるかに尽きるからだ。確かに技術論として成る丈
こっちの意図するロジックなりイメージを伝えられるよう工夫することはできるが、それで
も受け取った後のめいめいの反応が同一になる訳じゃない。投げてみて、受けてくれ、相手
が咀嚼する。その時直接レスポンスがあれば文字通り双方向になるんだろうけども、大抵の
場合はそれっきりだろう。そんな言の葉の受け渡しが為された時、はたして僕はその彼ない
し彼女とwin-winであれただろうか? もしかしたら相手は「酷く不味い」「時間の無駄」だ
ったと判断したかもしれない。合う合わないがあるのは仕方ないし、だからこそ書き手は世
の中にごまんと居られるし、好き勝手に選んでみることのできる自由もまたセットなんだと
思うけれど、出来ることなら最小限のエンカウントで済ませたいよなあって。

「自分」が「始めから」込めるんじゃない。「誰か」が「後々その時々に」見出すんだ。

物語は確かに“箱庭”ではあるんだろうけど、始めっから制約だらけじゃあ中の人も外の人
も、窮屈極まりないだろう?
(まぁ逆に茫洋が過ぎても、いざ手に取った人が途方に暮れてそっ閉じするなんてパターン
の方も、結構あるっちゃあるけども……)

スポンサーサイト
  1. 2018/12/14(金) 11:45:00|
  2. 【雑記帳】
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<(企画)週刊三題「疑似聖母(デミ・マリア)」 | ホーム | (企画)週刊三題「ヌクモリ」>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://higurasisouann.blog27.fc2.com/tb.php/1061-e0cddf37
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

自己紹介

長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

訪問者累計

最新記事

最新発言

検索窓

月別履歴

12 | 2019/01 | 02
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

分類/索引

【案内板】 (3)
【小説:短編】 (20)
本の蟲 (1)
硝子野不動産店 (1)
夏の日の幻影 (1)
四番線の彼女 (1)
夢視の宿 (1)
線を曳く町 (1)
炬燵の神様 (1)
三者三盗噺 (1)
色眼鏡 (1)
奴らは攻城戦師 (1)
詰め替える (1)
同じ籠の狢 (1)
二十年後の遺言 (1)
轍の先 (1)
水に流せば (1)
真夜中の御二柱 (1)
いつか見た夢 (1)
神様達の初詣 (1)
白い花束 (1)
丸の代償 (1)
【小説:長編】 (174)
Amethyst League (6)
アンティーク・ノート (3)
ユウキのヒカリ (5)
NIGHT GUNNERS (5)
レディ・ルーン-Bonds of RU'MEL- (6)
ユーヴァンス叙事詩録-Renovin's Chronicle- (99)
死に損いのデッドレス (5)
Dear SORCERY (4)
サハラ・セレクタブル (41)
【企画処】 (418)
週刊三題 (408)
その他参加物 (10)
【資料庫】 (2)
【落書帳】 (2)
【詩歌帳】 (8)
【雑記帳】 (372)
【読書棚】 (31)
【遊戯倉】 (25)
path. (4)
decide: (3)
ユー録FW(凍結中) (17)

記事録

交友関係

このブログをリンクに追加する

(RSSリンク)

(QRコード)

QR

Tweets by long_month