日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)傾け過ぎも如何なものか

φ_(x3 」∠)_ ⇒<(・ω・)/ ⇒('、3_ヽ)_

十一月も折り返しを過ぎようとして、二・三日ほどこちらは木枯らしが吹きつけては過ぎる
天候が続きました。一時は寒暖差で濃く色付いていた作業場敷地内の紅葉も、ごっそり振る
い落とされて物寂しい感じに。重ね着するのも気付けば当たり前になって、やはり穏やかな
秋、時分というのはあっという間に過ぎてしまうものだなあと思いました。静かで柔らかな
ものとは、天・地・人何処であろうが、中々どうして(広く)存在すること自体が難しいの
かもしれませんね……。

まぁ、そんなおセンチな御託を嘯いている余裕ってものは、実際には無くって。
前回の雑記でもざっくり言及していた内容ではありますが、日々のエネルギーの消耗がデカ
くって敵わない。それだけ日中のお仕事に力を入れている(入れざるを得ない)ってことな
のでしょうが、折角の休日なり余暇時間が先ず「休む」に振り分けないとままらなぬという
のはもどかしい限りなのですよ……。執筆、創作中毒者が故の感覚なのでしょうが。とかく
書けない、文章が物語が起こせないということは(普段から色々“縛り”を設け過ぎている
所為もあるのでしょうけど)自分にとっては結構なストレスでありまして……。

日が空いてしまいましたが、先日サハラ~の四十章をUPしました。20エピソード目後編です。
現行シーズン3も、残す所あと丸1エピソード(前後二章)分となりました。ユー録の方が
先月からプロット作成休載をしている中、じわじわとこっちも構想のストックが減ってゆく
のは精神的に宜しくないかもですね。まぁ「何とかなる」と気楽・気長に捉えないと結局は
余計に自分を苦しめるだけと、経験上分かってはいるのですけども。

そして今回も難産、難産も難産。

……正直、久しぶりに心が大きく折れる音が聞こえてました。筆がノってくるのが遅いのは
最早いつものこととはいえ、執筆モードの初動でここまで文章が浮かんでこない、書けない
に圧殺されかかったのは最近でもあまりなかったような気がします。それでもまあ、今回も
例に漏れずにエンジンの点火が遅かったのか、日が落ちてからようやく書けるようになって
ゆき、最終的には何とか土日の休日間に終了──積めた分量でみれば、21300字強とまずまず
の出来。結果オーライと言ってしまえばそれまでなんだけども、やっぱりこういう振れ幅が
あるってこと自体が、ごっそり精神力を削ってゆくんですわ……○| ̄|_ それでも書くこと
を止めない(止められない)のだから、元より狂ってるのは頭の方なんでしょうが。

……こうして振り返ってみると、明らかに仕事での消耗が響いてますね。今週、何のかんの
で書き切った、今回のサハラ~の原稿をUPした後も、ぐったりしてて中々次の文章が浮かば
なかった──雑記やら三題のネタ出しに手が出せなかったですし。当稿現在、何度か眠って
ようやく体力気力が戻ってきたのを見計らい、書いている状態です。……いつも通りっちゃ
いつも通りですけども。相も変わらず書きながら考えるってパターンを繰り返す。改まって
テキストを開いてキーボードを叩く余力が確保できないと、今現在「思っていること」さえ
形に出来ないとは、何とも歯痒いφ(=_=;)

今回の教訓:いいから休め。気分転換をしろ(積みゲーをやっている内に気持ちが晴れた)


さて、残りの文章をどうしたものか。近況的な事は例の如く大よそ書いてしまったし……。
また私事を梃子にしつつ、今ある雑感を掘り起こしてみるなどをば。

以前からここでも言及している通り、自分は現在福祉系の作業場で働いています。まだ設立
から浅かった同所も、この数年でようやくメインの仕事も(リピーターさんが付く等)軌道
に乗り始め、先述のように良くも悪くもごっそり消耗しつつの忙しなさに身を任せることが
出来ています。僕自身、まだまだ年相応の生計とか、未だふいっと大きく揺り戻されるよう
に精神が沈む込む時がままあり、実際今後も人生レベルでの課題は山積している筈なのです
が、これはこれでまぁ良いのかな? などと思ったりもします。また作業所自体も少しずつ
規模というか、面子(畑的に僕のように何かしら心身に病を抱えた人達が多い)も気付けば
増えてきて、新しいチャレンジとやらも進んでいるようです。

『〇〇君がもし賞でも取れば、出版社みたいなものも作ってもいいなあ』
『あれだけたくさん書いてきているんだ。文章力はちゃんとある』

世間は狭いというか、所長は僕の少年期を知る人で、ジャンルこそ違いますが同じ文章書き
を一つのライフワークしている方です。僕の小説(創作)趣味のことも以前に話した経緯が
あり、テキスト屋的な仕事も時折頼まれたりも。

……だから十中八九、先日ああ言ってくれた(誉めてくれた)のも雑談時の小ネタだったん
だろうし、別段悪意などある筈もなかったろうと思うのです。実際僕自身、ずるずると作家
という生計の立て方──ぶっちゃけると今の身分からの一発逆転的なイメージを未だに引き
摺っていますし(現実はそんなモンじゃないってことは、界隈の情報を聞き齧っている限り
明らかなんですけどねえ。まさか自分だけはその例外になれるなんて思っていない)
だから正直、顔では苦笑(わら)って流していましたが、内心は不安でした。僕にそこまで
の才覚と何より肉体的な強度という資本、諸々もスキルやノウハウが足りているとはどうし
ても思えなくて、そんな所長達の一時の夢見話を、その実崖の端に立っているかのような心
地で聞いていたものです。

……ちょっと前のめりかな? ぼやっと思ったのは、そんな感慨で。

うちの作業場も中々どうして活気付き、時々トラブルはあっても比較的安定して一日一日が
過ごせるようになったし、そういった土台の広まりを踏まえて新たなことに手を伸ばす。
それは、きっと良いことなのだと思うのです。少なくともここまでなら安全圏と見定めた内
側で延々籠っていては、何の為に痛んだ人達を迎え入れている場所なのか分からないし、組
織としてもやがて腐ってゆくでしょう。マンネリ、と言ってしまうと少々安っぽい表現かも
しれませんが、苦痛になる作業の繰り返しというものは、存外個々の精神を蝕んでゆくもの
です(ソースは自分。執筆“だけ”なんてその最たる例でしょうから)時折風通しを良くし
ないと、ただでさえいつかは壊れてしまう集団というものの寿命は、目に見えて落ちてゆく
筈で。仮に気付かなかったとしても、その時は大抵もう手遅れだったりします。或いは元々
集うに拙い組み合わせだったのかもしれません。
……いけない。まだうだうだ言い換えばかりして長文を。
だからそうやって新しいことに、夢を持って前に進んでゆくことそれ自体を否定する心算は
ないのですが、如何せん根っこがペシミストの自分からすれば、怖いんですよ。僕らのこれ
って、実際は“浮足立っている”んじゃないかな? 油断してたら、がっくんすっ転んで痛
い目に遭うんじゃないの? と……。

謙遜を越して卑下を返せば、折角褒めてくれた相手に失礼だ。『いえいえ自分なんか……』
と先ず否定から掛かるよりも、一旦返答だけでも『有難うございます。期待に応えられるよ
うに頑張ります』とくらいパッと返せるようになりなさい──。

何処ぞやで聞いた記憶のある社交辞令(マナー)のお話云々。多分発言元は年配の女性だっ
たと思うから、既に世代間でその辺の認識の差は出ているのだろうけど。

僕は……まだまだだなあ。やっぱり『いえいえ自分なんか……』がパッと出てしまう。実際
所長達に言われた時も、そんな返しをしていたような気がする。そこまで目くじらを立てて
不機嫌になっていたような記憶もないので、大丈夫だとは思うが、やっぱ何十年と染み付い
てしまった思考パターンというか「拘り」は、簡単には抜けてはくれないようで……。
これも以前にあちこちで話したと思うのですが、基本的に自分は臆病者なんです。予防線を
低く張っておいて、失敗した時の言い訳にしたがる。これも「拘り」というか、至極個人的
な経験則なのだけれど、幼少期は中々面倒臭い癇癪持ちだったものだから、その後不得手な
運動を捨てて頭脳の方に回ろうとしたけれど……結果的にはあまり意味はなかった。僕自身
が高校・大学あたりでその限界にぶち当たってしまったというのもあるけれど、こと幼少期
の僕を知っている人達からすれば、そんな“優等生”へ転向しようとした僕の試みは、所詮
『〇〇の癖に生意気だ』の一念で一蹴されていたのです。

その後も対人関係で何度か失敗を重ねて行き着いたのは、人間誰かに「駄目」と一旦判じら
れたなら最後、そこからその相手に対等に向き合って貰うのは物凄~く難しいということ。
いわゆる“信頼を得るのは難しいが、失うのは容易い”って奴ですね。当たり前っちゃ当た
り前ですが、いざそういう戒言は実際に経験してみないと──痛い目に遭ってみないと解ら
ないものなのですよねえ……。

少なくとも誰かに「駄目」と見做された以上、そこから挽回するのは即ち“マイナス”から
のスタートなんですよ。決して“ゼロ”じゃあない。その辺りを勘違いしてすぐに巻き返せ
ると心の中で高を括っていると……その人の二度目三度目の「駄目」を食らいます。そして
そんな失敗が繰り返されれば繰り返されるほど、マイナス補正は大きくなる。そもそも視界
に入れたくすらないし、もう今後認めるつもりはない──その人との関係性は、そこで強制
的に「終了」ですね。誰も彼もが聖人じゃない。付き合ってもメリットのない、それ以上に
デメリットしか持って来ない他人を、どうして構おうとするのか?
まぁそういう人達とばかり縁を結んでしまう人ってのも、世の中にいなくはないですけど、
それって完全に選択を誤ってますからねえ……。共依存というか、相手も相手で、自分の糞
さを棚に上げられる“都合のいい奴”だとその嗅覚で寄って来ているパターンも多いでしょ
うから。大昔のムラ社会ならいざ知らず、今は自由主義・個人主義の世の中です。対人関係
というある意味ヒトがヒトたらしめられる根っこの部分でさえ、本音では皆“良物件”の争
奪戦な訳です。そこからあぶれたらしんどいでしょ? ということなんでしょうね。逆に言
えば、だから皆必死に己を磨こうと人生の大部分を費やすし、或いはもっと簡単に──相手
の粗を見つけて自分を上げる。一時の安堵を得る。尤もそれはぶっちゃけ、根本的な解決に
はならない。寧ろやればやるほど、この争奪戦を過酷に過酷にしてゆく元凶なのですが……
まぁそれはまた別の機会いうことで。
ボロが出る、粗が見つかる、劣っている──哀しいかなそんな世の中、現実だからこそ、少
なくとも僕という人間は、長らく積極的にポイントを稼ぐというよりも手持ちのそれを失わ
ないように守るという消極的な戦略で生きてきたんだと思います。やたらめったら卑下癖が
ついてしまったのも、事実病気でボロボロになった歳月・経験値のロスという以上に、失敗
に対しての恐怖が強いという面が大きいのだと自覚します。大丈夫だという“保証”が無け
れば、新しく踏み出すことさえ出来なかった。今でこそ、多少はええいままよ、これも経験
値稼ぎの一環よと考えられるようにはなった心算ですが……。
(だからうだうだ長いんだって。思考があっちこっちに飛ぶなあ。言葉選びと組立……)

例の如くだばーっと書いてしまいましたが、要するにあれです。『天狗になるな』を僕とい
う人間は、どうにも半ば強迫観念のような形で持ってしまっているのだということ。それが
時に自分の身の振り方だけではなく、他人から向けられる好意にも適用されてしまっている
なあと、今回認識したということ。僕は空回りすることには慣れてるけど、貴方までうっか
り転んでしまっては危ないですよ? 立場だってあるし、何よりいやらしいですが、それが
巡り回って僕の所にまで来るかもしれない。お世辞だと、作家という生き方への夢なのだろ
うとは分かっている心算だけど。ちょっと……ひやひやとした。それだけのこと。

全くの無駄になる、という訳ではないのだろうけど。せめてそう信じてはおきたいけど。

これだ! これしかない! と持てる心身・時間といったリソースをつぎ込んで、結果思っ
たほど振るわなかった時が「怖い」んでしょうねえ……やっぱ。それこそ完全に予防線とい
うか、負け犬根性というか。ざっくりとした意味で保守的ってのも、結局はこの辺りに帰結
するんだろうとも。

宜しくはない(攻めなきゃ得られないものもある。そもそも待ってても動いちゃくれない)

ただもうちっと……現状日々向けているエネルギーの配分を見直さないと、日中のそれらを
抑えとかないと、後がもたない。ヒャッハー!は結構だけども、書きたいんよ。

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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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