日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)空っぽな日々の上を

最早冒頭のテンプレと化した「時の流れ早過ぎ」からの~、気付けばまた一ヶ月が経とうと
しています云々。

ユー録のプロット作成も清書段階に入り、毎章ごとに四苦八苦しながら紙にガシガシ書き留
め始めてほぼ一ヶ月。やはり日数はあっという間に過ぎてゆくもので、今月も残す所僅かと
なりました。

進捗は──当稿現在で百五章まで終了。尤も実際に組み上がったのは一昨日の深夜で、すぐ
には呟きを残すことはおろか、こうして報告記事兼雑記さえ疲れで手が動きませんでした。
すみません。ともあれこれで次編(第Ⅷ部)用も六章分。最終的に編の〆まで組み上げ切っ
てからでないと確かなことは言えませんが、これで予定では全体の1/3までが終わった計算に
なります。例の如く三ヶ月を目途──つまり一月で五~六章分という目標は、まぁ何とか初
回は達成された格好ですね。

……この調子で、残り2/3も捌けるといいんだがなあ。
いや、そもそも「この」ってのが、結局難儀しつつのゴリ押し感がそこはかとないですし、
準拠とするのは如何なものなのか。

……どうにもこう”苦しみ”つつ書く(創る)ってのが、自分にとっては最早デフォルトに
なって久しくなってしまいました。なってしまったのだから、それって要するに「十全」な
パフォーマンスは発揮できたんではなく、事実上のまぐれ──博打頼みの創作が続いてるっ
てことじゃあないですか。加えてそうやって何か一本こさえられても、他人に読まれるのか
受けるのか、或いは他ならぬ自分の“納得”があるか? という問いには、必ずしも比例し
ないんですよねえ……。さんざ歳のせいだの、日中のお仕事でエネルギーを使い過ぎている
だのと「言い訳」を書き散らしてはいるけども、結局は逃げじゃねーの。もう理想の十全な
んて無いんだと直視した上で、そこからどう実際に最大のパフォーマンスを出せる・出し続
けられるか(ものを創る・創り続けられるか)を、自身の活動の中に組み込んでゆくっての
が筋だろうに……。

あ~、いかん。結局自責のふりして、やってる事は言い訳(愚痴)だもの。そんな暇がある
んならもっともっとキリキリ書くんだ。足りない脳味噌を振り絞って、ネタを考えるんだ。

自身の単純なリソース、インプット量不足も十中八九その一因なのだろうけど、それ以上に
創作を楽しむっていう在り方がどうも自分には出来ない。出来なくなった。求道的と言って
しまえばそれっぽく聞こえるが、巷(TL等)の他の創作人さん達──うちの子・よその子
云々のキャッキャウフフを見ていると、どうして自分はああ為れなかったんだろう? と己
の性分を恨むことがままあります。嫉妬……と呼ぶには少し違う気もしますが、まぁ傍から
すれば似たようなものか。要するに自分の創作活動ないし考えたそれ自体が、そもそも何処
か根本的に間違っているのではないか? という懸念なのです。少なくとも創造することで
癒されるという、当初の手段と目的が入れ替わってしまって久しい(=創ることが目的化し
ている)以上、何かしら歪んでいる部分は在る筈で。

……或いはいっそ、創作とは元来「そういうもの」なのかなあ?

孤独と孤高と無名を耐え忍び、他の全てを捧げてでも創りたいとする衝動、覚悟。ないしそ
うした営みさえも「楽しい」と感じられてしまう感性──ある種の狂気。

尤も現在進行形でガス欠している身としては、そこまで耽溺すらできない状態なのがもどか
しい限りです(何につけ、中途半端な出来となってしまう口惜しさ。無力感)


既に「書きたいから書く」が、越えられぬ壁になるほど「書くために書く」に上回られてし
まって久しい現在の自分。
かつては病に臥せっていた己を奮い起こす為に再開した創作活動が、今や寧ろしばしばその
精神自体を不安定に──再び病ませかねない・病ませうる要因になっているというのは、何
とも皮肉というか、自業自得というか。

単純に“円グラフ”として見れば、それだけ自分の中における“創作”が大きなウェイトを
占めるようになっただけ──自分でも口にしてきたように、ライフワークと称しても良い程
のレベルにまで大きくなってきたのだと言えなくもないのでしょうが、こうも「会心」より
も「焦心」の頻度の方が多いとなると、お世辞にも自らの精神衛生に良い影響を与えている
と言い切ってしまうには無理があるよなあと思う訳で……。

じゃあ何故焦る? 無力感に苛まれる? となると、答えは大よそ一つ。「書けない」から
に他なりません。尤もそれ自体は文章だろうと絵だろうと、創作表現の沼に片足を突っ込ん
だ人間ならば逃れることのできない宿命──営みの楽しさとセットではあろうものですが、
如何せん僕の場合はその「書けない」理由が、他ならぬ自分自身によって引き起こされてい
るんではないか? と思えてならないのです。

一つ、面白いものを書かなければならない。
一つ、書くべきは「娯楽」である。
一つ、物語を「思想」の為に使うべきではない。
一つ、なるべくネタ被りは避けたい。
一つ、制限時間(普段コンスタントに書いている自分の更新スパン)を守る。

……そもそも「面白い」って何だろう? いや、そこが解ってないのに何かを表現しようと
いう態度自体、人によっちゃあ馬鹿かお前と呆れられてしまっても仕方ないのでしょうが。
少なくとも、僕は一概に○○であれば面白い、という定義を見たことがありません。一般的
には王道の──明るくて優しい、救われる物語が好まれるとされますが、反面そういった趣
とは正反対の重暗くて悲惨な、救われない物語で溜飲を下げる・興奮する人もまた存在して
いる。エログロナンセンスと総称されるものですね。だから画一的に「面白い」ものを書こ
うとすれば、結果的に“浅い”ものにならざるを得ず、双方のベクトルからのニーズに対し
て中途半端になるため、全体としての受けは一層悪くなる。だとすればいっそ、どの・どち
らのニーズを向いて書くのか? という目星くらいはつけておかないと、いくら数ばかり書
いても評価はされないんでしょうね。僕自身、よく誰に向けて書いているの? と、他人に
アドバイスを貰う際に訊かれますが、その辺を明確に答えられない──この程度のレベルの
癖して片方を「切り捨て」てまで、答えるのが怖いという感慨が先に出るのが、結局その程
度のレベルたらしめる要因ではあるのでしょう。

というのも、そこには僕自身の長らくも矛盾が横たわっていると知覚しているからです。
世の中の流れを見ている限り、コンテンツは「娯楽」をベースにしている方が、明らかに母
数的な意味で受けが良い。なのに当の自分は、どうしても物語に「思想」を込めてしまう。
というよりも、普段の諍いを厭い、ヒトを暗い眼差しで見つめている自身の思いの丈を吐き
出す手段として、物語を使っている感が否めない。物語が先にあるというよりは、先に自身
の思い(思想)があり、それらを物語という箱庭の中に“それっぽく”整えて閉じ込めると
いうのが、長らくの僕の創作活動であってきた。でも──所詮それは何処まで行っても僕の
独り善がりに過ぎず、読者の為の「娯楽」とは程遠いんじゃないか? そんなものを小説だ
と、物語と呼んではならない。思いを込めるにしたって、もっと巧妙に、物語の下地も下地
に隠すぐらいのことをしなければ胸を張って自分の作品だとは呼べない……。

何故なら自分の思想、ざっくり言うと思いとは、詰まる所“個人的なもの”でしかないから
です。僕はこれまで散々、その自称・物語達の中で、そういったごり押された個人の思いと
いったものが世の多くの諍いを引き起こす──ヒトの性悪、およそ諸悪の根源であるとさえ
考えてきました。暗に表現してました。なのにその手段を他ならぬ僕自身が、僕自身の個人
的な思いでもって世に放つ──(何となく)手に取った誰かにぶつけてぶん殴ろうとするの
なら、矛盾もいい所じゃないですか。少なくとも善ではない。まぁ悪性の行為であると自覚
した上で、それでも書かずにはいられないというのが(求道的)創作人なのかもしれません
けども……。

「娯楽を書かなくちゃいけない」のに、実際に浮かんでくるのは「思想」だらけ。
加えてその中でもようやく妥協できるかな? と思って纏めてみたネタが、既に自他によっ
て発表されていたら? ……僕なら折れますね。引っ込めます。ただでさえ今日びの流行り
廃りに乗っかれず、かと言って自分の中にある物語の原風景が「旧いラノベ」である以上、
パッと出てくる自分のネタは基本的にn番煎じなのですよ……。そうやって自分に“縛り”
を与えているものだから、書けない。もっと正直に厳密に言えば、ちゃんと評価されたり自
分が納得できるものではないから、書けない──結局苦しむ理由は、他ならぬ僕自身がその
くだらない拘りを手放せない所為で引き起こされていると言ってしまっていい。何とも馬鹿
らしい。だけどもこうやってうだうだ言葉に起こしても、おそらく自分はそれらを嬉々とし
て手放すこともまた、ないのだろうなと……直感に似て確信してもいる。

更に一時の病から(傍目からは)立ち直って、今はとある作業場で働いている自分。
お世辞にも“普通”の勤め人とは呼べないながらも、日中黙々と物仕事+αにエネルギーを
注ぐようになって、気付けば丸四年を迎えようとしている。

……生きるってのは、こういうことなのかなあ? 自分の手の届かない「世界」やら何やら
に憎しみを滾々と注いで過ごすよりも、とりあえず目の前、一個自身の生計を維持する方が
先だろうが! 勿論職場内においてもゴタゴタというか、日々の忙しなさや水面下の人間関
係(の煩わしさ)ってものはあるけれど、少なくとも療養ニートをしている頃よりはミクロ
な世界で生きることが出来るようになった。その真似事で日々を過ごせるようになった。

……でもその反動か、ここ数か月くらいはとんと「時事」から遠ざかってしまったようにも
思う。物理的にというのもあるけど、精神的なキャパシティが日中のお仕事のそれで易々と
上限値を迎えるようになってしまい、こちらから意識的にシャットアウトしないと、僕自身
が「潰される」と判断したからだ。とうにただの鉄の箱となって久しい自室のテレビは言わ
ずもがな、PCを使う際にも、デフォ表示でニュースサイトを出さないようにした。TLや
流れてくる情報から時事なりそれらを絡めた諍いが目につくと、大半の場合において僕はそ
っと目を逸らす。その先のリンクを踏まないように気を付ける。──別に僕が観たって、誰
かどちらかの陣営に対して義憤(いか)ったって、何が変わるでもない。ただ只管に自身の
リソースと時間の無駄だ。だったらまだ、そのエネルギーと暇を、己の創作活動に注いだ方
がよっぽど“有意義”な筈──。

なのに実際は、此処で散々ごちているように「書けない」んですよねえ。自身に対する幾つ
かの“縛り”もそうですが、何よりそうやって時事、リアルタイムの現実というもののイン
プットを抑えてきたせいからか、僕自身の中でのそもそもに「思うこと」が欠如してきてし
まっているように感じるのです。ガス欠──体力気力的に力が出ないに加え、何か書くため
の材料・梃子となるものが、気付けばすっかり在庫切れのような状態になっている。だった
らまたニュースなり世の中の動きやら、それらに触れた他人びとの言動を仕入れればいいの
だろうが、結局それでは大きく極端に振れて「元通り」になるだけだ。きっと疲れる。そし
て何よりも、その仕入れたトリガー自体がn番煎じであり、そこから「思った」自分という
のはやはり「娯楽」ではなく「思想」でものを書こうとしてしまう──これまでの経験から
分かっているものだから、下手に食指を伸ばせない。

……そもそもにね? こう雑記に長々と思いをしたためる、なんてことも創造を究めたいの
ならば、本来“余分”なのですよ。美しくない。勿論、人によって考え方は違うのでしょう
が、少なくとも僕自身の理想形は「無限実行」です。うだうだ愚痴っている前に、とにかく
書けって話なんですよ。こうやって無駄に雑記と称して文章を書き連ね、消費してログ上に
積み重ねているってこと自体、女々しい。こんな文章を、誰がわざわざ好き好んで辿ってく
るものか。辿ってきたとしても、何か得るものなんてあるのか? その辺のユーザーフレン
ドリーすら考えずに垂れ流している時点で、僕の物書きとしてのレベルも知れているんだろ
うなあとは、しばしば。

娯楽が浮かばない。どうしても、どうしても、思想ばかりが混入する。楽しいって何だ?

……やっぱりあれかなあ? 遅きに失した感はあるけれど、そもそも僕は創作ってもの自体
に向いていない気がする(物語っつーか、論文もどきだものなあ)

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  1. 2018/10/27(土) 18:00:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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