日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)独善・衰え・掛け違え

キャパ回し……φ_(:3 」∠)_

前回の雑記から結構な日数が経ってしまいました。如何せん、あれから一時だばーっと創作
意欲というか、創りたいものの断片達が出てきてしまい、己のキャパとの闘いにまた拍車が
掛かったかのような状況です(タスクの優先順位、と表現した方がいいのかな? どちらに
しても、先送りにしてしまうものが増えるばかりで、その積み上がりがまたじわじわとスト
レスになっているような気もします)

少し日が空いてしまいましたが、先日サハラ~の三十九章をUPしました。20エピソード目の
前編です。今回で、なろうさんの方では累計300部分を超えた節目となりましたが、書き上が
った肝心の原稿分量は16000字弱──月2作体制をコンスタントにしてからというもの、最も
少なくなってしまいました。まぁ今回は展開的にも「繋ぎ」なシーンが多く、ドンパチ系の
シーンも皆無だったため、どうしても嵩上げするには難しかったのかもしれませんが……。

ユー録のプロット進捗は、当稿現在で百三章まで組み立て終了。次編Ⅷ部の四章目ですね。
なるべく丁寧に、よりキャラクタ達の思いや行動がリアル──題材がファンタジー系なのに
今更と言われればぐうの音も出ないのですが──になるようお話を書き連ねてゆきたいなと
は思ってはいるのですが、正直丸三ヶ月で足りるかな? と不安になりつつあります。まぁ
だからと言って急いた所で捗る訳でもなし。どだい毎度プロットから実際の執筆でそこに当
たるまでには大分タイムラグが出来てしまうので、結局「今」の内にしっかりイメージやら
何やらを出し切った方がいいんだろうかなあ……? どちらにせよ、未来の自分がプロット
の書き込み不足や矛盾やらを見つけては、頭を抱えることは多かれ少なかれこれまで同様に
確定的に明らかでしょうし。だったらみっちり書き留めておくしかないφ(=_=;)

十月もばたばたっと忙しなさに揉まれている内に折り返しを過ぎ、季節はすっかり秋の装い
となりました。ここ数日は確かに秋晴れと言えば秋晴れと表現できるのですが……それ以上
に、ふいっと切り替わってくる肌寒さの方が強い。朝方や夜間、日中のそれとの寒暖差って
奴がどうにも大きくて、うちの作業場でも体調を崩す方がちらほらと出ています。いわゆる
季節の変わり目(というか、割と全力で秋をすっ飛ばして冬へ向かっているような気もしな
くはない?)なんでしょうね。自分は比較的気圧云々で振れ幅を揺さぶられる方ではないの
ですが、皆さんもお身体にはくれぐれもお気を付けて。寒暖差に加え、ぼちぼちインフル等
が流行ってゆきますから、その合わせ技を食らうと悲惨ですよ……本当に……(経験談)

──ともあれ、生存報告は終わり。まぁ普段から書きーの何だのーとしとりますが。

これも何時もの発作、さんざ繰り返してきた自分にとっての浮き沈みなのだろうとは、執筆
モードから明けて数日経った現在、少し冷静になって思うのですが、やっぱり一昔に比べて
書く力が衰えたなあという気がしてなりません。一呼吸で書き切れる分量も然り、創作なり
思索に対する熱量それ自体も然り。尤もそれは単純に、当時は療養生活で他にやることがな
かったというのも一因ではあるのでしょうが。

それが今や、お仕事の片手間に創作な毎日(寧ろ一般的には普通の事ですけども)

全く変わるというのは良くも悪くも、自分の力ではどうしようもない事柄まで引き寄せてし
まうものですなあ(´A`)-3


ただまあ、勿論ながら分量の多さ=クオリティって訳では必ずしもない訳で。
寧ろ昨今に限るのであれば、小説という媒体それ自体のニーズが「手軽に」という方向へと
流れているケースが多く見られる……。自分がいちなろう利用者ってのもあるのかもしれま
せんがね。それに何のかんのでウェブ小説というのは、多少なりとも独特な発展の仕方をし
てきたと云われて久しくって。今でこそ新規ラノベの青田みたいなポジションに(良くも悪
くも)なったとはいえ。

……うーん、いかん。どうも恨み節?になる。
どうしても今よりも書けていた頃があったものだから、事ある毎に比べてしまう。未だもっ
て己が文章のクオリティに対して自信なんぞ持ちえないものだから、少なくとも単純計算で
は、分量こそ勝る一昔の方が僕はまだ力に満ちていたんじゃないか? という疑心暗鬼は拭
い切れなくって。確かにノウハウ的なものは、多少なりとも歳月と共に溜まってきてはいる
んだろうけれど……それもいざ“硬直化”してしまうと。自分の悪い癖──物事への保守的
・秩序志向みたいな部分と合体しちゃいがちなもので。

なるべく好意的に解釈すれば、それだけ配分するリソースが相対的に減った──日中のお仕
事に対して先ず注いでいる(注がざるを得ない)から、とも言えるのでしょうか。端的に言
えば忙殺されている、ということなのでしょうけど、こと大よそ創作なんてものに関わらぬ
世の“普通”において、それは寧ろ歓迎されるべき傾向であるのかもしれないのです。確か
に肉体的にしんどかったりはするのですが、それこそ労働の中で日々を生きられている証で
はないのか? と。ごくごく標準化された「生きる」ということに、ようやく僕も適応し始
めたのかもしれない……。そんな今までとはぐるっと違った、身の振り方ってものに意識と
いうか、思考が向くようになって……。
思えば僕は、学生時代の頃からどうにもその辺りに対しての認識がぼんやりしていて、終ぞ
リアルタイムのタイムリミット=進路先の勉強なり就活(全体の空気感)にコミットできず
に自壊していました。言うなれば働くことと生きることをどうしてもイコールで結んで理解
できなかった。理解することを拒んでいた、拗らせた厨二病でした(今でも大概ですけど)
それが十年近く経って、今の作業場で何年か働くようになって、ようやくその“周回遅れ”
にも追い付いてきたように思うのです。まぁ実際は一旦外れると、完全に一発でルートに入
れた人達と「同じ」になどなれないのですが……。それでもまあ、こんな僕でもようやっと
他人様に対し、そこそこ胸を張ることができるようにはなった。いわゆる一般の勤め人のよ
うなフルタイムでタイトなものは難しいけれど、労働の中で日々を生きられる真似事ができ
るようになった。

……なまじ学生~療養ニート中は無駄に暇を持て余していた(というのは認識不足で、実際
は浪費していただけなのだけど)ものだから、余計に益体の無い思考に自分自身が占領され
てしまっていたのかなあ? と。自分が特段周りに比べて特筆すべき能力も持っておらず、
磨き上げる努力も出来なかったから、せめて思考──屁理屈だけはと捏ね繰り回した。縋っ
てただ一つのよすがだと思って執着して、否定してくる周りのセカイに片っ端から鬱々と敵
意を抱いていた……ように思います。まぁ最近も、少し時事問題などの話題を振られてつい
「語って」しまい、真顔で『社会に親でも殺されたの?』と引かれたので、根っこの部分は
未ださして矯正されていないような気もしますが。
自分が思うほど手持ちのキャパシティはそんなに大きくないし、耐久力もないのに、そうや
って無理くり何とか“世界”について考えよう見つめようとし過ぎた。以前はそうしたウォ
ッチを続けていけるだけの余力が、おそらくは残っていたんだろうけど、最近ではすっかり
その上限みたいなものが突き抜けてしまって、彼らのノイジーさだけが強く強く自分の中で
意識されるようになってしまった。『嗚呼、厭だ。厭だ……』かねてから諍いってものが大
嫌いで、およそ世の中全ての悪の根源とさえ自分の中では断言しているそれらに、今ではも
う向き合おうとすることすら億劫になり、そも距離を置くようになってしまった。どばどば
と、放っておいたら毎日濁流の如く流れ込んでくるそのチャネルを、意図して切るといった
生活が気付けばもう結構続いている状態ですらあるのです。……以前にもそんなフィールド
で議論(たたか)っている御仁らを含めた雑記を書いたことがありましたが、少なくとも僕
自身は、そういった人達と肩を並べることなど言わずもがな、後ろからこっそり応援する事
さえもできないんだなあって。疲れる。そんな“世事”に煩わされるくらいなら、積極的に
閉じて、自分の創作活動に没頭していたい──今に始まった事じゃない心のインドア派状態
が、ここ十数年の反動としても強くなってきている。そんな予感……。

……ただねえ。ここでじれったいのが、何かを書くということは、即ち何か思う所があるか
ら書くんだという、欲求上の大前提であって。僕たち表現人が何かを書き(描き)続けよう
とするならば、根本的にそんなノイジーな“世事”と付き合わない訳にはいられないって矛
盾であって。

少なくとも僕は、長らくの間、物語ないし文章にに込めてきたものはそういった世の諍いと
それらが生むヒトの醜悪でした。昔の自分の言葉を引用すれば「業」なのですが──それは
当時の友人にばっさり否定されたほど、他人受けなどしないものです。それでも僕は僕なり
に、物語という名の箱庭の中に、これら作った争いで乱れる人々のありさまを何度も何度も
描いてきたつもりだったのですが……他でもない僕自身が(繰り返し訪れる)波、振れ幅に
よって疲れてしまった。諍いを嫌うという思想に縛られ、自分の外側にある無数の諍いたち
と争っていたんでしょうね。

色々な面で、こうした創作が(またもや)どん詰まりを迎えているのかなあ? 改めて僕は
そう思います。思想を込めてはいけないという思想──そんな私的な“概念”よりも、小説
書きを名乗るんなら、娯楽を書かなきゃ「駄目」だという要請。それでも尚、娯楽ではなく
思想の周りを延々ぐるぐると回っている、この雑記を含めた成長のなさ。頭を振る。歳月と
共に、自身のリソースなりキャパシティは間違いなく減ってゆくし、実際にこの身に抱いて
いられる熱量も、書き上げられる分量も限られる。それでも最後の最後まで──はい全部辞
めたー!と棄て去ってしまうのは勿体無いし、プツンと色んなものが途切れてしまいそうで
怖いから、書くこと自体は何のかんので辞めないんだろうけども、気が付けばどうして僕は
書いているんだろう? と。一体何が描きたいんだろう? と。まぁ今回も大方、一時的な
落ち込みやら、単純なインプットなり分析不足で躓いているんだろうけども、毎度こう創作
ないし思考に対する感度が鈍色一色に塗りたくられる感覚の根っこには、もっと大きな問題
が潜み続けているように思うのです。つまりは、しばしば『いいんだよ。自分の「好き」に
描いてたって』と励まされることにさえ、そもそも自分の「好き」って何だっけ……? と
いう、割合深刻な回答(こたえ)の不在。いよいよな感性の錆び付き──。

(諍いは厭だ、大よその悪だ云々というのは僕自身の持論であって、それ自体が好きって訳
じゃないですからね。それだけでも既に、娯楽でなく思想の為の物語と化してますし……)

……本当、色々と衰えたなあ。別ベクトルで心が色褪せたとでも言うべきか。

本当、歳を取るごとに嘆いているような気がしますね。というか実際に嘆いてばかりです。
そんな暇があれば、もっと考えろ・もっと創れと、意識の高い人達は言うのでしょうけど。

(毎度浮いて沈んだ時に)そもそも自分の書こうとしているものが、前提として間違ってい
るんじゃないか? と疑い続けてキリがないんですよ。

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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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