日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)感情(こころ)を殺す生き方

盆休みェ……。

暫くぶりです、と言おうとしたけど、日数ではまだ十日と経っていないのか。それだけ毎日
が濃密というか忙しいというか。でもこれを四・五回繰り返したら一ヶ月があっという間に
終わってゆく、次の月に替わるというのもまた事実であって……。

今週はほぼ半分くらいがお盆の時期でしたね。かく言う自分も作業場が盆休みで、いつもと
は違う変則的なシフトで動いていました。なのですっかり社畜というか、保守的な性分なの
だなというか、そういった“いつもの”──日々のルーティンが違ってしまうと調子が狂う
の何の……。週前半にお休みは貰って家にいたものの、結局創作作業的には決して捗ったと
は言えない有り様でしたね。ほぼ暑さに任せてだるだるしていた感じです(´・ω・`)
まぁここの所動きっ放し──痩せたくって意図的に身体を苛めてみていることも相まって、
一旦がっつり「休み」を取れたのは、長い目で見れば良かったのかもしれませんが。

おそらくは何度もポップしては列島を過ぎ去ってゆく台風の余波なのでしょうが、気付けば
先週ぐらいから随分と過ごし易くなってように思います。

何につけ、地面に纏う熱気が何処かへ行ったというのが大きいですよねえ。しばしば強く風
も吹いたりして、体感的にはぐっと楽になりました。あわよくばこのまま夏終了、秋になっ
てくれれば執筆環境も良くなるんではないかと思うのですが、例年からするとその中間の季
節=春・秋という期間自体がどんどん短くなってますし……そう思惑通りに行くものやら。
今年は災害級の暑さ、なんてわざわざ行政が声明を出していたのですから、もっと早い段階
で冷房でゴリ押していた方が捗ったのか。まぁ今更振り向いたって、先月・先々月に書いた
原稿は、二度と(同じ且つそれ以上に)戻って来ることはないにせよ。

一応例の如く、次の三題は書き終えてありますが、今回も存外ぽっかりと書かないままイン
ターバル期間を過ごしてしまったような気がします。
いやまぁ「休み」なんだからと言えばそうなんでしょうが、如何せん元療養人の反動もあっ
てか、何かしら創っていないと──作業していないと落ち着かない。無為のままに過ごすと
いうことが、どうにも自身の焦りをむくむくと刺激してならない。生憎、これを喜ばしい余
裕と笑える心持ち(それこそ余裕)にはかなり遠そうです。もしかしてワーカーホリックと
いうか、単純にポンッと可処分時間だけを与えられても、イコール捗る訳じゃないからまだ
日中お仕事をして、その間にその日の予定を組みつつ“溜め”を作った方がいいんじゃない
かという……。尤も段々、そのお仕事の方に一日分のリソースがより割かれつつあるような
気もしないではないのですけど(´・ω・`)

……少し前、一時はどうにもエネルギーが湧かなかったけど、また持ち直してきたか?

病気の有無に拘らず、こういうのはどうしても波があるものなんでしょうが、やっぱり振れ
幅があるということ自体に中々慣れ(受け入れられ)ませんね。それは十中八九、裏を返せ
ば、ものを書く自分への期待値が高過ぎるんでしょうけど──はは、高慢だなあ。


今の作業場に勤め始めて早四年。気付けば僕もすっかり古参の部類になり、事実「後輩」と
呼べるような同僚さん達がちらほらと定着するようになりました。

勤続年数(キャリア)という以上に、実年齢的な意味で。
何だかんだで年上の同僚さん達もいるのですが、こう若い世代の人達が日常の中、同じ職場
にいるというのは、改めて自分が歳を取ったんだなあという感慨を持たされます。だからと
いう訳ではないのですが、ここ暫くはどうも、そんな「後輩」達にしばしば「注意」せざる
を得ないなんていうシーンがちらほら出てくるようになってきていて……。

……正直言って厭なんですよ。基本的に“怒る”って損しかないですからね。

それでも苦言を呈してしまうのは、自分や他の人達の居心地が害されるからです。その子の
至らぬ言動で、少なくともそうなりかけていると僕が感じると、じわじわと怒りというか不
機嫌な心地が溜まってゆく。そうしてそれらが自分の中で「もう我慢できん!」「これは何
とかしなくては……」とオバーフローすると、半ば自身でも止められぬようにその子に釘を
刺している。なるべく頭ごなしじゃなくて、己の経験則を踏まえて順序だてて言い諭すよう
に気をつけてはいるけれど……やっぱり後になって一人でもの凄く後悔する。

嗚呼、何キレちゃってんだよ? そもそもお前が言わなきゃいけないことか?
これでまた、近寄り難い人だと思われるじゃねーか(尤も、無闇矢鱈に喋りかけられまくる
よりはマシかもしれないが。会話下手なので)自分で諍いを起こしてどうするんだよ──。

イキりでも何でもなく、結局の所そうやって誰かに“怒る”のは、他ならぬ自分自身の為で
あるからなのですよ。なまじ同じ職場、インターネッツのように簡単にそっ閉じして距離を
取れるような環境ではない分、その居心地の保守の為には自ら鬼になることも厭わない側面
がある。……それで毎回一人悶々とするのだけど、少なくともその理由には「相手の為」と
いうワードが割と二の次に来ている感が否めなくって。

よく『感情でもって怒る、愛情をもって叱る』などと云いますが、はたして自分は「先輩」
として、彼らに後者でもって接しているのかどうか。正直言って怪しいのです。自信がない
のですよねえ。先述のように、僕は割とヒトそれ自体にはネガティブな──冷淡な捉え方を
している(自分の守備範囲が保証されてさえいれば、他人には基本的に執着しない)ので、
そういう何というか、教育者的な振る舞いをするには向いていないんじゃないかと。幸い今
の所、後輩は(表面上)素直な子達なので、注意した時に露骨に反発してくるようなことは
ないのですが……さて実際、腹の底では僕のことをどう思っているのがどうか。

……好くない振舞い方ではあるんだろうなあとは思うんですけどね。何せうちの作業所は、
業界的には「福祉」の分野に属している訳ですし。こと痛んだり、障害を──精神的にまだ
未熟という子も少なくはないのです。そんな彼らの至らぬ言動を、毎回内心でイラッとし、
その実自分の都合の為に咎めるというのは、支援者という役割(に片足を突っ込もうかとし
ている人間)のメンタリティとしては不健全だと思うのですよねえ。理想とすべきそれとは
随分と違う──歪んだ形であるように思うのです。まぁ現状僕はいち従業員ですし、単に他
の人達に比べて“軽症”なモンだから、しばしば要らぬ勇み足を踏んでしまいがちというだ
け(深刻に考え過ぎ)なのかもしれませんけども……。

教育者──という形容がいけないのか。
美化し過ぎるというか、いわゆる“奉仕”の心という概念に、自分はつい自らを含めて完璧
なる心構えと立ち振舞いを求め過ぎているような気がしますね。

支援者(ここでは作業場などの職員さん)だって人間なのです。そりゃあ内心イラっとした
り、こちらが頑張っても報われないままフェードアウト、などというケースは決して珍しく
はないのでしょう。……実際少し前にも、そういう話を僕はお聞きしました。それでも誰か
がセーフティネットを担わなければいけないのだろうなと。
他人の受け売りで恐縮ですが、そもそも『リターンする能力がないから弱者』な訳で。本人
の自覚の有無に関係なく、いわゆる人間的な、精神的なレベルが実年齢(において要求され
るそれ)に伴っていないと、やはりその人は日々の他者とのコミュニケーション──ひいて
は仕事をする上で様々な困難を生じる。実務的な厄介を先方が背負い込むこともあるし、そ
の当人が周りとの齟齬にぶち当たって苦しむことになる。何故? に支配される(それでも
個々のそういった性質的な拘りを“克服”するということが往々にして難しいものだから、
いわゆる一般社会においては悪化こそすれど、改善するというケースは少ない?)
……だからこそ、専門家が必要になるのだと思います。それこそ一見“奉仕”する側のプロ
フェッショナルのように見えるけれど、その実はそっと、ふらふらと定まらない彼らの添え
木を務めるような。身を寄せる環境は整えるけれど、その後個々がどう変わってゆくのか、
成長──とは言っても、一義的なレベルがあるとは限らないが──するのかはあくまで彼ら
次第。木陰を形作る樹は、そっと見下ろすことはできても、そこに居る者達を直接どうこう
することはできない。

そもそも『他人を変える』なんてのはもの凄く難しいんだ。
だから、あくまで“変わって”貰わなくっちゃ。その為に必要な示唆ならば、多分支援者と
名乗る人間の“仕事”であるのだろう──。

長らく僕は、自分の“感情”を露わにすることは好くないことだと信じて生きてきました。
それは往々にして、そんな衝動に任せた言動が浅慮であり、即ち独善的になりがち──多く
の諍いの元であって「悪」であるとの持論だからです。だから僕はいわゆる昨今の“議論”
は腐し合うばかりで不毛だし、関わりたくないと思っています。自身の悪性を笠に着て改め
ようとしない──とかく周りに居心地の悪さを撒き散らす類の人間が大嫌いで、だからこそ
今回作業場(職場)という回避困難な環境において、わざわざ自ら苦言を呈するというよう
なリスキーな役回りを背負い込んだのでしょう。

そういう意味では、これもいずれ“仕事”なり“義務”の一部となるのなら、今後も必要に
応じて役割を果たしてもいいのかな? もし本当に相手の為になる(必要とされている)の
なら、僕のこんな“感情”も、全くの害悪とは言い切れない……のかもしれない。
それこそ彼らの成長の為に──(高慢にも)自らの心の暗がりから一先ず脱せた「先輩」と
して、この先の足掛かりとして、双方の利益の為に。

まぁ今はまだ、肩書きすら見習いの域にも達していませんけども(本日二度目)

スポンサーサイト



  1. 2018/08/17(金) 23:30:00|
  2. 【雑記帳】
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<(企画)週刊三題「否日常の」 | ホーム | (企画)週刊三題「リスポーン」>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://higurasisouann.blog27.fc2.com/tb.php/1025-1934f0dd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

自己紹介

長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

訪問者累計

最新記事

最新発言

検索窓

月別履歴

10 | 2019/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

分類/索引

【案内板】 (2)
【小説:短編】 (20)
本の蟲 (1)
硝子野不動産店 (1)
夏の日の幻影 (1)
四番線の彼女 (1)
夢視の宿 (1)
線を曳く町 (1)
炬燵の神様 (1)
三者三盗噺 (1)
色眼鏡 (1)
奴らは攻城戦師 (1)
詰め替える (1)
同じ籠の狢 (1)
二十年後の遺言 (1)
轍の先 (1)
水に流せば (1)
真夜中の御二柱 (1)
いつか見た夢 (1)
神様達の初詣 (1)
白い花束 (1)
丸の代償 (1)
【小説:長編】 (192)
Amethyst League (6)
アンティーク・ノート (3)
ユウキのヒカリ (5)
NIGHT GUNNERS (5)
レディ・ルーン-Bonds of RU'MEL- (6)
ユーヴァンス叙事詩録-Renovin's Chronicle- (110)
死に損いのデッドレス (5)
Dear SORCERY (4)
サハラ・セレクタブル (48)
【企画処】 (469)
週刊三題 (459)
その他参加物 (10)
【資料庫】 (2)
【落書帳】 (2)
【詩歌帳】 (8)
【雑記帳】 (400)
【読書棚】 (32)
【遊戯倉】 (25)
path. (4)
decide: (3)
ユー録FW(凍結中) (17)

記事録

交友関係

このブログをリンクに追加する

(RSSリンク)

(QRコード)

QR

Tweets by long_month