日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)だって回答(こたえ)が違うなら

日差しが……日差しが冷房を突き抜けるッ!!▂▅▇█▓▒░('ω')░▒▓█▇▅▂

前回の更新から日が空いてしまいましたが、先日サハラ~の三十六章をUPしました。18エピ
ソード目後編。現行シーズン3もこれで計算上は折り返しを越した格好となりますか。

……いやね? 連日の暑さで連荘でものを書こうって気力が湧かなかった。そういう環境が
全然取れませんでした(正直すまんかった)昼間は冷房が入った作業場にいるし、何とか耐
え凌げてきたものの、自宅に帰って来てからはそうはいきませんもの……。一応風呂飯を済
ませたらすぐに部屋を同様の状態にして引き篭もるのですが、それだけ時間をクッションし
ている内にモチベやら何やらが零れ落ちていって。「いやまぁ、まだ日数的に余裕あるし」
と高を括って……。

既に再三報道等でも伝えられている所ですが、今年の夏は文字通りの酷暑となっています。
何でもただでさえ毎年クソ暑い空気を纏って居座る太平洋の高気圧に、更にユーラシア方面
のそれまで加わる──いわば“重ね布団状態”なんだとか。……そりゃあ暑っづいわ。過去
数年も大概だけど、今年のそれはまさに異質と呼ぶ他ないレベル。先月には大阪北部地震が
ありましたし、先々週は西日本豪雨。そんでもって梅雨明けからの、ここ連日の暑さ……。
異常だ。ばったばったと人が死んでゆく。ただでさえ前者二件の被災した方々がいるという
のに、今度は毎日のように熱中症で倒れたり、死んだり。私事ですが、先日同僚さんの親類
も搬送されたとかで、いよいよ自分の周りにも災禍は迫ってくるようになったんだなあと、
この前の豪雨でハラハラさせられた時のことを思い出しました。

それにつけても……こんな異常な気候にも拘らず、それらすら憎き(憎むべきとする)相手
を腐す為に引き合いに出す、この国の人間達のメンタリティよ。

以前の雑記だったか、自分のツイッタ(小日記)上だったか、流石にこれほどの困難くらい
は一致団結しようぜ(´・ω・`) ってなことを書いた記憶があるんですが、そんな個人的理想
論的呟きは虚しく、観測範囲内に流れ続けるのは、様々な“敵”を叩いては哂う、そうした
言動にてばかり「団結」する人々の姿。
……厭だなあ。まぁ半分は“諍い”の気配を感じ取り過ぎる、個人的な無駄アンテナのせい
ではあるんでしょうけども。良く言えば(古くから災害に見舞われ続けてきた地理的環境の
DNAもあって)何が起ころうとも“日常”に戻ってゆかんとする強さ。悪く言えば、そう
いった流れに向かうこと──自分だけは変わらぬセカイに暮らし続けたいと欲する、改革の
類に向かない国民性。尤もだからこそ、そういった管理者階級(おとなたち)に対する批判
もSNSを中心として噴出するのですが、個人的には度し難きかな、それらさえ往々にして
“相手を哂う”という形でばかり現れ、共有されるパターンが多い気がします……。

『何でこんなことばかり起こるんだろうなあ。何でこんな世界なんだろうなあ』

全部が全部そういう訳ではないとは思うのですが、自分の創作は往々にしてそういった思い
を下地にしがちなように感じますね。徒に主語を大きくしがちである。“思想を込める”と
いう表現に入るのでしょうか。ただこの手の表現は、物語は、読者の母数を大きく狭めてし
まうのではないか? 事実狭めているのだろうとの自覚も一方であります。自分の「表現」
はであっても「娯楽」と呼ぶには厳しいですから。仮に手に取られる機会は同じでも、そこ
から先に読み進めて貰える確率となれば、純粋なそれよりもどうしても劣ってしまう──。

(やっぱり文学に指向した方がいいのか。でも題材や価値観がそこまで鋭かったり、豊かだ
なんて微塵も思わないからなあ。寧ろ“難関さ”は格段に上がるだろうし……)

嗚呼、それにしたって思考が纏まらない。着地点がブレるブレる(いつもの事だが)

やはり夏は嫌いだ。自分のようなインドア思考バカにとって、それを奪われる=頷けるほど
発揮できない状態ってのは、実質死んでるようなものだからなあ(´A`)-3


──少年の頃からアニメ・漫画・ゲームなどいわゆるオタク趣味に浸かってきた人間特有の
性質であったのかもしれません。ある程度大人になって、それなりの知識や経験でもって世
の中のあれこれをウォッチしていると、いわゆる『正しさ』=善悪の追究という長らく僕ら
が関心を向けてきたものが、実際の一般の人々の間では、割とどうでもよい立ち位置にある
んだなと痛感させられます。あくまで自分の都合──快楽原則に合うか否かが先というか、
そもそも普段は考えていないというか……。

最早n番煎じな表現ではありますが、結局『自分正しいと思う』ことは『正しく』ないって
ことなんですよね。個人的に思うのは勝手だけど、その見解を他人に押し付けてくるんじゃ
ねえよっていう……。だけど中々どうして、人間ってのはその互いの領分を守れない……。
じゃあ一体何が『正しい』のか? 違うんです。実際には唯一の“正解”が存在するのでは
なく、個々が自分とって都合のよい“回答(こたえ)”を持っているに過ぎない──それが
現実であって、僕ら大よそサブカル人と呼べる人種が思っているほど、その「正否」に意味
は無いのではないでしょうか? 思っているほど──つまり“信じて”いる。これが本当に
厄介で、めいめいが己の“回答(こたえ)”が正しいと思って、それ以外を排するから諍い
になるのでしょう。世の数多のゴタゴタ、人間という生き物の醜悪さの源泉がそこに潜んで
いるのではないかと。

……ただ、その“回答(こたえ)”が人によって複数無数にある現実と、だから他人のそれ
に「自分」は必ずしも従わなくていい的な結論は、混同してはいけないと思います。徒に表
に出すべきではないと思います。この現実を領分として理解している内はまだよくても、必
ずしも従わなくてよい⇒軽んじてよいという発想にアクセルを吹かしてしまえば、必然的に
諍いを撒き散らすのですよ。その種を自分(達)と相手(達)とで育ててしまうことになる
のです。それだけは──絶対に駄目だ。コンフリクト大嫌いマンの僕は、そう思います。別
に“宗教”に限った話じゃないんですよ? そもそも拡大解釈するなら、個々の抱くそうい
った“回答(こたえ)”自体がある種の信仰──“宗教”なのです。それらを誰かに蔑ろに
されたなら、哂われたなら……そりゃあキレますって。その“回答(こたえ)”が俗に言う
ラディカルなものならば、尚のこと。

(諍いは厭だ。見たくない!)ならばいっそ、全員共通の「答え」を作ってしまえば……。
僕自身、何度捏ね回す思考の中でそう夢想したことか。その形式的なものの最たる例が法律
ということになるのでしょうが、実際問題これらでさえ、そもそもの成立過程において喧々
諤々とする訳で……。ニッコリと、全員が諸手を挙げて納得する答えなんてあり得ないのだ
から、どうしたって誰かの“気持ち(=その人の持つ回答)”は蔑ろにされる──されると
主観するのだから、やっぱり無理なのです。どだいラディカルな解法なのです。
(まぁ元よりゼロサムではなく、互いに折衝点を見つけ出そうとする姿勢が、そのプロセス
が、本来『議論』の筈なんですけどねえ……?)
でもねえ。だからといって、ものを書く者の一人というのもあるのでしょうが、そんな互い
の“回答(こたえ)”が故に絶対に相容れない──分断され監視し合い、口撃と哂いの応酬
ばかりが茶飯事である世界ってのも、厭なんですよねえ。哀しいじゃないですか。
(……結局「諍い嫌いマン」に帰結するのである。自分も大概だな)

そりゃあ個人的願望を言えば、それでも『正しいこと』って何だろう? を突き詰めたいの
ですよ。面倒臭い性質を拗らせているという認識はあれど、多分それはもう何十年もこの身
に染み付いた趣味嗜好でありますからね。

でも、それ以上にそんな『正しい』答えを巡って争い続ける人々を観ている内に、彼ら一個
一個を精査するのに疲れてしまったというか……。どちらが、或いは互いにどれだけ事実を
把握しているのか、言語化してくれているのかと目を凝らしてみても、殆どの人がある程度
のファクター区域に及ぶと『だって当たり前だろ?』で止まってしまうんです。実際それら
に対する見解・解釈の違いが今日のどうしようもない隔絶を生んでいるのだろうと僕は思う
のですが……そこを間に入って穿ろうものなら絶対拗れますからねえ。双方からボコボコに
されるのは目に見えている(俗な言い方をすると「顔を真っ赤にして」語り出す)諍いが厭
で、何とか自分達の前から退いてくれないかという思いで踏み込んだのに、自分がその発生
源になっちゃってどうするんですか。本末転倒じゃないですか。主義の反する。
……まぁ要するに、でも火の粉を被りたくはないっていう、自分勝手な言い分なんでしょう
けどねえ。それを言い始めたらお互い様っつーか、泥沼にしかならないっつーか……。

自分の“回答(こたえ)”を押し付けない。雄弁よりも寡黙であれ。

ただこれだけのことなのに、僕らは中々これが出来ない。勿論人によりけだとは思いますけ
ども、自分の“回答(こたえ)”以外のものが許されている世界が許せない的な……。それ
は往々にして義憤(いかり)として、正義の表明として放たれるけれど、結局大勢に支持さ
れる=『正しい』として認知されるか、似通ったクラスタの内輪でのみ支持される=厄介な
イデオロギー集団化するかは、実のところ紙一重なんですよ。そこを割と、人ってのは解っ
ていない(まぁ元よりその時その時の、自身個々によって都合のよい・心地良い内容かどう
かで大勢は決まるのだから、無理からぬメカニズムではあるのかもしれませんが)

……これはあくまで僕個人の見解です。それでも尚、理性や知性を信じ、他人と『議論』を
尽くそうとする──尽くせる筈だと頑張っておられる御仁とは違い、早々にニヒリズム側へ
降りた卑怯者の戯言なのですから。だってそうでしょう? どれだけ諍いを、闘争なるもの
を嫌おうとも、この世界は力こそパワーです。なのにその嫌っている者達から逃げ、彼らを
“不戦勝”に近付けておいて、いざ実際にミクロ──に限らず個人的なレベルで困ったこと
になってきたら、未だ闘っている知性を標榜する他人びとに頼る……。そんなの虫が良過ぎ
るじゃないですか。
現実問題、彼らほど知識も経験も、熱量もない。
でも声を上げなかったこと、自分にだけは、自覚的であらねばと思うのです。矢面に立ち続
けている彼らへの、せめてもの義理だと思うのです。

『話し合えば(その根拠となるものが)いつか判る筈だ』
『いや、もう自分達とは“別の生き物”なんだって割り切った方がいい』

どっちなんですかね? どちらでもいい? それもまたそれぞれの回答(こたえ)なら。

僕は現状未だに後者です。わざわざ面と向かって哂いに行くことはしないけど、よくも知ら
ないまま、下手に何とかしようとしたって失敗するだけですからね……。自分は勿論、相手
だって何も得るものはない。もしそこで自らの押し付けに気付いてくれればいいけども、大
抵の場合、寧ろどんどん意固地に──先鋭化してゆくんだよなあ。そもそも僕如きでどうに
かなる相手なら、始めからそういう面倒臭いクラスタにはなったりしないだろうし……。

僕達は人間だ、感情の生き物だ。
そこを理性で蓋をし、制御するからこそ人間たりえるのだけど、それ“だけ”でも僕らは生
きてゆけない。愛だけを背負っても、いずれ自他もろともを巻き込んで滅ぼす。

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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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