日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)共感の輪が向かう果て

……暑っぢい(;´A`)-3

梅雨合間の日差しと湿気が合わさり、最強に思える。
おそらくこの雑記をUPしている頃には、またスイッチが切り替わったように一転して雨模様
の数日になるのかなと思いますが、ここ二・三日で過ごし難さがぐっと増してしまったよう
な気がしてなりません(多分この感覚は進みはしても、戻ることはないでしょうからねえ)
早くも空調の冷風を解禁してどっぷり。一週間も経たぬ内に、もう身体が「当たり前」と欲
するようになってしまいました。まだ夏本番でもないってのに、先が思いやられるぜ……。

近況を書くならば、例の如くお仕事(作業場)と創作(自宅)を往復する毎日。繰り返し。

自分で設定したスケジューリングとはいえ、一週間のインターバルなんざあっという間に過
ぎてしまいますなあ。三題の更新反映を見届け、次のお話を考える準備をしつつ、尚も時間
を取れればこうして雑記やら、現状不定期・優先順位の低いコンテンツに手を出してゆく。

次の執筆モード(ユー録)は、どうするかなあ? 先日から、ぼちぼちカレンダーを確かめ
つつ予定を逆算している状況です。月替わりのややこしさもあり、きっちりとインターバ
通りならばこの土日に当たる訳なのですが、それまでにいっぴ分の三題が片付くかな……?
今に始まった事ではなく、いざとなれば突貫で書けば出来なくはないんだろうけど、時間が
許す限りはクオリティというか密度にも拘りたい。かといってあまり週を遅らせると、今後
のペース(日数的猶予)が割とカツカツになる未来も見えるしで……。まぁ書くんでしょうけど。

ただそれも、こう蒸す方向から暑さの進行が早まってくると、あまり悠長にしていられない
かもしれません。具体的に言うと、日の出ている間はとてもじゃないけど集中できなくなっ
てゆくから、まとまって取れる時間が夜になる──どうしても万全に充てられる時間が限ら
れてくることが予想される訳で……。毎年の事ながら、この季節は本当、余計なものらとも
闘わなければならないってのが嫌なんですよねえ。思考力がゴリゴリ削られる。ただでさえ
やりたいこと・やるべきことは多少随時消化できても、その傍からまた新しく積み上がって
ゆくのが常なのですから┐(=ω=)┌
(まぁそれだけ充実している、昔に比べて治り、自分なりに楽しく暮らせるようになった証
なのかもしれませんけど)

ぐるぐると考え過ぎない。それは症状なんだから。
ずるすると引き摺らない。背負い込むから苦しむ。
(今の環境で肩の荷が下りて)昔に比べれば、少しは割り切れるようになったのだけど。

……そうやって自分がようやく抜け出れた「幸い」を、まだ「後ろめたさ」に変換する癖が
抜け切らない。まだ痛んでいる他人たちと比べて、考え込んだり苛立ったりしてしまう。


今日何かを発信する際に重要なのは、如何に『共感』を得られるか? なのだそうで。

この云いはあくまで某ネット論客のそれを借りてきたものですが、僕は素直になるほどなと
思いました。実際各種SNSが発達した今日において、情報の“拡散力”は、良くも悪くも
そうして手に取った(目に付いた)人々のレスポンスの繋がりに依る所が大きいのだと感じ
ています。

──良くも悪くも。そう、その情報自体の正邪に拘らず。

素直になるほどなと僕は思いました。ですが一方で、その『共感』と括れる働きが、必ずし
もよい事なのだろうかと、個人的に疑った考えが浮かんだのもまた事実です。
要するに、SNS等を梃子にした『共感』は、言ってしまえばある種の価値観上のスクラム
でもある訳です。
これがただ単純に個々の好き・嫌いのレベルに留まっていればいい。同じように感じている
人が他にもいるんだと、個々の内心でホッとしたりほっこりしている内ならばいい。
でも……それら『共感』という括りで形成された価値観集団が、しばしば互いに不毛な衝突
を繰り返すというのは僕らがよく知る所です。故にネガティブに取れば、ポコスカと安易に
『共感』を外の世界に求めて回ることは即ち、長い目で見て諍いの種そのものであるのでは
ないか? ということなのです。

……『共感』とポジティブな表現に噛み付くから攻撃的に取られるのかな? なら此処では
ほぼ同義的に『内輪』とか『信仰』と呼ぶことにしましょう。内か外か、どちらにしても、
自分達に与しない他者に対して先鋭化してしまった集団という意味で。

思想的な左右に限らず、世の中の人々は実に様々な考え方を持っています。それは個々人の
性格が強く影響している場合もありますが、何に重きを置き、何を軽んじるか? その優先
順位は本来、個々の内である程度完結している(せざるを得ない)ものでした。
ですが、SNS等の普及で、これらの状況が大きく変化します。かつては他者に“同意”を
求めるのも些細な自己の価値観を含めて、一連のツールはその達成を大いに援けています。
結果として今日のインターネッツ=電子の海に具現化したこれらの相互肯定、承認欲求の充
足は、まさしく無数の価値観スクラムを形成するに至った。

ざっくり言えば、これら一個一個が『内輪』です。創作人やツイッタラーには「クラスタ」
と呼んだ方が分かり易いでしょうか。ともかく彼らは、何かしらの優先的価値──趣味でも
何でもいい。もっと個別な対象について好き・嫌いでもいい──を共有する仲間として日々
お喋りをしています。情報を交換しています。或いは議論をし、まだ知らぬ同胞を探すべく
スクラムの外へと出掛けてゆくこともあります。見つからなければ、誰かを説き伏せてでも
同胞にしようと企みさえします(=布教)

……ただここで問題になるのは、その『共感』がネガティブで不穏な方向──特定の何某が
嫌いだ! とか、自分達の「好き」を好きにならない者達を見下し、攻撃する言動でもって
規定されてしまっている場合です。
知っての通り、そんなある種の『信仰』は、しばしば暴走します。本来なら“領分”とでも
言うべきラインを守り、互いに何とか保っていた均衡を、その自分達の正当性や地位の回復
といった名目であっさりと突き崩し、要求するのです。或いはそこまでの行動力を持ち合わ
せてはいないにしても、延々と自らの「真っ当な意見」を述べ続けます。……実際に反応を
向けてしまったら負けなのだと、僕も常日頃自身に言い聞かせてはいますが、正直鬱陶しい
ものです(と、こうして文章に起こしている時点で盛大なブーメランなのですけどねえ)

『共感』を梃子にしてのみ集まった人々は、往々にしてその話題において『内輪』になって
しまいがちです。なまじその「同じだ!」「そう思う!」で繋がった分、後々になって自分
だけが考えを覆して“一抜け”するのが難しく、そもそもその最初の共感した価値を疑うと
いうこと自体、発想にないというパターンも少なくない。
だからこそ、先鋭化もし易いのではないでしょうか? 仮にそれは違う(もっと脇に置いて
おいてもいいんじゃないか?)と別の『内輪』に言われても、最初自分達が集まったその共
感を否定してしまう訳にはいかない。多分怖い。自覚の有無に拘らず、ある一点を突破され
れば脆いことぐらいは何となく空気で解っている。それ故に、先鋭化とこれらの共感した価
値観への『信仰』は、半ば同時並行的に進んでゆく。信じることが先ず大前提に置かれてい
るものだから、外側の誰かの説得にも応じなくなる。論理(ロジック)よりも感情にしがみ
付くパターンが多くなる。ならば、どうすれば生き残れるか? 小賢しい既出の“反論”に
は絶対に屈してはならない。破綻していると哂い続けろ。その間に現在の“秩序”それ自体
を、自分達に合わせるようひっくり返す。だってこれは「正しい」ことなんだから。従おう
としない奴らは、旧い価値観にしがみ付いた愚か者だ。切り捨てたって構わない──。

尤も現実には、そういった“信仰の徒”以外にも、彼らが切り拓かんとする新しい“秩序”
によって生じる利権の為に手を貸している輩もいるのではありますが。

思想的な左右に限らず、何かしら世の中が変化する際には大よそ得をする者と損を被る者が
出てしまうのでしょうが、そんな即物的な利害云々よりも、僕はそうして『共感』を梃子に
個々人が分断され、尚且つお互いに和解不可能なレベルにまで達している昨今が空恐ろしく
感じます。少なくとも「○○が好き!」で留まらず、往々にして「だから○○が好きでない
お前は許さない!」にまで発展しがちである以上、そこまで『共感』という作用に全幅の信
頼を寄せられない・寄せてしまっていいものかと思うのです。事実時代時代の節目に、自分
以外の誰かが、そのパワーで世の中をごっそり“統一”してしまう向きに、僕は熱狂よりも
呑み込まれるという不安や不信を強く抱いてしまいます(そういう意味では、やはり保守的
なんだろうかなあ?)まぁかといって、個々が分かたれたまま過ぎても“諍い”は十中八九
起こるので、どっちにしろではあるのですが……。

その『共感』は、誰かを貶めないと成立しないものではありませんか?
その『好き』は、誰かとつるまないと維持できない程度のものですか?

なまじ旧来の“領分”すらも越え、繋がれるようになったのだから、せめてその移動くらい
は柔軟であることが許されて欲しいと思う。無闇に「下げ」ないで欲しいと思う。

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  1. 2018/06/27(水) 23:00:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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