日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)ノーノンポリ・ノーライフ

六月も早折り返しを過ぎ、先日梅雨入りしたというのに、実際こちらの天気は尚もじわりと
晴れている日が続いているような気がします(降る時はがっつり降るんですけどね)
ただまぁ、今の所湿気があっても風もあるから多少過ごし易いものの、これが夏本番になれ
ばそうはいかん訳で。今の内に慣れておかないと、絶対バテる……。去年も自他ともに結構
ダウンしてた記憶があるし……。

先週、長編系(ユー録)の執筆をしたので、今週はインターバル期間。
とはいえ、完全に休んでたかというとそうではなく、寧ろtktkのデータ(資料集)作り
で普通に疲労自体は溜まっているような。だけども一応半時間~小一時間でもきちんと仮眠
を取っておけば、身体はもつようになってきました。長らく続けている筋トレの成果が出て
いるのかな? 相変わらずお肉は頑として落ちないですけど(;ω;)

次の三題と、この雑記でぼちぼち筆感覚のリハビリをしつつ。如何せん当庵の更新ペースは
一時よりまた落ちてしまった感がありますが、今週末は六月後半の長編系(サハラ~次章)
の執筆モードを予定しております。三十五章・18エピソード目前編です。

……私事ですが、ここ数ヶ月お仕事の方がわちゃわちゃと(依頼が複数)していて、日中は
殆どそちらの作業に手一杯な生活が続いています。物理的にというか、身体もそうですが、
精神的リソースも然り。俗な言い方をすると、これが「忙殺」って奴なのでしょうか。厳密
には職業ではないのですが、この三年で自分も随分と偉そうになったなあ、と。

今に始まった事ではないにせよ、いざ幸いな環境が出来てくると、不安になってしまう。
かつては自分も通った道だろうに、なまじ回復した身になったが故に、他人に厳しくなる。

前者は先日、明確に主治医から病の症状の一つだと言われました。思考や不安がぶり返し、
ループするというのがまさに。そして後者は多分、同族嫌悪的なものなのかなあ? 一言に
痛んだ人達といっても、その辿ってきた経緯や病状(病名)は違うのだし、それらに応じて
出来ること・出来ないことは当然分かれてくるのだけれど、どうにもフラフラと安定しない
言動をみているともどかしいというか、正直苛立つというか。その病状に籠もって関わった
こちらを撥ね退けてくる際のそれも、自覚しない怠惰も。だからお前のそれは結局同族嫌悪
なんじゃねーか、とやはり自分で自分に言わざるを得ないのですけど、やっとこっちは必死
こいて今のコンディションを維持できるようになったのに……と。いや、それ以上にもっと
正確な理由を挙げるとするなら、そうした個人的な維持=静かで平穏であることを乱される
(と感じさせられる)のが癪だってだけか……。寛容だ領分だと嘯きながら、存外気の短い
人間だったな、そういや自分(´・ω・`)-3

「考え」ようとすると、眉間に皺が寄る。物事に対し虚無的というか、ネガティブになる。

今更ながら、こういう時のこういう癖、ポジな方に矯めた方が総じて得ではあるよなあ。


詳しくは忘れましたが、いつぞやかに僕はネット上で政治思想チェックなるものを試してみ
た記憶があります。結果は、やや左寄り。昨今のいわゆる(一部の)リベラルの振る舞いに
反感ばかり抱いている=ネトウヨ?と思っていた自分にとっては、正直意外だったというの
がその時の印象だったように思います。
(まぁ保守でも、旧態依然なクソコミュニティとかは大嫌いですけどねえ。殊更国を挙げて
とか、国民一丸になってさあ!とかいう掛け声も、個人的には好かない場合が多い──自分
の「好き」や価値の優先順位を勝手に決めくるんじゃねえよ──ですし……)
尤も、あの時とはまた個々の考えについて、自分でも気付かない内に移り変わっているかも
しれないので、今度は違う結果が出る可能性は大いにありそうですが。

……ただねえ。かと言って、今日びインターネッツや各種メディアで毎日飽きもせずに繰り
広げられているような、お前は右か左か?敵か味方か?(味方でないならば敵だ!氏ね!)
みたいな闘争のカオスに参戦しようとは到底思わんのですよ。寧ろそこから、そういった手
合いから如何に距離を置きつつ、巻き込まれずに済むかというのが僕の“思想”っちゃ思想
だと言えるのでしょう。何回か前の雑記で表現した、逃げの一手。義憤(いかり)を「敵」
と見定めた者に際限なくぶち込む蛮族にも、かといって「敵」への無理解・不可解を同属間
で冷笑(わら)い合う、勘違い斜(はす)構え野郎にもなりたくない──その心理の源泉は
実に個人的な、これらがどちらも諍いを作り出し、或いは引っ掻き回すだけの“悪”だとの
思いからなのですが、どうもこっち側に逃げてきても気に食わない人はいるらしく……。

ここ暫く日中、お仕事(文意を補足する為に、ここでは「職人」的な?それであると記して
おきます)に没頭しがちになっているのも、ひとえにこういった世の雑事から自身の意識を
遠ざけるため、という意味合いが在るのだと考えます。もっと言えば自分のキャパを越えて
物事への関心──思考を巡らせ過ぎないように。ただでさえ“問題”とされる諍いは毎日の
ように生成されているのですから。全部を一々視界に入れていたら、あっという間にパンク
してしまう。かといって、それらを選別していけば、結局は思想的なバイアスが育つ一助に
なってしまうでしょうし……。創作人的には、そうした態度が精神の死=感受性の鈍化へと
繋がるのは理解している心算ですが、それでも不要不急の諍いは余分であると思うのです。
どれだけ僕らが義憤(いか)り、冷笑(わら)ってみせても、大多数の人間は「野次馬」が
関の山なんですから。世の“問題”に火をくべ、混ぜっ返すだけのモブ悪にしかならないの
ですから。

とはいえ、なまじ自身の描く物語の多くが暗くて重い──現実の諍いや“問題”提起として
リンクする以上、現実へと再び舞い戻って立ち向かってゆく為の栄養剤たろうとする以上、
その題材にリアリティがあるに越した事はないのは紛れもない事実。まぁ創作において、肝
なのは本当にその現実(リアル)を知っているかではなく、如何にリアリティを演出できる
かではあるのですが……引き出しが多くて損はしない。でもそこが難しくって、実際の自身
の精神的なキャパとの折り合いを探りはするのですが、結局尻込みして間接的な情報と己が
妄想(イメージ)力に依ってしまいがちというのが今の現状です。

……物語に“思想”を込めるべきではない。

それは個人的な虚無感故は勿論、そこに心を砕いてしまえばその物語自体が陳腐化する──
主人公に語らせるだけの物語、その反発マンとしての悪役が雑魚だったり屑になってしまい
がちという傾向。仲間達がただの対主人公イエスマン集団と化す愚。或いは逆に、悪役側に
“思想”の一端を担わせると、往々にして主人公の主人公たるゆえん=正しさが曖昧になっ
てしまう、読者の混乱を招きうるという欠点などが挙げられるからです。

尤も拙作・ユー録の場合は、この後者の毛色が付いてしまっていると自分では思っていて。
幸いにして三題などの他の拙作へ寄せられた評にも、安易な勧善懲悪に流れないと、今の所
まだ好意的な反応はあるにせよ。

……少なくとも、読者には優しくないよなあ。文章が硬いってのもあるけど、こういう個人
の思想信条やらメタメタが透けて見えてしまった時の興醒めがね? 何より混乱する。一体
どっちが善で、悪なの? それが一概に決められないから面白いんだよ──紋切り型の善悪
へのアンチテーゼ、と言えば聞こえはいいけど、それ自体も今じゃあすっかり使い古されて
しまった手法であって。今日びはそんな難しい話──某絵師さん曰く『誰も幸せにならない
話題』なんか止めて、面白おかしくやろうや。癒されようや。そんなムーブメントが少なか
らず確かに存在する……。

まぁどちらにせよ、悪目立ちしないように丁寧に物語の片隅に組み込められるんなら、特段
問題はないんですけどね(それでも言葉狩りマンは現れるかもだけど)

よく『景気の良い時には悪が流行り、景気の悪い時には善が流行る』とは云いますが、それ
はあくまで傾向の一つであって、どんなジャンルにも愛好家と呼ばれる人達はいる筈だと僕
は思います。実際にはメジャーがマイナーか(或いはそれ以下のニッチ群か)の差であり、
何処かの誰かが、何処かの誰かの物語で愉しんだり、今ある現実へと歩き直す一助としてく
れるのが小説の作用なのだろうと僕は考えています。
まぁそうは言っても、市場規模でのワン・オア・ナッシング──ないし特定属性(含思想)
同士の「断絶」は、中々どうして直視すると絶望しかないんですが。
(かねてから棲み分け棲み分けと言ってる癖に、そこにもまた“諍い”の予感を見出してし
まうから、というのは……やっぱり無駄な想像力なのでしょうかね?)

思想や身分、物理的に隔たっていても、それが互いに衝突を生まないのなら別に構わない。
だけど現実は、それらは(卵が先が鶏が先か的ではあるけれど)両者が互いの「敵」をこの
世から殲滅したがる闘争に次ぐ闘争の源泉となっている。
許せないんだ。どれだけ昨今“多様性”だの何だのと言っても、結局彼らが用いるその言葉
の意図は『俺の気に入るセカイを寄越せ』なんだから……。極右もまぁそういう統一欲よね。

自分が思いもしなかった考え方が、その先の人生を、精神の安寧を変える=支える可能性だ
ってある。その為に、それらに出会えるツールこそが小説などの物語であり、創作の力だと
僕は信じたい。
逆に、そのある時仕入れた考え方が“思想”となって固着し、他人を攻撃してまで、諍いを
巻き起こしてまで維持するべきものと為ってしまったのなら……それは寧ろ害だ。個人的に
“信仰”する分には大きな問題はなくとも、何事も(徒党を組み)無理を通して強制しよう
とするからトラブルになる。諍いになる……。

諍い嫌いの虚無主義崩れ、捻くれ者。

そんな自分にも、物語が描けるのかどうか。次から次に、紡ぎ続けられるのかどうか。

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  1. 2018/06/14(木) 23:45:00|
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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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