日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)n番煎じなインスパイア

梅雨が来た( ・ω・)ノ|

如何せんカッカ照りとじゃじゃ降りの落差が大き過ぎる「例年」ですが、これで少しは雨と
いう形でも天候が落ち着いてくれるかな……?(まぁ一番大変なのは、その後に続く夏本番
の暑さなんですけど)

暦が変わり、六月となりました。毎回嘆いているような気がしますが、本当に月日の移り変
わりが早過ぎる。こちとら一つ小説なり何なり、新しく創ろうとしても遅々として進まない
ってのに(企画として起こし切れないのに)時間というリソースばかりがゴリゴリ消費され
てゆくようで敵わんのですφ_(x3 」∠)_

先日、ユー録の九十六章をUPしました。第Ⅶ部も佳境、前回と今回はその幕間的な位置付け
ですかね。幸い執筆自体も比較的スムーズにいきました。分量も2万1000字強。上々です。
ようやく(気の長い我が)コンディションの波も、上がり調子の局面に来たのやも?

……さて今章では、本作のとある「真相」に関わる情報が明かされます。
ネタバレになりますので、詳しくは本編をば(姑息な宣伝)その上で制作の裏話というか、
この機会に改めて思うことを少々。

正直を言うと、連載当初ないしそれ以前は、この物語がここまで長大になるものとは自身も
思ってはいませんでした。良く言えば夢膨らむ、悪く言えば大風呂敷癖──書き進めてゆく
内に、部毎にプロットをこさえてゆく内に、どんどんこの世界に“肉付け”がされていって
現在に至る、というのが正確な表現です。
……何よりも、明かされるまでに時間がかかり過ぎてるんだよなあ。
まぁそういったある種の場当たり的な(実は前身とも言えるプロト版?もあったのですが)
スタートでもって紡ぎ始めたため、中々避けようもなかったのでしょうけど。
                              
あと今よりもずっと、技術も劣っていた筈ですしね。

そうしたリアルの歳月を経てゆく中で、この物語にも他の拙作群にも、少なからぬ“影響”
を受けた他人様の作品ってのは、きっとあるんだと思う。ある筈だと思う。

でもそれって……世界観(作中論理)やら何やらを自分が体よくパクってるんじゃないか?
とも思うんですよね。不安になるんですよね。n番煎じというか、どれだけ個人的に嬉々と
して「自分の物語」と掲げてみても、所詮は既出のネタ(属性調理)をつまみ食いしただけ
じゃあないかと。実際、企画段階でそう思ってしまい、一旦くしゃくしゃに捨てざるを得な
かった断片が数え切れないほどある。格好悪いとかクールじゃないとか、体裁の話だけでは
なくて、元あったその着想──ないし更にその元ネタへ元ネタへと辿って行った先──に対
する認識の甘さというか、侮りの類に繋がってゆくのではないか? と……。

まぁ、例の如く考え過ぎなのでしょうがね。
(実際被ってる・被ってないを気にし始めると、何も書けなくなる。割と現在進行形で)

そうやって疑心暗鬼と卑下に忙しくしているよりは、その間に自分なりの属性調理を磨いて
ゆく方が、よほど生産的である訳ですし……φ(=_=;)



もう何年も付き合い続けてきた“病気”でもある。考える為に考える。小さな幸でもはたと
疑ってしまって、不安の為に不安になる。何度も何度も思考を捏ね回す癖に、そこから導き
出される「回答」は馬鹿の一つ覚えみたいに進歩しない──。

主治医の話では、長年のこれらも僕の抱える症状の一つなのだそうだ。尤も、自分もざっと
調べてみた限りでは、その判断基準も大分難しい(慎重に行われるべきだ)そうだが。

最初の内に書いておこうと思うが、今回もまたそんな正直益体のない思考のループの一つに
なるのだろう。そういう病気なんだ、と割り切ってしまえば多少の収まりもつくのかもしれ
ないが、如何せんものを書くというライフワークにどっぷり嵌ってしまった自分には、その
全部を「無言」のまま飲み込んでおけるほどの強さはないらしい。

ネタ(核となる要素・各種属性)が被っている、n番煎じではないか?と考え始めてしまう
と、どうしてもそれまで感じていた高揚は急速に萎んでしまいがちだ。イヤッホウ!と嬉々
として創っていれば創った分、反動としてついその先刻までの自分を含めて“恥”であると
頭を抱えてしまう──自罰感情に苛まれるケースが少なくない。物語なんてものは、突き詰
めれば=属性云々を分解し続ければ、今日被らないネタなんてない(既に先人の誰かがやっ
ているのであって、後は細かい調理方法の差でしかない)とはよく云われるけども、かとい
ってそれを免罪符にしてオリジナリティを追求しないのは怠慢だろうと僕は思っている。

『あなたもまた、一つ上の存在のために泣いているのかもしれない』

さりとて、そうやって「自分だけの」ものを創り出そう・見出そうとする一方で、現実には
上述のような(先人の)既出という壁に往々にしてぶち当たる。そんな時、どれだけ自分が
嬉々として意欲に満たされようとも、ある種絶対に越えられないという絶望もまたそこには
潜んでいるのだろう。登っても登っても、此処は誰かが先鞭をつけたフラスコの中……。

その意味では、案外自分が今回描いたユー録の「真相」こと作中の理屈に、自分自身もまた
縛られている(逃れられない)のかなあ?と思ったり。漠然とした実感から出たネタならば不思議ではない?

でも……僕のこういう考え方というのは、つまりネタが被ることを、n番煎じと揶揄される
ような形を、基本的に「悪いこと」と捉えている訳で。でも実際には(運用上は)書く側も
読む側も似たようなジャンル・傾向を好む場合だってあるし、いわゆる安牌なそこに乗っか
かって書くというのは、なるたけ早く知名度と実績を上げる為には有用な戦略でさえある。
如何せん僕は、病気も相まって一度決めた自分の中での“良し悪し”に拘泥してしまう節が
ある。思索に耽っておきながら、思考の為の思考、堂々巡り。即ち実質的な「思考停止」に
陥ってしまって久しいのではなかろうか──?

……うーん。いつにも増して、考えが纏まらない。こうして今書いている文章だってどうも
文体が安定しないし、時間が掛かり過ぎている。
(かと言って、執筆明けと通院を済ませて来て疲れてるんです──疲れてるのだろうと自己
分析してみた所で、これを手に取ってくれた人にとっては「知らんがな」の一点である)

いい加減この雑記コーナーも、よほど必要が出ない限りぽんすか書き殴らなくてもいいんで
しょうねえ。それこそ他ならぬ「思考の為の思考」そのもの、その過去ログな訳ですから。
その為に文章を捻り出し、不安になる為に不安になって(自分の場合、そういう心境になら
ないと中々纏まった文章・思考を練り出すのが難しいため)気鬱になるなら、やっぱり書か
なきゃいいんだろうか。もっと“沈黙は金”を無言実行した方がいいんではないか。

……でもなあ。先述のように、どうも僕は日頃じわじわと溜まってゆくことを、自分なりの
「回答」を出力しないと落ち着かない性分のようで。解毒……と言えば聞こえはいいけど、
あんまり美しくはない。
以前自分でも書いていたと思うけれど、そういう行為はもっとクローズドな環境で行われる
べきだ。たとえ人一人、個人では抱えられない感情の奔流だとしても、それが“吐瀉物”で
あることに変わりはないのだから。そこで相手を作ってしまえば、仮にこちらがそのつもり
はなくても、その人に僕個人の後始末を強いることになる。なまじ普段から諍いという形で
そういったさまを見聞きする・巻き込まれるのが厭だと、主義主張が身に染み付いてしまっ
て久しい自分が、自分の時だけ構ってくれというのはあまりにも都合が良過ぎる……。

うーん。もう後半、ほぼ題名と関係なくなってるなあ。

n番煎じを前向きに割り切り、自分なりの属性調理を磨く。既にある思考の為に「回答」を
導くのではなく、そのプロセスこそを大切にする──常に自身の「回答」をアップデート可
能とする為の思考(いとなみ)であるべき。願わくば、そうして出来た“思想”を前面に目
立たせないような物語作りを。

実質的な思考停止を、打破する。

その為に、現実にある諍い(議論)を観続けなければならぬというのなら……。

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長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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