日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(企画)週刊三題「エコー×エゴー」

──これから毎週、小説を書こうぜ?

毎週一回、ツイッタの「診断メーカー」で出たお題で小説を書いてみるという
自己鍛錬、 それがこの『週刊三題』であります。
さてさて。紡がれる文章は良分か悪文か、或いは怪文か?
とある物書きの拙文晒し、此処に在り。

【今週のお題:部屋、炎、人間】

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  1. 2020/03/29(日) 00:00:00|
  2. 週刊三題
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(雑記)かくてネガ等(ら)の上書き力

早っっっっい\(^o^)/

忙しい忙しい言うのは前々からではあるけども、ついこの間三月に入ったばかりだと思って
いたら……もう終わりかけてる。急に曇り出したり、吹く風が冷たくなったかと思えば、正
反対に上着一枚が邪魔になるほどポカポカ陽気だったりする……。如何せん歩みはとんと遅
いというか、盛大に自分らを巻き込んでマイペースだけども、春は一応すぐそこまで近付い
ては来ているんですかね? 花粉症が時々出るので、少なくとも。

少し日が空きましたが、先日サハラ~の五十三章をUPしました。27エピソード目前編です。
今回は現行シーズン4終盤、最後のお話に向けた前座的位置づけ……だった筈なのですが、
いざ蓋を開けてみると、推敲後時点での分量が26100字強──大分というか、流石に多過ぎた
なあというのが正直な感想でありますφ(=_=;) 第三勢力、全体的にドンパチ系や幕間をぶち
込んでゆく構成も手伝ってか、自分でも存外に膨れてしまったという具合でしょうかね?
(かれこれ十年以上も書いてきているというのに、創作活動を続けているというのに、未だ
もって時々の振れ幅を御せない悲しみ。まるで成長していない……)
そんなこんなで、相も変わらず“数の暴力”みたいなことばかりやっておりますが、もし宜
しければお愉しみくださると……。

──ただまぁ、新型コロナの影響により、やれ自粛だのやれパンデミックだのと世間がざわ
ついている現状にあって、はたして悠長に拙作小説を手に取ってくださる方はいるのだろう
か? とはやはり考えてしまいますね。それこそ仮に自宅待機を命じられたとしても、暇を
潰す手段なんて今日びごまんとありますし……(というか自身、創作活動がイコールそれ)

幸い自分の住んでいる田舎では、今の所まだ盛大に感染者が出た! といった事態は起きて
いませんし、ミクロな視界においては地味にお仕事も続いております。個人的にはマクロな
規模になればなるほど、大事に報じられているんじゃないか? とさえ錯覚します。
……まぁ実際の所は、日本国内の方が平和ボケというか、世界的に見れば異端なんでしょう
けどねえ。先週までの一律休校が少しずつ緩み、人々の気持も同様に痺れを切らし始める。
今後国内外でどのような変化があるか分かりませんし、ある程度は仕方のないことなんだろ
うと言い聞かせてはいます。創作も何も、命を奪われたら元も子も無いですからね……。

流石に(およそ一年以上も前の)プロット作成時点で、世の中がこんな事になっているとは
予想なんて出来る筈もないのだけど。

ユー録もサハラ~も、現行のクライマックス時期を不味っちまったかなあ……?(´A`)-3

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  1. 2020/03/26(木) 00:00:00|
  2. 【雑記帳】
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(長編)サハラ・セレクタブルⅣ〔53〕

「トリニ……ティ?」
 惨劇に落ちた病院の外、手負いのマリアを一気に畳み掛けようとしていた睦月らの下に現
れたのは、思いもよらぬ乱入者達だった。司令室(コンソール)の向こうの皆人らも、思わ
ず目を見開いている。
『……どういう事だ? 何故あの二人が──額賀二見が一緒にいる?』
 変じたのは赤・青・黄、三色の獅子を象った騎士甲冑。
 筧と二見、由香。ただこの三人が現れただけだったならば、まだ分からなくもなかった。
彼らは皆、何からの形で自分達対策チームと関わりを持ってきた者達なのだから。
 しかし……三人がまるで守護騎士(ヴァンガード)のように、パワードスーツ姿に身を包
んだとなれば話は別だ。少なくともその力は、考えうる限り最も厄介な出元であると思われ
るからだ。避けねばならなかった。
 急いで解析を! 萬波や香月、研究部門の面々は、次の瞬間弾かれるようにめいめいのデ
スクへと飛びついていた。皆人らを含め、脳裏に駆け巡ったこの仮説を確認する為である。
その間にも睦月や冴島、仁に黒斗、現場の状況は刻一刻となだれ込んでゆく。
「退いてろ。後は、俺達が始末する」
 赤の獅子騎士──筧はそう短く言い放つと、両腰に下がっていた一対のパーツを手早く組
み立てた。取っ手付きの円筒と、三方十文字に分かれた円筒。両者を真っ直ぐ一本に繋いで
取っ手を手前に捻った瞬間、先端から迫り出したエネルギー塊が大きな刃──剣へと変わっ
て固着する。
 睦月達が止める暇さえなかった。直後彼はダンッと地面を蹴り、一気にこちらの合間を縫
ってマリアへと肉薄。引き離すようにして幾つもの斬撃を叩き込む。
 そのパワードスーツの色彩と同じく、刀身や甲冑から漏れるのは炎。辺りの空気を熱が少
なからず歪ませ、ぼやけたように見せる。マリアもマリアで、この突然割って入ってきた敵
に対し、何とか反撃しようと試みる。
「ガッ……!? 調子ニ……乗ルナッ!」
「本間翼ヘノ回路(パス)ガ途絶エタカラトイッテ、能力自体ハ……!」
 何度目かの斬撃。それをマリアは敢えて肩ごと受けて捉えた。肉を切らせ、骨を断とうと
したが──逆に利用されてしまった。筧ことブレイズのエネルギーをその吸収能力で奪い取
ろうとした直後、寧ろ熱と共に奪い返されてしまう。
「悪いな。てめぇの能力はもう、把握済みだ!」
「グエッ?!」
 続けざまに叩き込まれた一閃。マリアは弱った身体と隙を突かれて盛大に吹き飛び、アス
ファルトの地面の上で仰向けになって悶絶する。睦月達も一瞬、何があったのか理解出来て
いなかった。
「筧さん!」
「吸い取り返した……? あの力は、一体……?」
 熱量掌握。それが筧の、赤の獅子騎士(トリニティ・ブレイズ)の能力だ。熱を生み、或
いは奪って操る。同じく吸収系の能力を持つマリアにも、その効力は例外ではない。
 何故筧刑事達が? 睦月らは混乱していたが、少なくとも目の前で起きた変身(じたい)
は解る。彼らも改造リアナイザに手を出したのだ。このまま好きにさせる訳にはいかない。
間合いの空いた彼へと、急ぎ駆け寄ろうとするが……。
「額賀!」
 だがそれを防いだのは、もう一人の獅子騎士、二見ことブラストだった。青い騎士甲冑の
ようなパワードスーツ姿に身を包んだ彼は、筧からのそんな合図に両腰のパーツを組み立て
て棒状に。筧のそれとは逆方向に取っ手を捻ると、中心からエネルギー塊のシャフトが伸び
た杖を握り締める。
「どっ……せいっ!」
 するとどうだろう。次の瞬間、彼がこの得物を振り回しながら柄先をガンッと地面に叩き
付けると、そこを中心として青い冷気のような余波が睦月達を襲ったのだ。
 思わず駆け寄ろうとした足を止め、手で庇を作って風圧に耐える四人。
 しかしこれと同時、面々の動きはその意思に反して“ゆっくり”になっていた。驚愕する
表情さえスローモーションになる睦月達を、EXリアナイザの中からパンドラが目撃して叫
んでいる。
『こ、これは……まさか!?』
「そのまさかさ」
 物質遅滞。それが二見の、青の獅子騎士(トリニティ・ブラスト)の能力だった。対象範
囲を“ゆっくり”にし、動きを封じる。冴島隊B班を襲った異変と全く同じ効果だった。或
いはその作用の一環で空気中の水分すらも凝結させて冷気に──氷へと変えて攻防に利用す
る事ができる。
 杖の両端から冷気を纏わせつつ、二見は筧に加勢して更にマリアを追い詰めた。今度は熱
ではなく氷でその手足を凍て付かせ、回避を抑え込む。その隙に筧が高熱を込めた拳を腹に
叩き込み、再び病院側の方へと吹き飛ばした。
「……では、仕上げです」
 更に残る三人目、七波由香も準備を整えていた。両腰のパーツをL字型に組み立てて銃身
に見立て、先端三又の左右から弦を展開。まるで弩(ボウガン)のようにこれを構え、ちょ
うど階上の踊り場窓からこの一部始終を見ていた國子や海沙、宙、及び本間颯に狙いを定め
たのである。
『──ッ!?』
 直後、躊躇いなくひかれた引き金。数発の電撃の球が射出されたのを見て、國子達は咄嗟
に颯を庇いつつ避けようとしたが……同じく“ゆっくり”の範囲内に巻き込まれた彼女達は
思うように動けない。結果、最初の一発は彼女らを隔てていた窓硝子を破り、残る二発は他
でもない颯を直接襲う。
「あ……れ? 別に……痛くも……何とも……??」
 されどダメージは無い。しかし、油断したその直後から「仕上げ」は始まっていた。全身
をバチバチと、帯電の光が覆ってこそいたが、颯自身には特に変化はなかった。本人や國子
達が戸惑っている中で、由香は更にもう一発。近くのベンチを目掛け、この帯電させる電撃
球を放ったのだった。
「がっ?!」
 するとどうだろう。次の瞬間、彼の身体は瞬く間にこのベンチに向かって吸い寄せられて
ゆくではないか。「本間さん!?」海沙や宙が止める間もなく、この召喚主の男性は自分達
の手元を離れ、病院外の現場へと引き摺りだされていった。ビタンッ!! まるで磁石のよ
うに引き寄せられ、強力にくっ付く。國子や司令室(コンソール)の皆人、この一部始終を
目の当たりにした仲間達がハッと気付いて言う。
『……そうか、磁力か! あの光球は、包んだ対象(もの)を磁石に変えるのか』
 磁力付与。それが由香の、黄の獅子騎士(トリニティ・ブリッツ)の能力だった。S極か
N極、どちらかの磁場を相手に与え、吸引と反発の力でもって攪乱する。
 筧さん、額賀さん! 由香は二人の仲間に呼び掛けていた。キッと気丈に、手筈通りに。
 彼女はボウガン型に組んだ得物を片手に、これの銃底から延びるスイッチを引いた。スラ
イドしてまた元に戻りつつ、ボウガン及び騎士甲冑のパワードスーツ姿に黄色いエネルギー
の奔流が迸る。「おうよ!」二人に吹き飛ばされたマリアも、同じくベンチの方へと転がさ
れていた。筧は指先でなぞり、赤く熱を帯びる刀身を。二見は杖全体に冷気を巡らせ、回転
させてから再び地面へ。彼らはそれぞれの必殺技を発動する。
「……ッ!?」
「ひぃっ──?!」
 連続の剣閃が描く炎の獅子はマリア本体を、足元を這って進む冷気の獅子はマリアと颯、
両者の身動きを封じて襲い掛かった。ボウガンから大きくチャージして放たれる電撃の獅子
は一方で、的確にその改造リアナイザだけを狙って抉り取る。
『ぎゃあああああああーッ!!』
 故に断末魔。直後この実体化寸前まで進んだアウターは、あと一歩の所で自身の召喚を潰
されて永久に消滅した。三人の大技、風圧の余波で颯も吹き飛び、白目を剥いて遂に意識を
手放してしまった。辺りに立ち上った煙や土埃が晴れるまで、掛けられた“ゆっくり”の効
果が解けるまで、睦月達は呆然とその場に立ち尽くすしかない。
『……凄い』
『ええ。だが間違いなく、あの力は……』
 司令室(コンソール)の皆人や萬波、香月らも、同じく硬直したままでこの一部始終を見
ていた。とはいえそこに込められていたのは、単なる驚愕だけとは限らない。
 じっと筧と二見、由香が、マリアの撃破を確認してからこちらを見遣ってきた。睦月と冴
島、仁が、思わず“ゆっくり”なままで身構えようとする。
『……』
 ただ彼らが狙っていたのは、あくまで四人目──黒斗ことユートピアだったのだ。
 数拍、妙な間があってからの、明らかに害意を向けてこちらに駆け出した三人。それぞれ
の得物を引っ下げて、この睦月達の側に立っている個体(アウター)を引き続いて攻撃しよ
うとする。
「えっ……?」
「ま、まさか。彼らは」
「おい! 止め……止めろォォォーッ!!」
 尚も“ゆっくり”の効果が続いている睦月達には、どうする事も出来なかった。意識の上
でそう叫ぼうとしても、動こうとしても、言葉は酷くスローモーションで鈍い。次の標的と
された当の黒斗も、静かに目を見開いたように見える。
「……っ!?」
 鈴付きの鉤型杖を両手で握り締めたまま、同じく思うように動けない黒斗。
 筧ら三体の獅子騎士は、残るこのもう一人のアウター・ユートピアを倒すべく、彼を目掛
けて襲い掛かり──。

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  1. 2020/03/24(火) 18:00:00|
  2. サハラ・セレクタブル
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(企画)週刊三題「カイシャク」

──これから毎週、小説を書こうぜ?

毎週一回、ツイッタの「診断メーカー」で出たお題で小説を書いてみるという
自己鍛錬、 それがこの『週刊三題』であります。
さてさて。紡がれる文章は良分か悪文か、或いは怪文か?
とある物書きの拙文晒し、此処に在り。

【今週のお題:死神、運命、過去】

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  1. 2020/03/22(日) 00:00:00|
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(企画)週刊三題「封海行」

──これから毎週、小説を書こうぜ?

毎週一回、ツイッタの「診断メーカー」で出たお題で小説を書いてみるという
自己鍛錬、 それがこの『週刊三題』であります。
さてさて。紡がれる文章は良分か悪文か、或いは怪文か?
とある物書きの拙文晒し、此処に在り。

【今週のお題:森、犠牲、役立たず】

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  1. 2020/03/16(月) 00:00:00|
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自己紹介

長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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