日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)前にのめりつ、後ろに引けつつ

……捌カナキャ ○| ̄|_

月末が忙しなくなるのは今に始まった事じゃあないものの、今回は特に。お仕事の諸々やら
私用で帰宅が遅くなる時がままあり、一度は月後半の長編系更新を繰り下げますとの報せを
ツイッタ(小日記)上に書き残して用心をしましたが──何とか普段の更新時(18時)まで
に間に合ったことで本来の予定通りのUPに戻させていただきました。二転三転してしまい、
申し訳ありませんm(_ _)m ただでさえ月末も月末、ギリギリの執筆モード→推敲からのUP
というスケジュールを想定していましたので、少々要らぬぐらい気を揉んでしまっていたの
かなあと思いつつ……。

という訳で、先日サハラ~の四十六章をUPしました。23エピソード目後編です。今回で現行
のシーズン4の内、二話目までが終了。プロット全体でもちょうど1/3までが消化し終わった
計算になります。早め早めに、またプロット練っていかないとなあ。
推敲後を含め、今回の分量は24500字強──平均(目安)としている2万字前後よりも割かし
多めになった数字の反面、書いている本人としてはどうにもやり取り系のシーンばかりにな
りがちで、目玉と呼べそうなドンパチ系=戦闘シーンの比重が折につけ少なく少なくなって
いるなあと感じてなりません(´・ω・`)
……どうなんですかね? 冗長な描写を省いてると言えば聞こえはいいですが、ドンパチ中
も敵味方双方の殺陣──臨場感ある一挙手一投足に乏しいのでは? とも。元より文章自体
物語自体が長く延びてゆく以上、肝心のダレ具合が省けているとは考え難いですし。やはり
自身の愉しみと、手に取ってくださる読者さんのニーズをきちんと観て(量って)バランス
を取ることが出来ていないのだろうなと思います。
(ただでさえ文章が硬いのに、ラノベ方面という畑自体がそもそも向いていないのでは?)

連日書き物どころではなかった夏の暑さも、あれから半月ほど経った現在はすっかり落ち着
いてくれたように感じます(その代わり秋雨が停滞して、場所によっては大変な状況になっ
てしまっているとも報じられていて……。手放しで安堵出来ない)先日、暦の上でも処暑を
過ぎ、流石に秋のそれとタッチ交替といった所なのでしょうかね? 過ごし易い季節・環境
になれば、今より多少は創作諸々も捗ってくれると嬉しい。いや、能動的に捗らせないと。

私事になりますが、この秋から自分の社会復帰(?)もまた一つ大きく進みます。まだまだ
社会的な経験値というか、習得すべきスキルは山積みですが、これで一先ずは療養ニートと
いう括りから名実ともに抜け出せるかと思われます。いや、この山積みを全部ものにし終え
てからようやく? 或いは余生自体そんなもの?
 過去の選択、進んだ時計の針はもう戻り
はしないものの、可能な限り巻き返して笑っていたいなと思います。不必要にペシミストに
ならぬよう過ごしてゆけたらなあと思います。

……しっかし、あれだな。

この先もっと忙しくなると、今までみたいに小説(創作活動)に割けるリソースは、時間的
にも物理的にも減ってゆかざるを得ない訳で……。

折につけ、またエネルギー配分やら月々のスケジュールやらを見直さないとなあφ(=_=;)

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  1. 2019/08/28(水) 21:00:00|
  2. 【雑記帳】
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(長編)サハラ・セレクタブルⅣ〔46〕

 集積都市が一つ、飛鳥崎の郊外。
 先端インフラの檻(ゆりかご)から距離を置く──取り残されたとある集落の入り口で、
筧はふいっと肩越しに振り返った。警戒心で寄った深い眉間の皺は、今やその標準装備と化
して久しい。
(……何だ?)
 かつてスーツの上にコートを引っ掛けていた刑事の姿は、もう見られない。
 彼はハンチング帽を目深に被り、袖なしベストにズボンといった、変装用の服装に身を包
んでいた。言わずもがな、自らの正体を隠す為である。普段はかけもしない伊達眼鏡もその
一環だ。
 中央署の一件以来、自分を尾けていた冴島達に動きがあったのだ。彼が部下の半分を連れ
て、何処かへと去って行った──遠巻きに潜んでいた気配が、明らかに減ったのを感じ取っ
たのだった。
(まあ、目障りな連中が減ってくれるのはいいが……)
 されど、内心のそんな憎まれ口とは裏腹に、実際に貼り付けていた表情は渋いままだ。
 何の理由もなく、対策チーム(やつら)があの男を下げる事はしないだろう。となると、
それ相応のトラブルが起きたと考えるのが自然だ。……嫌な予感しかしない。街の方に──
七波君(かのじょ)の身に、何かあっただろうのか?
「……」
 しかし筧は、そのまま街の方へ引き返す事はしなかった。
 先日当の本人に、今後の心積もりを留守電に残したばかりだし、何より未だ面と向かって
話せる気がしなかった。心の整理がついていなかった。
 それでも……失意のまま閉じ籠もってしまえば、この視界はどんどん暗く狭くなる。だか
らこそ多少無理矢理にでも、己を“外”に向けていた方がまだ建設的だろうと考えたのだ。

 越境種(アウター)もとい、改造リアナイザの被害者を巡る旅。
 筧が独り足を運んでいたのは、かつて飛鳥崎を震撼させたテロリスト・井道の住んでいた
集落だった。由良と生前、一度聞き込みに訪れた地区でもある。
 司令室(コンソール)の資料によると、爆弾魔(ボマー)のアウターの召喚主。
 彼は急病に倒れた妻を、すぐに搬送に来てくれなかった集積都市に対し、強い恨みを抱い
ていたらしい。
 ……つまりは復讐だった。あの事件は大上段なテロリズムなどではなく、井道個人の復讐
劇と表現するのが正確であった。救命措置が遅れた結果、息を引き取った妻。井道はその無
念を、やがて集積都市の医療だけではなく、街そのものへの敵愾心として膨らませていった
のだろう。
 その為に、違法なリアナイザを?
 最初に資料を読んだ時は、正直そんな風に思ったが、今なら解る気がする。事実かねてよ
り飛鳥崎の水面下では、こうしたアウター達の力に取り憑かれた人間達が、多くの事件を引
き起こしてきたのだから。
 自身も井道以前──対策チーム(れんちゅう)による一度目の記憶操作を受ける前に、期
せずしてその一端に触れようとしていたらしい。
 尤も、これらが明るみに出た切欠が、井道の一件である点に変わりはないのだが。
(……あんまりじゃねえか。恨み辛みに付け入られた挙句、散々利用されてポイなんざ)
 独り筧は集落の一角にある、かつての井道の自宅前に立っていた。事件以降、主のいなく
なった古い一軒家は、どうやら売りに出されてしまったようだ。
 街に子供達がいるとの話も聞いているから、その内の誰かが厄介払いよろしく処分しよう
としたのだろう。ただ事の経緯もあってか、買い手がついている様子はなく、でかでかと地
面に打ち込まれた『売り物件』の看板の後ろで順調に廃屋化が進んでいる。
「……」
 暫くの間、筧はじっと、この見捨てられた空き家を眺めていた。
 あんまりじゃないか。
 言っておいて、思い直す。そもそも自分だって当時は、井道(かれ)が恨んでいた飛鳥崎
当局側の人間だったというのに。
「──誰だい、あんた? この辺りじゃ見かけない顔だな?」
 ちょうどそんな時である。その場に縫い付けられたように、旧井道家を前にしてこれを見
上げ続けていた筧の背後から、ふと少なからず険のある声がした。眉間もろとも皺くちゃの
顔をした、集落の住民らしき老人だった。
 ……拙い。気配に振り向いた筧は、内心焦っていた。
 こちらの正体がバレてしまったのではないか? 何せ自分は以前、由良と共にこの集落で
聞き込みを行っている……。
「え、ええ。市内から来ましたから」
「やっぱりか。てーことは、記者さんか何かかい?」
 ええ、まあ……。だがどうやら、その心配はなさそうだった。この近付いて来た老人は、
変装した筧の姿をざっと眺めると、勝手に勘違いしてくれる。筧は下手に自己紹介する訳に
もいかず、はぐらかすように応じておいた。
 もし自分が元刑事だと知られれば、間違いなく恨み節をぶつけられるだろう。「今更調べ
に? もう遅いよ……」老人は何処か遠い場所を見るような目をすると、おもむろに嘆息を
ついて話し始めた。
「この家に住んでた人のことは、もう知ってるんだろうが……。井道さんといってね。心臓
に病気のあった奥さんと二人で住んでたんだが、その奥さんを亡くしてからというもの、す
っかりおかしくなっちまった。かれこれ半年──いや、八ヶ月前くらいに行方知れずになっ
てそのままだったんだ。で、街で死体になって見つかった」
「……」
「二人とも、飛鳥崎に殺されたようなモンだよ。儂ら郊外の人間は、医者にもすぐに掛かれ
ない。本人にはもう訊けやしないが、井道さんも恨んでたんだろうよ。……街の方じゃあ、
デンノーセイメータイって化け物がうろついてるんだってな? 出元が街の連中らしいし、
もしかしたらとは思うが……。あんたらも精々、痛い目に遭えばいいのさ」
 声色はあくまで淡々とした冷たいものだったが、老人が時折向けてくる一瞥は、間違いな
く筧こと街側の人間への憎しみだった。
 井道ももしかしたら、その化け物によって命を落としたのかもしれない。それでも彼らが
同様にその牙を剥けられるなら、多少は留飲も下がろうものだと言わんばかりに。
「……」
 筧は老人を直視する事が出来なかった。郊外民、集積都市の恩恵を受けられない者達の、
街に対する憎しみは、かくも依然として燻り続けている現実。
 確かにアウター達は、蝕卓(ファミリー)──街の者達が生み出した“罪”だ。
 怪しいのは、リアナイザの製造・販売元たるH&D社だが……はたして人が取り締まる事
が出来るのだろうか? 相手はその内部まで、自分達当局に侵入を果たせるほどの組織力を
も兼ね備えている。今だって、どんな悪だくみを進めているか分かったモンじゃない。
 老人の恨み節は、“新時代”に乗らなかった各々の自業自得と行ってしまえばそれまでな
のかもしれない。だがそうバッサリと、全てを切り捨ててしまうのはあんまり過ぎる……。
(……法を犯してでも、叶えたい“願い”……)
 井道を始めとした、これまでの様々な召喚主達の背景を念頭に、筧はそんなフレーズを脳
内で復唱する。
 悪イコール蝕卓(ファミリー)。その点は間違いない。
 だが筧は改めて、この一連の問題の根深さを思い知ることになったのだった。

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  1. 2019/08/27(火) 18:00:00|
  2. サハラ・セレクタブル
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(企画)週刊三題「メメ・ター」

──これから毎週、小説を書こうぜ?

毎週一回、ツイッタの「診断メーカー」で出たお題で小説を書いてみるという
自己鍛錬、 それがこの『週刊三題』であります。
さてさて。紡がれる文章は良分か悪文か、或いは怪文か?
とある物書きの拙文晒し、此処に在り。

【今週のお題:静か、先例、人工】

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  1. 2019/08/25(日) 00:00:00|
  2. 週刊三題
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(企画)週刊三題「差惨華(さざんか)」

──これから毎週、小説を書こうぜ?

毎週一回、ツイッタの「診断メーカー」で出たお題で小説を書いてみるという
自己鍛錬、 それがこの『週刊三題』であります。
さてさて。紡がれる文章は良分か悪文か、或いは怪文か?
とある物書きの拙文晒し、此処に在り。

【今週のお題:天国、犠牲、恩返し】

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  1. 2019/08/18(日) 00:00:00|
  2. 週刊三題
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(雑記)良貨と悪貨と風物詩

お、お盆さえ乗り切れれば、きっと……(xДx)

(いや、ここ数年「残暑」も本番みたいなものじゃないか)だけど多分、そうこっちの都合
に合わせてマシにはなってくれないんだろうなあ。未だズレるなり変わるなりする可能性は
あるものの、予報では既に一過後の土日がカッカ晴れのようだし……。

令和ちゃん。初めてのお天道様だから勝手が分からないかもしれないけど──もうちょっと
加減覚えてくれませんかねえ?(´・ω・`) 身体は少しずつ夏に慣れてきたかなあと思えど、
それでもやっぱり頭が回らんのはもどかしいのです。こんにちは、長月です。

よりにもよって、お盆の帰省ラッシュを直撃かあ。まぁ去年も似た感じで交通網が麻痺して
いた記憶がありますけども。諸々のニュース記事でも翻弄され、商売上がったりや時期限定
のイベントが中止せざるを得なかったり。記憶が美化というか、風化しているだけなのかも
しれませんけど、自分が子供の頃はここまで試練(忍耐)を課すような天候じゃあなかった
気がするんですがねえ……。

間が空いてしまいましたが、先日ユー録の百七章をUPしました。此方=前回の雑記でも軽く
お知らせしていたように、暑過ぎて敵わんと、執筆モードに入る予定を一週遅らせての更新
となります。夏の茹だる昼夜の中ではありますが、宜しければお付き合いくださいm(_ _)m

今回の分量は、推敲後を含めて19600字弱。もう少しで平時の目安2万字台に乗ったぐらいで
したが──まぁ絶対にそこまで膨らませなきゃいけないという訳でもなく。
(ただでさえ頻度が遅いので、その分ガッツリお届け出来れば……という思惑もある)
尤も過去数回のそれが、随分と膨れてしまった反動もあるのやもしれませんがね。ちょうど
現行Ⅷ部前編(全体1/3)の〆に向かっていたという側面もありますが。

それでもまあ、分量はともかく自身の中では「何時もの」のルーティン──執筆モード時の
リズムを、この暑さに茹りながらも維持できたのは収穫だったかな? と前向きに捉えよう
とは思います。結果論ではありますが、先週のくたくた具合は暑さという以上に、先月末急
に入った用事で精神的な疲れが溜まっていたんだろうかな? と……。今後も趣味とリアル
を両立させてゆく為にも、例の如く忙しない月末辺りは、もう少し「空き」を設けておく必
要があるのかもしれません。
(尤も今回のように執筆スケジュールを遅らせると、その分次の月末~月頭の自分にその皺
寄せが来る訳ですが。結局、自転車操業的な所はさして変わらないっぽいなあ……^q^

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  1. 2019/08/15(木) 18:00:00|
  2. 【雑記帳】
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自己紹介

長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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