日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(企画)週刊三題「四祈」

──これから毎週、小説を書こうぜ?

毎週一回、ツイッタの「診断メーカー」で出たお題で小説を書いてみるという
自己鍛錬、 それがこの『週刊三題』であります。
さてさて。紡がれる文章は良分か悪文か、或いは怪文か?
とある物書きの拙文晒し、此処に在り。

【今週のお題:桜、雪、新しい】

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  1. 2018/05/27(日) 00:00:00|
  2. 週刊三題
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(雑記)それはリソースの問題

例の如く、執筆モードが明けて更新が完了したら、どっと反動(疲れ)が襲う。
にも拘らず、今ではすっかりもう、そんな更新直後から「次」を探して都合を思案し始めて
妙に落ち着かないんだよなあ。それが結局できるようになるのは、肉体的にガス欠が回って
きてようやくといった具合で……φ_(:3 」∠)_

この原稿を書いている現在は、しとしとと雨が降っていますが、ここ数日また日差しが一層
暑くなってきましたねえ。熱が程良いレベルを越えてしまったというか、質を異にしたそれ
に入れ替わって久しいというか。カッカと照ったり、かと思えばバケツがひっくり返された
ように一気に降る時もあるし……。どうも「梅雨」と呼ぶにはまだ雨量のパンチが足りない
(まぁ暦的に、もう半月ほどすればやって来る?)仮にこのまま一気に夏に駆け足で向かっ
てしまうと、身体的にしんどいですよねえ。この時期はただでさえ、適応が遅れて、存外に
体力が奪われがちですから。もっと昔は、自分が子供の頃は、こんな激しくはなかったと思
うんですがねえ……これも衰えなのか……。皆さんも、水分補給はこまめに。

先日、サハラ~の三十四章をUPしました。17エピソード目後編です。章数の上では、次回の
お話で、現行のシーズン3も折り返しになる計算ですかね? 如何せん亀足更新なので、先
の事になりますが……。気長に生温かくお付き合いくだされば是幸いです。
また同作がなろうさんにて、累計アクセス12000PVを突破しました。当日の活報にも記載して
はありますが、重ねて御礼をばm(_ _)m

……本編を手に取ってくださっている方なら、既にお気付きかもしれませんが、サハラ~の
各章題に接頭している英字は、そのエピソードにおけるキーワードとなっています。

今回、17エピソード目(三十三・三十四章)のそれはFaith──訳としては『誠意』『約束』。
「アウターを倒す義務」を負う睦月達と、斃されたその「仲間の遺志を継ぐ・弔いの為」に
戦いを挑んでくるヘッジホック。作中ではそんな後者の大義名分を、既に起こした罪状でも
って帳消し──否定し、自らの戦いに正当性を持たせようとしていますが、どうもこの善悪
という役所に対してちぐはぐな演出を多用し過ぎてしまっても、却って物語の全容がややこ
しくなってしまっているような気が、ここ暫くの執筆中にしています。
“安易な勧善懲悪に流れない”──それはそれで一つの毛色なのでしょうが、過ぎれば単に
へそ曲がりの露悪趣味にしかならないのでは……? Aにも正義(事情)があるし、Bにも
正義(事情)がある。そうした王道打破的な構造の物語は、昨今持て囃されてきましたし、
あまつさえ出尽くした感がある中、はてさてそんな複層サイドを捏ね回す作品は、今や人々
にとって「疲れ」を催していないだろうか? と。皆が皆、複雑な物語=深いとは考えない
でしょうからねえ。あくまで娯楽なり暇潰しに物語を手に取る人ならば、寧ろ簡潔(楽)な
方がいい訳で。求める訳で。
なまじっか自分が、硬くて長くて重い文章を書きがちなので尚の事……。
(尤もそっち方面の愛好家さんからすれば、自分はまだまだ“闇”が足りないそうですが)

如何せん他人様に比べて人生の経験値が乏しい分、物語を一から起こすにも己の想像力頼み
という面が否めない。その癖、その突破口たる発想力に関しては、平凡を越えられない自覚
だけがある(´・ω・`)

勉強しなきゃなあ。ただ漫然と繰り返すだけじゃあ……。

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  1. 2018/05/24(木) 00:00:00|
  2. 【雑記帳】
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(長編)サハラ・セレクタブルⅢ〔34〕

「うぐっ!?」
 動きを止めたその一瞬が決定打だった。がら空きになった両腕の隙間をヘッジホックの拳
が抉り打ち、睦月は大きく吹き飛ばされた。目の前の遠巻きから、インカム越しから、仲間
達の自分を呼ぶ声が聞こえる。
「……」
 棘付きの拳鍔(ダスター)を両手に提げながら、鬼気迫る様子のヘッジホックがゆっくり
と近付いて来る。
 一方で守護騎士(ヴァンガード)姿の睦月は、その面貌の下で、ぐらぐらと動揺に瞳を揺
るがせているままだ。
「これで──」
 拳鍔(ダスター)を振り上げ、睦月に止めを刺そうとしたヘッジホック。
 だがそんな時、彼の身体に異変が起こった。不意に全身から血が──デジタル記号の粒子
が再び溢れるように噴き出し、その動きを止める。
 ダメージだ。初手の奇襲で國子達から受けたダメージが、今になり響いてきたのだった。
「かはっ……?!」
『……! よし、効いてる!』
『今だ睦月、反撃しろ!』
 瞳を明滅させ、ぐらりと大きく仰け反るヘッジホック。
 その異変を見て、すかさず指示を飛ばす、皆人以下司令室(コンソール)の面々。
 しかし肝心の睦月は、動かなかった。いや、迷いに囚われて動けなかったのだ。
 すぐ目の前で苦しみ、それでも尚抗おうとするヘッジホックの姿。
 その姿と、直前彼と打ち合いを繰り広げた際の言葉が、睦月の脳裏の中央でハレーション
を起こしている。

『約束したんだ……。お前を倒せば、僕達は自由になれる!』

 確かにヘッジホックは、そう言った。
 ただそれだけの為に、こいつは自分に戦いを挑んできた。
 ……どういう事だ? あの後から今日までに、奴らの間で一体何があった?
 頭の中が混乱している。戦いの意識と、もう一つ過ぎるのはかつての“友”の姿だった。
 これはあくまで推測の域を出ない。だがもしそれが正しければ、今自分が戦っている、倒
そうとしている相手の目的は……。
「ヘッジ!」
 ちょうど、その最中だった。海沙や宙、仁と対峙していたトーテムは、ビルの屋上からこ
の戦いの一部始終を目撃していた。
 自らに浴びせられた粘着弾にもがきながら、この盟友の危機に動こうとする。ぐおおおお
おおッ……!! ミシミシと、自身と足元のコンクリ床とを強力に貼り付けている粘々を、
その念動力の浮遊で少しずつ力ずくで引き剥がしてゆく。
「!? しまっ──」
 そう仁がハッと顔を引き攣らせた時には既に遅かった。一度完全に身動きを封じてやった
と思ったトーテムは、次の瞬間、その足元のコンクリ床ごと脱出して空中へと飛び上がって
行ったのである。仁達が追おうとしても間に合わなかった。海沙のビブリオが、宙のカノン
の銃口が慌ててトーテムに向くが、彼は一切構わずそのままヘッジホックの下へ急行する。
「掴まれ! 一旦退くぞ!」
 足元に粘着弾で貼り付いたままのコンクリ床──瓦礫の塊をぶら下げたままで。
 トーテムは“出血”にふらつくヘッジホックに、そう叫んで手を伸ばした。鬼気迫る表情
のまま、ギロリとこちらを睨み返してきたが、それでも数拍後には促されるがまま、その手
を取って彼と共に大きく再浮遊する。
 國子ら奇襲班はさせじと、このトーテムを叩き落そうとしたが、こちらへ飛んでくる際に
散らばり降ってくる無数の礫(つぶて)がそれを妨げた。
 混乱に、更に上乗せした混戦と、土埃。
 故に気付いた時にはもう、この二人のアウターはまんまと、睦月ら包囲網の中から逃げ出
してしまった後だったのである。
『……ちっ』
 インカム越しの向こうで、皆人が小さく舌打ちをするのが聞こえた。
 しかし当の、現場の睦月は、未だ動揺に身体の自由を押さえられたまま、荒く肩で息をす
る事しかできなかった。

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  1. 2018/05/22(火) 18:00:00|
  2. サハラ・セレクタブル
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(企画)週刊三題「レタリチュア」

──これから毎週、小説を書こうぜ?

毎週一回、ツイッタの「診断メーカー」で出たお題で小説を書いてみるという
自己鍛錬、 それがこの『週刊三題』であります。
さてさて。紡がれる文章は良分か悪文か、或いは怪文か?
とある物書きの拙文晒し、此処に在り。

【今週のお題:本、時間、可能性】

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  1. 2018/05/20(日) 00:00:00|
  2. 週刊三題
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(雑記)自由と理想と闘わぬことと

(´・ω・`)。oO(ここ暫く、がっつり継続的に創作する状況を確保できていないなあ)

まぁそれだけ毎日のお仕事が忙しいというか、それ単体で存外満ち足りているというか。
だけども家に帰って来て、家人やテレビの雑音から遠ざかって部屋に籠もって、さあ何の作
業から手をつけよう? 創っていこう? と思案をし始めても、結局それだけで一晩が終わ
ってしまう。また翌朝には出掛けて(物理的に)遮断される──禁断症状と呼ぶには些か大
仰に過ぎるんだろうけど、どうももどかしい。如何せん一般的なサラリーマンとは言えない
仮のものとはいえ、そういう生活に埋没してゆくことが、きっと「普通」に生きる事なんだ
ろうと思いはするんですが……。中毒者もとい、ヲタクから足を洗えぬという証左かしらん。

どうもこんにちは。先週の執筆モードを経て、現在小休止(インターバル)期間を過ごして
いる長月です。ただ如何せん、例の如くぱたっと一転して書き物をしていない日数が嵩んで
ゆくと、いざ次の執筆となる時に思ったようなものが書(描)けない感じがするジレンマ。
かと言って一回ガス欠した後は、足掻いて消費期間をだるだる延ばすよりも、大人しく回復
するのを待った方が早いし効率自体は比較的マシという経験則。もどかしいφ_(x3 」∠)_

……ぼちぼち、次の執筆予定(今回だと土日のサハラ~次章)に向けて筆感覚を取り戻して
おかねば。というより、毎回その“助走”の為に雑記や三題を使ってしまっている感、現状
が否めないんですよねえ。前者はともかく、三題は元々書くことの練習用タスクとして始め
た訳ですから。手段と目的が挿げ替わってしまって久しい……クオリティの追及……。

「数をこなせば質だって付いてくるさ」と、当初はまずゼロからの経験値の蓄積を優先する
選択をしましたが、はたして実際問題その付いてくる質の向上は望むほどの正比例になって
いるのか? 仮に望むほどではなくても、地道な曲線を描いてくれていればいいのだけど。
目に見えぬものだからこそはっきりとはしない、だからこうやってしばしば発作?のように
不安になる。それも含めて求道的行為だと捉えようとすれど、やはり自分以外のその他大勢
の作り手さん達を眺めていれば欲が出てきてしまうのが人情か。具体的には承認欲求という
か、個人的にはきっと「書いてていいよ」という許し。その免罪符、看板(お墨付き)とし
ての作家業の夢なのでしょうが……現状そこへ挑戦する(し続ける)行動力も弾丸もなく。
大体なること自体が目的じゃあいかんでしょう? あとプロとして求められるクオリティと
ペースを刻み続けられるだけの肉体的資本ね。普段のお仕事と併せた今=趣味レベルの余力
さえ往々にしてボドボドなのに、下手すれば心より体が先に音を上げる未来が見える……。

(そんな皮算用はさておき)うーん。どうもクオリティ云々を意識し出すと、自縛自滅して
しまうきらいがある。具体的には己の“思想”を練り込むことをベターではないと、美しく
ないと企画段階で撥ねてしまうから(没って進まない)んだろうけど……。かと言って名作
と呼ばれている物語が全くの中道かというとそうではなく、言うなれば『作者本人ではなく
そのキャラクタがその思想で生きている』ように描けている・見せられているとでも形容す
べきか。作者が出しゃばらない──読みたいのは物語であって、お前じゃねえよというか、
メタ構造を見出してしまうことへの辟易、それに対する恐れというか……。

でもなあ。“思想を持たないって姿勢も、厳密に捉えれば一つの思想”なんですよねえ。

まぁそれを言っちゃあキリが無いんだけども。先方からすれば屁理屈なんだけども。
(だけどそこを解らず、自分の“信仰”の正しさを一生懸命説こうとする人は結構多い)

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  1. 2018/05/16(水) 23:00:00|
  2. 【雑記帳】
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自己紹介

長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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