日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(企画)週刊三題「ツキモノ」

──これから毎週、小説を書こうぜ?

毎週一回、ツイッタの「診断メーカー」で出たお題で小説を書いてみるという
自己鍛錬、 それがこの『週刊三題』であります。
さてさて。紡がれる文章は良分か悪文か、或いは怪文か?
とある物書きの拙文晒し、此処に在り。

【今週のお題:悩み、携帯、才能】

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  1. 2018/03/11(日) 00:00:00|
  2. 週刊三題
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(書棚)感想:京極夏彦『姑獲鳥の夏』

書名:姑獲鳥の夏
著者:京極夏彦
出版:講談社文庫(1994年)
分類:一般文藝/ミステリー・伝奇

この世には、不思議なことなど何もない。

古本屋兼神主の友と、自称「一般人」の私。
過去と現在が絡み付き、狂気の沙汰がやって来る──。

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  1. 2018/03/08(木) 22:00:00|
  2. 【読書棚】
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(雑記)方向音痴の気煩いは

まだ早いかなと先延ばし、執筆後の方がいいだろうと先延ばしにしている間に、気が付けば
二週間近く経ってしまいました。

尤も月初めの雑記が遅くなるのは、今に始まった事では──長編系のスケジュールを詰め出
して以来、物理的に仕方ないのですが。
雑記にしたためるべき(たい)事柄が頭の中に浮かんでこないという事は、それだけ日々が
それなりに平穏無事である証。確かにいち創作人としては、感性のアンテナ達が鈍っている
傾向なのかもしれませんが、かと言って「考える為に考える」は本末転倒ですし……。

さて、先日ユー録の九十三章をUPしました。神樹アゼル編(仮)もいよいよ大詰めですね。
つまりは手元プロットの計算上、次回で第Ⅶ部全体の2/3が終わる訳であって……。大分長い
こと書いていたという感覚が──月1の頻度だから余計に──あるのですが、それでも尽き
る時は尽きる、必ず来るという訳で……。もう半年くらい先の話にはなりますが、今から既
に続きをどうしたもんかなと考え始めなければおっつかないφ(=_=;)

また、加えて今回の更新(なろうさん換算)で本作の累計文字数が250万字を超えました。
ついこの前は三題がこれに追いついてきた(現在210万ほど)なあと思っていた所だったの
ですが、これでまた一つキリ番。次は300万かな? まぁ上を見ればキリがなく、しばしば
『数字を誇っている内は三流』とも云いますし、あくまでいち通過点という程度の認識で。
相も変わらず遅筆鈍行ですが、今後とも気長にお付き合いくださればと存じますm(_ _)m

……ただ、一方でこう“同じ”物語を何年も続けていると、どうしても自分の中での鮮度と
いうか、モチベーションの大きさには振れ幅が出てきてしまいますね。
三題は一話完結式なのでそれこそ本当に根気と習慣の問題なのですが、ユー録の執筆はそれ
こそ惰性──ここまで物語を進めてきたのだから、きちんと最後まで書き切らないと気が済
まない、という至極個人的な拘りによって支えられていると言っても過言ではありません。
ポジティブな言い方をするならば「思い入れがある」とか「看板作品だから」といった表現
になるのでしょうが、生存戦略としては不器用そのものですしねえ。第一、胸を張れるほど
クオリティが伴っているかどうか……。かと言って一つが収まらぬ内に違う企画を起こし、
連載ベースに乗せられたとしても、結局どちら共が中途半端になるか、後発のそれが振るわ
ぬままフェードアウトさせるというのが関の山のような気がします(というか、個人的経験
はまさにその繰り返しな訳で)
正直“過去の自分”くらいは、越えたいのですけどね……?

○○だよ××だよと報われている、成長している。ないしは足りない、あさっての方向を向
いている──せめてそういった明示は欲しいよなあとは思いますが。

寧ろ自分の出来ることと言えば、これからも黙々と積み重ねるくらいなのでは? とも。

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  1. 2018/03/07(水) 22:30:00|
  2. 【雑記帳】
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(長編)ユーヴァンス叙事詩録-Renovin's Chronicle-Ⅶ〔93〕

 それはまだ、アルヴが遠征軍を組織する少し前に遡る。
 マギリ一派を確保し、ジーク達を見送った霧の妖精國(ニブルヘイム)の面々は、近く攻
めて来るであろうアルヴ側に備えるべく急ピッチで態勢を整えていた。里のあちこちで武器
が揃えられ、土や石材を盛った防壁が築かれてゆく。
「……」
 そんな日常(いつも)とは明らかに違う空気感の中に、ミハエルもいた。忙しなく動き回
る同胞達を横目にしながら、とある廊下を歩いている。
(──うん?)
 ちょうど、そんな最中の出来事だった。彼らが進むその先の一角で、数名のエルフが困っ
たように何やら話し込んでいる。
「やっぱ、もっと上の役の奴に訊いた方がいいんじゃないか?」
「訊くって、誰に? ぶっちゃけ捜すのも手間だぞ?」
「ただでさえ、今は里中が立て込んでるもんなあ」
「……何をしてるんだ?」
 故に、ミハエルは彼らの下へ近付いて行った。コツ、と小さく靴音を鳴らしてこの三人に
声を掛けてみる。
「あ、ミハエルさん。ちょうどいい所に」
「これ、どうしたらいいですかね?」
 彼らも、こちらの姿を認めて振り向いてきた。少しホッとしたように、一人が小さく苦笑
いを浮かべて応じてくる。
 差し出されたのは、幾つかの魔導具だった。
「これ、さっきマギリ達から押収した物の中に入ってたんですけどね? 流石に物置なんか
に置いておくのは拙いんじゃないかって話になって……」
 彼らの手には、指輪型や腕輪型など、先刻のマギリ一派が戦いで使ったと思われる魔導具
が握られている。中にはマギリが岩巨人(ゴーレム)を生成・使役する為に使っていたもの
や、これを硬化させた鋼身法(アイアンコート)の魔導具──黒金色の指輪もある。
「……?」
 その中で、一つミハエルの目に留まったものがあった。藍く色褪せた古い指輪だ。
 彼らから拝借し、手に取ってよくよく検めてみる。どうやら正規品の魔導具ではなさそう
だ。おそらくは使い捨て方式の粗悪なものだろう。汚れが酷いが、辛うじて表面に刻まれて
いる術式を読むことはできた。どうやら転移系の魔導具らしい。
「アゼ、ル……ハイ、デン……?」
 そしてその文様(ルーン)の一部に聞き覚えのある呼称が入っているの見て、ミハエルは
眉根を寄せながら思い出していた。
 確か、ミシェル達“守人”らの隠れ里の名前だった筈だ。ということは、これは自分達へ
の妨害に失敗した際の緊急脱出ないし帰還用か。
「へえ、そんなものが……。押収しておいて正解でしたね」
 読み取った文言を聞いて、この同胞達も小さく驚き、ホッと胸を撫で下ろしていた。もし
あの時使う暇を与えてしまっていたら、事態は今よりももっと難しくなっていただろう。
「確かに、物置(ここ)では不安だな。分かった。これは私が預かっておこう。後で族長達
に指示を仰いでおく」
 了解ッス。この三人は、厄介な代物を引き渡せて正直安堵したようだ。ミハエルもさして
気には留めず、このマギリの魔導具をズボンのポケットに押し込める。
「ミハエルさーん、ちょっといいですかー?」
 すると、また別の方から作業中のエルフ達が小走りで近付いて来ていた。何やら指示を仰
ぎたいことが出たらしい。ミハエルは目の前の三人に軽く挨拶し、そのまま彼らの方へと歩
いてゆく。
「どうした?」
「ええ。図面のここなんですけど──」
 大きめの紙、防御結界を張る為の設計図を片手に、このエルフは訊ねてきた。ミハエルも
図面を覗き込み、一つ一つ曖昧になっている箇所を潰してゆく。
 それ故に、彼は忘れてしまっていった。一人訊ねに、指示を仰いできた者に応えたかと思
えば、また次の者がやって来る。ミハエル自身も、己の用事でそのまま廊下の向こうへと歩
き去ってゆく。
 防衛戦前の忙しなさに掻き消されて。
 彼は、ズボンのポケットに突っ込んだマギリの魔導具の存在を、暫くの間すっかり忘れて
しまうことになる。

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  1. 2018/03/06(火) 18:00:00|
  2. ユーヴァンス叙事詩録-Renovin's Chronicle-
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(企画)週刊三題「廻るコラプス」

──これから毎週、小説を書こうぜ?

毎週一回、ツイッタの「診断メーカー」で出たお題で小説を書いてみるという
自己鍛錬、 それがこの『週刊三題』であります。
さてさて。紡がれる文章は良分か悪文か、或いは怪文か?
とある物書きの拙文晒し、此処に在り。

【今週のお題:蜃気楼、観覧車、現世】

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  1. 2018/03/04(日) 00:00:00|
  2. 週刊三題
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自己紹介

長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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