日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(企画)週刊三題「桜魔ヶ刻」

──これから毎週、小説を書こうぜ?

毎週一回、ツイッタの「診断メーカー」で出たお題で小説を書いてみるという
自己鍛錬、 それがこの『週刊三題』であります。
さてさて。紡がれる文章は良分か悪文か、或いは怪文か?
とある物書きの拙文晒し、此処に在り。

【今週のお題:桜、黄昏、希薄】

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  1. 2016/04/17(日) 00:00:00|
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(雑記)どだい沼の上の細道に

一転して、春の嵐。

地域によって違うと思いますが、こちらでは週明けになってから二度三度、嵐と形容しても
いいくらいの激しい雨風に日がな曝される日が続いています。
なもので、折角満開近くまで咲き誇っていた近辺の桜達も、どんどん散ってはくすんだ色ば
かりを残すようになってしまいました。昨日もどしゃ降りに降ったし、多分枝ごと落ちてし
まってるんだろうなあ……と思いきや、まだ生きてました。散る姿も美しい。

ともあれ、こんにちは長月です。四月もあっという間に折り返しを過ぎて、個人的にはぼち
ぼち次の執筆スケジュールに備えてコンディションをもっていかねばならぬ所。
あれだ……心身ってのは自覚以上に疲れているんですね。お仕事がオフだという頭があるか
ら余計の事なのか、いざたっぷり休んでも大丈夫ってなると時間が勿体無いくらいに日がな
寝てしまいます。それだけ一頃に比べて活力を取り戻した証なのでしょうが、何もしないと
いう状態がこうも辛く感じるとは。社畜乙
(まぁ休日に休まないでいつ休むんだ?ってツッコミは実際家人よりありましたけども)

平穏無事も、基本は良きことかなではある筈なんですが、これも言い換えれば単調な日々だ
とも言える訳でさてどうしたものか。かといってもっとエキセントリックというか、刺激の
強い毎日をとのたまってもどだい振れ幅の大きい生活なんて疲れるだけですし、ぐってりと
するのは目に見えてますし……。
どうもここ暫く、高望みし過ぎているのかな? なまじ身体が動くぶん自分が「できる」と
思い過ぎている? いざガクンと体調が落ちれば(割と普段から?)瞬く間にままならぬの
に「創(ツク)らなきゃ」と前のめりになり過ぎている? ……結局は極端になっちゃうん
でしょうかね。不可能から空回りに、結果からすれば一周回って同じく“不発”であること
には違わないようで……(´・ω・`)

ただ、別にこういうのは今に始まった事ではなく、要は振れ幅の有無に一喜一憂するべきで
はないのだろうなぁとも思っています。基本的に有るものとして構え、如何に受け流しつつ
適度に受け止めつつ過ごすのか? そういうものの見方で暮らしていかないと、治る気力も
治らないような気がしますね。

幸いにして、自分の場合は療養生活の末の邂逅で今に至ります。一応ながらもお仕事を得、
それまで背負ってきた十字架がだいぶ薄く軽くなってくれたような気がします。
だから──ポジティブ教徒ではないのですが──「0か1か」ではないのでしょう。
こんな感じで世の中には(自分にとり)良い人がいて出会い得るし、一方で多分同じくらい
悪い人間というのも確かにいて、遭い得る。ただインパクトの問題なんだと思います。仮に
一の善人に救われても、二・三の悪に触れれば九割九部は打ち消されてしまう──いわゆる
結果“悪目立ち”したそっちの記憶ばかりが残ってしまう。故に世界はクソだと言う。
でも、少なくとも知っている筈です。
一度でも良縁が自分にも掴み得る(巡り得る)と経験していれば、また悪縁・悪人に苛まれ
てしまって「クソッタレ!」となっても、己を救われた側の心意気へと繋ぎ止めるという選
択肢が自ずと増えていると思うのです。……またいつかは、フッとこの僅かな幸が再び世と
人の澱みの中へと引き摺り戻されかねないにしても。

どうせ“沼”の上の細道を歩くしかないなら、せめて前を向いて歩きたいものです。

何も四六時中その底を覗き込まなくたっていいんだから。
時々、休み休み足元に気を付ける程度で目を遣るくらいの方が、絶対健康的ですよ?

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  1. 2016/04/14(木) 18:30:00|
  2. 【雑記帳】
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(企画)週刊三題「触らぬ彼に」

──これから毎週、小説を書こうぜ?

毎週一回、ツイッタの「診断メーカー」で出たお題で小説を書いてみるという
自己鍛錬、 それがこの『週刊三題』であります。
さてさて。紡がれる文章は良分か悪文か、或いは怪文か?
とある物書きの拙文晒し、此処に在り。

【今週のお題:悪魔、諺、眼鏡】

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  1. 2016/04/10(日) 00:00:00|
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(雑記)高尚、冷笑、どうでしょう

( >д<)、;'.・

早いもので四月になりました。寄せては返す冬の残り香も、気が付けば雨の日となって時折
陽気と入れ替わってゆっくりと通り過ぎてゆくようになりました。
自分の住んでいる田舎も、すっかりあちこちで桜が見頃となっています。
優しい、時々やや自己主張の強い桃色。尤も見ている分には風流だなぁとほっこりする季節
なのですが、如何せん花粉症持ちの一人としては辛くもありますね;昔、鼻腔を広げる手術
を受けて以来大分ましになっているとはいえ。
(そもそも桜って風で飛ぶタイプの花粉じゃない筈ですが。条件反射というか何というか)

それはさておき、先日ユー録の七十二章をUPしました。分量的には過去二・三章に比べると
少なめになっていますが、今回の更新でキリ番──同作の累計文字数が200万字を突破する運び
となりました\(^o^)/……嵩む一方だなあ。いやまぁ、毎月コツコツ書いていれば必然的に
積み上がっていくものではあるにせよ。
ただ懸念するのは、もっさり分量やら硬い重い文章・作風やらが作者側(こちら)の高揚感
ばかりで、肝心の手に取ってくださる方にとって自らその敷居を高くしてはいまいか? と
いう点ですね。ただでさえ自分の文章はラノベのようでラノベとは言い切れず、硬くて長く
て臭いの三拍子なものだから、今更だとはいえやっぱり人を選んでしまうのかなぁと……。
とはいえ幸い、数値の上では手に取ってくださっている方が事実としておられるので、あま
り気に病まず好きに書いていればいい──結局は精神衛生的にもその辺りにぐるぐる回って
落ち着くというのが常なのですが。もし宜しければ、今後とも気長に生温かくお付き合いを
いただければと存じますm(_ _)m

暦が変わり、年度も変わりました。手垢のついた表現を借りるならば出会いと別れの季節と
いう奴ですね。
自分に関しては、今のお仕事をするようになって一年ほどが経ちました。
勝手知りたる何とやら──当初よりも図々しくなっている(慣れるとそうなっちゃう悪癖)
かなぁ?と抑え抑えを心掛けつつも、作業場ですっかり職人(?)をやっています。
あと私事ですが、妹がこの春から転職に伴い引っ越しました。まぁお互いにもういい歳なの
であーだこーだ言うのも何ですし、自分の人生は自分で決めて、責任さえ持てれば好きなよ
うにやればいいと思います。その点では向こうの方がしっかりしているし、所謂ブラックな
荒波にさえ呑み込まれなければ何とかなるだろうと送り出したのですが……。

季節はどんどん移り変わっていきます。それは仮に病気で臥せていようとも、お仕事と趣味
を往復する日々であっても変わりません。ある意味で平等に、淡々と過ぎてゆくものです。
ならば成る丈、自分が楽しんで生きているのなら、割とそれが個々人にとっての適正規模の
幸せなのかもしれませんね。
(尤もこういう事を言うと世界にはもっと貧しい云々とか、視野が狭い!と詰られることも
あるのでしょうけど。でも個人的には、無駄にマクロな世界で「義憤」を発揮するよりも、
そこそこミクロな世界で閉じていた方が実はお互いに平和だし幸せだったんじゃないか?と
も思うんですよね……)

巡る季節、また一つ。

願わくば一人でも多く、その創造の花が咲く年となって欲しいものです。

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  1. 2016/04/06(水) 17:00:00|
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(長編)ユーヴァンス叙事詩録-Renovin's Chronicle-Ⅵ〔72〕

 突如として巷に湧き起こった、現代の“聖女”の噂。
 嘘か真か? そもそも何処から……? 当然ながら第一報第二報を聞いた人々は驚き、戸
惑いを隠せなかったが、そんな当初の混乱を鎮めたのは他ならぬクリシェンヌ教団の現教皇
エイテルだった。
「冒険者クラン・ブルートバード所属、レナ・エルリッシュさんは間違いなく、我らが開祖
“聖女”クリシェンヌの生まれ変わりであります」
 異例ともいえる対応。開かれた記者会見。
 そこで彼女らはレナが《慈》──“聖女”クリシェンヌの生まれ変わりであることを公式
に認めた。また個々の魔力波長、魂の同一性について幾人かの魔導師がメディア各局で解説
を担ったこともこの肯定を後押しする結果となる。
 世界に、衝撃が走る。
 それは単に多くにとり馴染みの薄い知識への驚きだったり、魂というものの実在に対する
動揺だけではなかったのだろう。一方では迷走するこの時代に希望を灯す聖女再誕に沸き、
また一方ではそこから更に先の思考──このまま彼女をクラン・ブルートバード、“結社”
との戦いに巻き込ませて良いのかという疑問、義憤へと変わり始めて。
 エイテルらによる“火消し”は成功したかのように見えて、彼らを止められない。
 人々の困惑と揺さ振られた衝動はやがて大きな渦となり、世を騒がすだろう。
 酒場で、財友館で、街頭で。
 映像器の前で人々は立ち止まり、ざわざわと集まり、この報に釘付けになっていた。自ら
省みて思考する速度よりも速く、メディアが多くの情報を流し込んでくる。
 各国は大よそがまだ慎重に対応を選んでいる時期だった。一部の信仰の篤い国では早い段
階で再誕を歓迎する声明こそ出したが、何の脈絡もなく報じられ、教団がそれに乗り掛かっ
ている状況を鵜呑みにするほど王達は素直ではない。
 とある小さな村だった。
 薄曇りの空の下、質素な姿の夫婦が新聞を片手に呆然としていた。
 表情(かお)は見えない。ただ動揺に半開きの口元が、全身が震えていて、夫が妻を何と
か支えてやろうと、自身も戦慄きながらそっと肩に手を回している。

「──彼女がこの時代に、か」
 そして彼らもまた、そんな世の中のさまを観ていた。
 刻一刻と変化する中空の色彩が混ざり合い、却って殺風景を演出する中、一枚の大きな硝
子の円卓に座る七人はそう静かに事の次第を見つめていた。
「ただの偶然にしては出来過ぎているな。こちらに与せぬ魂(もの)達の差し金か」
「何、案ずる事はない。今の今まで何もしてこなかったんだ。今更何ができる?」
 影になって表情は見えない。だが彼女の再誕に疑心を抱く者がいる一方、鷹揚と構えて楽
観的な者もいた。
 七人。だがそんな彼らをまとめるように、芥子色のフードを目深に被った男は言う。
「だけども邪魔者になりうる事は確かだ。一応、警戒はしておこう」
 言って、彼はちらと自席上座の向かいに座る人物に目配せをする。するとこの者──白衣
を引っ掛けた女性は拝承といった様子ですっくと立ち上がった。
「悪いね。宜しく頼むよ」
 カツンカツン。
 そしてまるで頷くかのように口元に微笑を浮かべると、彼女は一人颯爽としてこの場から
歩き去るのだった。

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  1. 2016/04/05(火) 18:00:00|
  2. ユーヴァンス叙事詩録-Renovin's Chronicle-
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自己紹介

長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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