日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)反骨の心、共鳴の術

\残暑/\執筆/\我欲/\(^q^)/

雑記の間が空いてしまいました。秋の目前に残暑が立ちはだかる今日この頃、如何お過ごし
でしょうか? こんにちは、長月です。

……とはいえ、ちゃんと理由はありまして。
ツイッタ(小日記)を見ている方なら例の如く分かっておられると思いますが、ここ一週間
ほど執筆モードでした(日曜は三題執筆に回したので実数では8日間になりますが)
先日、ユー録の四十二章をUPしました。
更になろうさんでの部数分けが250パートに到達したということで、何ともまぁ相変わらず
硬い・長い・臭いの三拍子が引き続いております。先月末には70000PV突破も記録しており、
遅ればせながらこの場においても御礼申し上げますm(_ _)m
(尚、当雑記の執筆現在では72500PV・71000ユニーク弱となっております。多謝)

ユー録も三題も、その他諸々も。
振り返ればたっぷりと書いてきました。だけど書いても描いても書き足りない……。
これはもうある種持病?のようなものですが、さてはて自分はどれだけ「成長」できている
のだろうか……? そんな不安や自問自答は、どれだけ書き連ねても尽きませんね。

──誰の為に? 自分?他人?
──何の為に? 自分の娯楽?他人の娯楽?

別に白黒を付ける必要はないし、安易な二分法はいけないのですけれど。でも……つい。
他益──(商業)価値を自分と拙作らに組み込んでいこうとすると、どうにもこの手の思案
が過ぎってしまいます。そして毎回、自分と他者の間で悶々としますorz

win-lose(或いはlose-win)ではなく、書き手と受け手、双方がwin-winの関係性で存在する
ことができれば……とても望ましいのですがφ(=_=)

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  1. 2013/09/13(金) 01:45:00|
  2. 【雑記帳】
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(長編)ユーヴァンス叙事詩録-Renovin's Chronicle-Ⅳ〔42〕

 統務院総会(サミット)開催が正式に発表されたのは、その一週間ほど前のことだ。
 各国メディアはにわかに忙しなくなった、人々の気も少なからず漫ろになった。
 それでも目立った混乱が見られなかったのは、その日数のぎりぎりさ故か。それとも多く
の人々にとって、尚も政治とは日々の営みからは縁遠いものということなのか。
「──では現地から伝えて貰いましょう。大都(バベルロート)の、ウォリックさん?」
『はい。こちらは第三壁区、その北側です。ご覧になれますでしょうか? 既に都内は厳戒
態勢が敷かれ、物々しい空気が漂っています』
 この某メディアもその一つだった。
 大都(げんば)から遥か遠いスタジオ。そこから派遣したリポーターを通じ、今起ころう
としている情勢を伝えようとしている。
 女性リポーターは、映像機のレンズを向けられるとキリッと心持ち顎を持ち上げ、背後に
広がる大都の様子を示しながらそう口上を始めていた。
 隔壁──まさにそう表現するに相応しい高い城壁が街を横断し、更に奥の壁へ。街並みは
基本的に、これら城壁と城壁との間に詰め込まれるように建ち並んでいる。
 世界屈指の大都市だからか、ただでさえごみごみとしているこの街の雰囲気。
 それに加えて今は目を光らせる警備兵があちこちに見え、人は街は、普段のそれより何割
増しにも張り詰めているように感じられた。
 たっぷり数十秒。映像機はそんな街の緊張を気持ち遠めのアングルで人々に届ける。
 なるほど。
 そして改めて、スタジオ側の男性アナウンサーは彼女に問い掛けていた。
「今回、サミット開催の公表は随分と急でしたが……。この警備の厳重さもそれが関係して
いるのでしょうか?」
『はい。今回の主要な議題は先のトナン皇国内乱の事後処理と言われています。そしてこの
内乱には結社“楽園(エデン)の眼”が裏で糸を引いていたとされ、彼らに対し、統務院が
どれだけ団結して強いメッセージを発することができるかが、今回大きな争点になると考え
られています』
「なるほど。彼らにとってそれは都合の悪いことでしょう。公表を遅らせたのも、警備が厳
重になっているのも、全ては報復テロへの対策ということですね」
『はい。ただそれでも情勢は未だ不透明と言えます。サミットという場で強いメッセージを
出すことは、それだけ「全面対立」の様相を呈することになります。彼らを野放しにすべき
ではないという点では各国ともに一致していますが、一方で自ら進んでテロの標的になるの
は避けたい──そんな思惑がメッセージを霞める可能性も充分にあるからです』
 こくこくと、アナウンサーは頷いてみせていた。
 隣席に着くコメンテーター二人も、手を組みじっと中継画面を見つめ、さも真剣ですよと
アピールしているように見える。
 その後も何回か、両者のやり取りは続いた。
 現場の空気を直に感じ取っていたからか、女性リポーターは終始真面目に、抱いた憂いを
ぎゅっと隠すようにしていたが、一方のアナウンサー達スタジオ陣は、何処となく“智者”
の目線であるような言動が入り混じる。──具体的には自分達メディアに、サミット開催の
情報を隠してきた統務院に対する遠回しな批判などである。
「ありがとうございました」
 座ったままの一礼。アナウンサーはそして画面の向こう、大都にいるリポーターからその
視線を外すと、正面に向き直っていた。
「……まさに今、統務院の権威は正念場を迎えています。正しさの為にどれだけのリスクを
示すことができるのか、その覚悟が問われています。……では、次のニュースです」
 即ちそれは、スタジオからの映像機(カメラ)目線。
 そこにはもう生の、不穏に身を縮める人々の姿は見切れ、ただ流れてくる原稿と共に自身
の理知を標榜してみせる表情(かお)だけが映る。

「──へいへい。敵情提供ご苦労さん」
 そんなヒトらを彼らは哂っていた。
 一見仄暗く、しかしゆっくりと七色に色彩を変え続ける光の柱達が、果てのない天上へと
深淵へと延びていく場所。
 魔流(ストリーム)の内部(なか)。
 “結社”の面々はその一角に集まり、無数に浮かぶ中空の映像(ビジョン)へと思い思い
に眼を遣っている。
 両腕を組んで暫しじっと睨んでいたバトナスが、ふっと白けたように腕を解いて踵を返し
ていた。
 分厚い硝子のような足場。
 そこにぽつぽつと建つ柱の一つに背を預け、彼は気だるげに凝った身体を解し始める。
「どれだけ隠したって筒抜けなんだけどねぇ……。まぁ、こうやってご丁寧に説明してくれ
てれば世話ないか」
「フフフ。そもそも、私達にストリームの掌握で以って張り合おうというのがどだい無理な
話ではあるのだがねェ」
 集まっていたのは使徒クラス──幹部階級の面々だった。
 即ち“結社”に属する魔人(メア)。その戦闘能力の高さは最早語るまでもないだろう。
 フェイアンが気障ったらしく肩を竦めてみせ、ルギスが光の反射で眼鏡の奥が見透かせな
いままそう引き攣った笑いを零している。
「……」
 その中には、当然彼もいた。鉱人(ミネル)の武僧・クロムである。
 彼は終始じっと、黙したまま中空の映像(ビジョン)達を眺めていた。それらが囲むよう
に、発動媒体たる魔導の光球が浮かんでいる。
「俗物どもが何をしようが関係ない。ただ私達は大命を果たすまでだ」
 ぽつり、白髪と黒コートの剣士・ジーヴァが呟いていた。
 まるで死んだ──実際、魔人(メア)化は一度死ぬようなものなのだが──魚のような目
をしているな。そうクロムは内心、何度目とも分からない感想を抱いては揉み消す。
 だが油断ならぬ相手だ。何せ彼はこと戦闘能力においては使徒最強とも目されている。
 うむ、と。これまた彼と双璧を成すヴァハロが頷いていた。
 一方でこちらは何が面白いのか、妙に表情が豊かな所がある。古参の余裕か、それとも道
を究めて往った先には彼のような精神が待っているのか。
(……私には、中々至れそうにない)
 仄暗い空間の至る所、散在する足場に、無数と言っていいほどの人影が佇んでいる。
 大小それぞれ。それは皆“結社”の兵士(こま)であり、程なくして始まるであろう新た
な任務を待つ大軍勢である。
 ──そんな時だった。静かに絡まり流れるストリームの中に、薄紫の光球が“教主”が姿
を見せたのは。
 映像(ビジョン)から視線を外し、クロムを含めた使徒全員がさも当然のように低頭して
いた。仄暗さを気持ち照らすその輝き、されど微動だにしない黒き兵士達。やがて頭を上げ
た一同に、彼は厳粛な声色で言う。
『同志らの配置が完了した。これより状況を開始する。総員、大都(バベルロート)へ出発
せよ。手筈は、しっかりと頭に叩き込んであるな?』
 勿論です。使徒達は頷いた。
 その統率された反応に、一瞬だけ、ほんの一瞬だけ淡紫の光が強くなる。
『行け──』
 そうして、まるで天を仰ぎ指差すような僅かな身の反りに、一同は一斉に空間転移をして
いった。
 硝子質の足場から、にわかに人気がなくなっていく。
 それを確認するように“教主”もまた周囲に纏うストリームに巻かれて姿を消していく。
「待てよ」
 だが、同じく皆に倣い転移しようとした寸前、クロムははたと何者かに背後から片腕を取
られていた。さりとてクロムは特に驚く素振りはなく、ただ黙して振り返る。
「……」
 そこにいたのは、同じ使徒の一人・ヘイトだった。
 見られるのは、あからさまな仏頂面。
 すると彼は、まるで敵でも見るかのようにこちらを睨み付けると、
「……ちょいと、顔貸せよ」
 そう自分を見下ろす格好になったクロムに、ドスを利かせながら言ったのだった。

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  1. 2013/09/12(木) 18:00:00|
  2. ユーヴァンス叙事詩録-Renovin's Chronicle-
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(企画)週刊三題「在処」

──これから毎週、小説を書こうぜ?

毎週一回、ツイッタの「診断メーカー」で出たお題で小説を書いてみるという
自己鍛錬、 それがこの『週刊三題』であります。
さてさて。紡がれる文章は良分か悪文か、或いは怪文か?
とある物書きの拙文晒し、此処に在り。

【今週のお題:天国、山、消える】

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  1. 2013/09/08(日) 18:00:00|
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(雑記)井の中よりぞ飛び越えむ

早いもので九月になりました。
学生の皆さんは新学期、自分にとってはもう一つ年を取る暦です(だから「長月」な訳で)
気付けば、随分と過ごし易くなりましたね。
ここ数日の台風接近の影響も大きいとはいえ、多くなった曇り空が、何よりも何度か降った
まとまった雨が暑さを持ち去ってくれたような気がします。
ただ、やはり極端ですよね。ゲリラ豪雨、なんて呼び方も降り方も趣が無いですし……。

──さて。今回は報告すべきお話が一つ。
先日よりなろうさんにて「第二回エリュシオンライトノベルコンテスト(通称なろうコン)」
が始まっています。専用のタグを投稿作品に設定するだけで参加する事ができ、大賞受賞作
は書籍化もされるようです。
それに今回、自分も参加することにしました。
以前より公募の類というものには引け腰で、皮算用以外の何物でもなく、今の気ままに創る
ことのできる環境が変わることを恐れ今まで手を出したことはありませんでした。
……ですが、先日とあるフォロワーさんからはたと励まし?を受けて、自分も以前より思う
ところがあって、今回えいやと参加してみた訳ですφ(・_・;)

『ユーヴァンス叙事詩録-Renovin's Chronicle-(連載中)』
『死に損いのデッドレス(完結済)』

以上、拙作二本を今回登録しました(要項では複数応募可とのこと)

……まぁ前回(第一回)でも1000超の応募があったようなので、拙作が埋もれることは確実
なのでしょうけれど。これもまた一つの経験値だと思って。
これを機に手に取ってくださる方が増えてくれたらいいなぁとか、どうもSNSにいながら交流
薄な自分を、寡黙投稿者な自分を変える一助になればいいなぁとか。
そんなぼんやりとした期待やら不安やらで以って臨んでいる次第で……。

既に目を通してくださっている方は今後とも。
今回流れ着いてくださった方は初めまして。
拙い物書きでありますが、宜しくお願いしますm(_ _)m

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  1. 2013/09/01(日) 23:00:00|
  2. 【雑記帳】
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(企画)週刊三題「王道会議」

──これから毎週、小説を書こうぜ?

毎週一回、ツイッタの「診断メーカー」で出たお題で小説を書いてみるという
自己鍛錬、 それがこの『週刊三題』であります。
さてさて。紡がれる文章は良分か悪文か、或いは怪文か?
とある物書きの拙文晒し、此処に在り。

【今週のお題:脇役、幼女、際どい】

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  1. 2013/09/01(日) 00:00:00|
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自己紹介

長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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