日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)愛でなく哀を綴る、剣に代えて筆を執る

お久しぶりです(・ω・) 創作メモを走らせてぼやっとしていたら、あっという間に前回から
日数が経ってしまっていますね……。嗚呼、何とも時間が勿体無い_(:3 」∠)_

何もしていなかった訳ではないんですけどね。冒頭の通り創作メモ(但し何時使うのか自分
でも分かっていない)を書き留めていたり、積んでいる小説を消化していたり。
今週は三題が早く済んでしまって気が抜けた──のかもしれませんね。アナログではペンを
握っていたとはいえ、書き物らしい書き物ができず終いでしたし。

でも多分、本当はこれくらいの安寧(ゆとり)を喜べるのが一般人なのかな?とも推測して
しまいますね。自分ときたら逆にその「空白」が怖いなどと感じてしまっている……。
以前にも呟いていた事ではあるのですが、感性というのは意識的にアンテナを立てていない
と確実に鈍って──妥協と無関心が常になって──いきます。これは何も意識だけの話では
なく、年齢を重ねるごとに反比例するという実に厭な経験則まである訳でして。
だからこそ「怖い」のでしょうね。
自分が思考する存在だという自負?で何とか保っていると認識している・経緯がある故に、
それらがすっぽ抜けてしまうことはイコール精神的な死にもなりかねない、そんな脅迫感。
「創りたい」が容易に「創らなければ」に変じてしまう傾向なども、多分そんな自身の偏り
に起因しているのでしょうね……。

ものを思うことに、必ずしも“重さ”は必要ないのに。
明るくて笑えるような思いだって、きっと一側面であろうものなのに。
だけどどうにも、自分は硬く密度あるものばかりを求めてしまうきらいがある。
だから余計にアンテナが上手く集め切れず、自滅よろしく悶々としてしまう事多々──。

分かっていても中々治せずに今に至る、悪い癖の一つでありまして(;=_=)φ

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  1. 2013/05/17(金) 15:00:00|
  2. 【雑記帳】
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(企画)週刊三題「連綿と」

──これから毎週、小説を書こうぜ?

毎週一回、ツイッタの「診断メーカー」で出たお題で小説を書いてみるという
自己鍛錬、 それがこの『週刊三題』であります。
さてさて。紡がれる文章は良分か悪文か、或いは怪文か?
とある物書きの拙文晒し、此処に在り。

【今週のお題:赤色、糸、未来】

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  1. 2013/05/12(日) 00:00:00|
  2. 週刊三題
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(雑記)性悪愉悦ペシミズム

今回で当庵での雑記も120本目となりました。ざっと二年間で月平均4~5本ですかね。
連休中は終始執筆モードでした。元より人ごみの中へとわざわざ出掛けて行って「休養」と
するっていう発想が自分には理解に苦しむのですけど(インドア派

先日ユー録の三十八章をUPしました。何てことはない、またもや短期型決戦執筆でした。
そして第Ⅲ部『鋼の希求心』編も次章で完結の予定です。
……長かった。そしてそれは即ち、続編に向けてのもっさりプロット作成デイズが間近に
迫っているという事でもある訳でして。はい_(:3 」∠)_

前回の雑記でも言及しましたが、なろうさんにおけるアクセス累計が着実に積みあがって
いっています。この雑記執筆現在で61000PV&5700ユニーク、ユーザー及び作品ブクマ数
も(ユー録以外の拙作も含めて)過去最大値を記録しています。
いやはや、何ともありがたい。
硬い・長い・臭いの三拍子が揃っているにも関わらず、こうして手に取って頂けているのは
素直に嬉しいものですm(_ _)m 正直言って、自分の書(描)くものは巷で受けているものと
は毛色が違うという自覚があるのですが、はてさて自身はともかくそれらが世の中の誰かの
ニーズになり足りえているものなのか……。
何も考えないこと(思考停止)は問題ではあるのですが、だからといって考え過ぎるという
のも事実、身に毒な訳で……φ(=_=;)

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  1. 2013/05/08(水) 23:30:00|
  2. 【雑記帳】
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(長編)ユーヴァンス叙事詩録-Renovin's Chronicle-Ⅲ〔38〕

「──“結社”が尻尾を?」
 ファルケン王がその報告を受けた頃には、外は既に色濃く茜に染まっていた。
 一旦自室に戻って雑務を片付けていたため、再び城内の廊下を早足で行きながら彼はやっ
て来た官吏らを引き連れる格好となる。
「はい。どうやら件の暴徒らの中に、連中のオートマタが紛れ込んでいたようでして」
「その後すぐに、ジーク皇子らが傭兵達を率いて坑内に突入、現在も交戦中とのことです」
 正装のマントを翻しつつ、靴音が響く。
 こちらの想定以上に早くそして強い反応だなとファルケンは思った。
 元より“結社”の魔手があるとの情報はあった。警戒はより高く設定していた。それでも
奴らは、あの皇子らの加勢とほぼ同時のタイミングで攻勢を掛けてきたのだ。それだけ彼ら
を警戒しているのか、それとも……。
 ややあってファルケン達は王の間へと着いた。既に集まり始めていた臣下らの低頭の列を
通り過ぎ、彼はとすっと玉座に腰を下ろして中空を見上げる。
 蒼い半透明のホログラム──その幾つかが砂嵐になっていた。眉根を寄せてまさかと思っ
たが、やはりそれらは全てかの地・フォーザリア周辺からのデータである。
「どうやら現地のストリームが乱されているようでして。こちらの回線にも影響が」
「既に予備回線への移行を指示しています」
「うむ」
 ちらと目を遣れば、臣下らがそう説明を寄越してきた。
 一々自分が命令せずとも動けているのは宜しいことだが、それでも自分達のよすがを抉ら
れたような不快感はくすぶる。
 乱れている、ではなく乱されている──。これも連中の妨害とみて間違いない。
 ファルケンは徐々に回復していくホログラムらを睨みながら、口元に手を当てて暫しの思
考を走らせた。
 やはりそうなのか。まだ断片的情報とはいえ、どうにも“整い過ぎ”ている。
 これはただの暴動教唆ではない……レノヴィンの介入ありきで発動された計画だ。
 即ち、その手口は判然とはしないが、機密には万全を期しているというのに奴らはいとも
容易くこちらの手を読んでいたことになる。
「も、申し上げます!」
 そして彼の推測は、新たに駆け込んで来た官吏の報告によってより明確なものとなった。
「フォーザリア坑道にて無許可の連続爆破が発生しました! ジーク皇子以下、追討部隊を
含めた面々が内部に閉じ込められた模様! 執政館より救援要請が届いています!」
 ファルケン王以下、場にいた者達が目を見開いて驚愕していた。
 鉱山に対する爆破──それが何を意味するのか、たとえ指示を出すだけの者らであっても
事の大きさは否応にも認識される。
「まさか……結社(やつら)が?」
「オーキス卿はどうした? そんな事態、連絡の一つもないぞ!?」
「は、はい。それは」
「……現地のストリームが乱されているからだろう? 導信網(マギネット)が連中の妨害
を受けている以上、通信も滞る。……精霊伝令か」
「はい、仰る通りです。通信自体はフォーザリアではなく近隣領を経由されたもので……」
「そうか。急ぎ援軍──救助部隊を編成しろ。それと今後も通信妨害が続く可能性が高い、
近隣領との通信回線を倍に増やせ。王宮(こちら)からも直接人も遣るようにしよう」
『はっ!』
 臣下達の戸惑いとそれらを制した内一人の推理。報告に来たこの官吏の首肯を受け、ファ
ルケンは即断の指示を飛ばした。
 官吏らが最敬礼と共に駆け出していく。臣下達が焦りを隠せずに議論を交わしている。
「……」
 推測は更に確信へ。ホログラムのデータ群及び視界に映る部下達のさまを見つめながら、
ファルケンは肘掛けの片方に体重を預けて深く深く眉間に皺を寄せていた。
 やはりストリームへの干渉、導信網(マギネット)妨害の工作は自分たち相互の連携を断
ち、何より時間を稼ぐ為に行われたのだろう。
 鉱山の爆破、直接攻撃。
 そもそも連中はテロ組織だ。目の仇にしているその鉱山(しょうちょう)自体をこれまで
壊そうとしなかったことの方が、ある意味不自然ではあったのだ。
(……俺の人選が悪く出ちまったか。文官育ちの役人気質(オーキス)じゃあ、マジモンの
争いは収めきれなかったか……)
 内心、デモ隊くらいなら権力で抑制しておけばいいだろうと判断した、当時の自身を悔や
む気持ちはあった。こんな事になるのなら、影を差す“結社”の存在を知った時、もっと強
く──それこそ国是の下、デモ隊ごと(まるごと)排除すべきだったのかもしれない。
 だがそんな言葉を表情を、表に出す訳にはいかなかった。
 自分は、あくまで開拓の潮流に立つ者として振舞わなければならない──より多くの民を
富へと導く義務がある。弱みを見せれば、奴らは間違いなく今以上に調子付く。
 尤も仮にそうした強硬策に出たとしても、出れば出るほど、実際にこちら側へ取り込める
層は限定的であることくらい今も昔も解っていない訳ではないのだが……。
『陛下、皆様』
 そうしていると、ふと中空のホログラムの一つが切り替わって声がした。
 ファルケン達が目を遣ってみれば、データの図表が映像通信に切り替わり、軍服の将校が
映っている。確か王都守備隊の幹部であった筈だ。
 どうかしたか? ファルケンが問うと、その生真面目な表情に深い皺が走る。
『至急、ご報告すべきことが起きまして……。現在、王都内のグノア侯爵邸にて大規模な火
災が発生しています』
 またしても一同が目を丸くした。
 驚愕というよりも衝撃。同僚の本邸に起きた悲劇に臣下らがどよめき、身を硬くする。
「……。火付けか?」
 だがファルケンだけは、そう短く問うだけであまり感情を──努めて出さないようにして
いるかのように見えた。
 幹部はすぐには答えなかった。それでも「今はまだ……」と辛うじて呟くものの、彼もま
た、王と同じくこれがただの火災ではないのではと感じ取っているらしい。
「じょ、状況はどうなっているんだ?」
「グノア卿はどうなされている? 奥方やご子息らは? 館の者達は?」
『最善は尽くしましたが……夫人とご子息らは既に。負傷した者も多く順次病院へ搬送して
いる所です。火の手もかなり激しく、最早全焼は免れないものかと』
 画面越しに幹部が沈痛な面持ちで言った。
 引き伸ばし潰されるような、臣下達の漏れ声。そして互いに顔を見合わせ、つい彼らはそ
の災いを、今この国を覆わんとする影と重ねてしまう。
「妻子が死んだか……。グノアはどうした? 確か何日か前に王都(こっち)に戻って来て
るって話を聞いたんだが」
 分からなくもない。自分も“もしかしてレノヴィンと関わったから?”と怪訝を抱いた。
 それでも邪推ばかりで不安がるのは、結社(れんちゅう)の仕業であろうとなかろうと奴
らの思う壺だ。ファルケンはそう言わんばかりに眼力で臣下達を一瞥して睨み、そう幹部に
言及のなかったグノア当人の消息を訊ねる。
『それが……何処にもおられないのです。王宮(そちら)の総務局に取り次いで貰っても、
一向に連絡すら取れない状態で……』
「……??」
 なのに、もたらされた返事は更に不自然を加速させた。
 姿がない? 連絡が取れない?
 今度こそファルケンは場の面々らと顔を見合わせていた。
 実は妻子同様、既に巻き込まれている──亡くなっているではないかとも考えたが、当主
である彼を守備隊(かれら)は真っ先に助けに向かった筈だ。それでも尚見つからないとな
れば、そんな推測は些か粗雑に過ぎる。
「……捜索を続けろ。鎮火したらもう一度連絡してこい」
 言われて幹部が気難しい表情(かお)のまま敬礼し、通信が終了した。再び王の間の中空
には国内各地から集められたデータがリアルタイムで更新され、件のフォーザリアの追加情
報も少しずつながら他領経由で入ってきている。
(どこまで。どこまでてめぇらは、俺達(ヒト)の歩みを邪魔すれば気が済むんだよ……)
 静かな苛立ちの中、顰めた眉間の皺だけは深い。
 再び官吏や臣下達が忙しなくなる只中で、そうファルケンは幾度目とも知れぬ苦境と見え
ぬ敵らに頭を悩ませていた。

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  1. 2013/05/07(火) 18:00:00|
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(企画)週刊三題「機械仕掛けのウィル」

──これから毎週、小説を書こうぜ?

毎週一回、ツイッタの「診断メーカー」で出たお題で小説を書いてみるという
自己鍛錬、 それがこの『週刊三題』であります。
さてさて。紡がれる文章は良分か悪文か、或いは怪文か?
とある物書きの拙文晒し、此処に在り。

【今週のお題:屋敷、機械、主従】

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  1. 2013/05/05(日) 18:00:00|
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自己紹介

長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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