日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(企画)週刊三題「お天気お兄さん」

──これから毎週、小説を書こうぜ?

毎週一回、ツイッタの「診断メーカー」で出たお題で小説を書いてみるという
自己鍛錬、 それがこの『週刊三題』であります。
さてさて。紡がれる文章は良分か悪文か、或いは怪文か?
とある物書きの拙文晒し、此処に在り。

【今週のお題:朝、雲、パート】
本文は追記部分からどうぞ↓

続きを読む
  1. 2012/07/15(日) 18:00:00|
  2. 週刊三題
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

(書棚)感想:東野圭吾『さまよう刃』

書名:さまよう刃
著者:東野圭吾
出版:角川文庫(2008年)
分類:一般文藝/ミステリー

法律は人の弱さを理解していない──。
喪いし者達は、彷徨う。

続きを読む
  1. 2012/07/13(金) 23:00:00|
  2. 【読書棚】
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

(雑記)裁くな捌けその情動(ココロ)

\硬い/\長い/\臭い/ It's my quality.<(^o^)>
どうもこんにちは。堅苦しい文章に定評(?)のある物書きもどきこと、長月です。

先日、連載(ユー録)の二十六章をUPしました。
そして今回より第Ⅲ部『鋼の希求心(ストロング・シーカー)』編が開始となります。
物語は皇国から世界へ。兄弟とその仲間達、そして彼らを取り囲む一層多くの人々が抱える
想いや思惑は、否応なく大きく翻弄されてゆくことになります。
変わりゆくセカイで兄弟達は何をみるのか……? まったり手に取って下さればとm(_ _)m

しかしまぁ、何というべきか。
どうにもはたと気が付けば、以前に比べて書き上げUPした際の達成感(の深さや持続性)が
浅くみ短くなっているようなんですよね……φ(・_・;)
これも文章を書くことに“慣れた”が故の感触なのかもしれません。でも、創作する愉しみ
という点で言えば寂しいような虚しいような気持ちは拭えません。
「創らなければ」より「創りたい」を大切にしたい──とはいっても、やはり自分という名
の個人は“義務感”の類で戒め律する方が、性に合っているのかもしれませんね(´・ω・)

ただ実際、その義務感で何処まで続くのか、個人の現在の感触でいえば怪訝も濃くて……。
つい昨日今日、電撃文庫の公募(一次選考)の結果が出たりもしていますが、ではいざ自分
もそんな応募者達の中に交じる──職業的物書きを目指そうか? と問うてみると「否」と
いう返事があるというか(単に踏ん切りが付かないだけというか)。
少なくとも“エンターティナー性=「楽しませる事が第一」の精神”を我が魂が頷いてくれ
ない限り、躊躇する向きは続きそうで……φ(=_=;)

続きを読む
  1. 2012/07/10(火) 22:15:00|
  2. 【雑記帳】
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

(長編)ユーヴァンス叙事詩録-Renovin's Chronicle-Ⅲ〔26〕

 知識の上での空と、実際に目の当たりにする空とではこうも違うものなのか。
 窓の外から覗く果てしないマナの雲海──霊海の白濁色の拡がりを眺めながら、アルスは
心底そうしみじみと思った。
 アルスは今、仲間達と共に飛行艇に乗り込み、梟響の街(アウルベルツ)への帰路の只中
にある。
 セカイは……広い。
 こんな大空をぼうっと眺めていると、つい先日までトナン皇国(だいにのこきょう)で巻
き起こっていたあの一連の内乱がまるで嘘であったかのように、酷く矮小なものであったか
のようにさえ感じられてしまう。
 勿論、そんな事を口に出す訳にはいかなかった。
 自分たち兄弟の為、何より母の為に力を尽くしてくれた皆に対しそんな言葉を吐くのは紛
れもない背信行為の筈だと改めて思い、アルスはきゅっと密かに唇を結んでいた。
「どうした? やっぱ初めての飛行艇は緊張するか?」
「大丈夫だよ~。今は共同軍の船団の中なんだし、結社(やつら)も逃げちゃった後だし。
撃ち落されやしないって」
 するとそんな自分の様子を別な風に捉えたのか、傍らの仲間達がそれとなくこちらに声を
掛けてくれる。
 隣席にはダンとミアのマーフィ父娘(おやこ)と、頭上には少々窮屈そうに中空に浮かん
でいる相棒(エトナ)。加えてすぐ前の席にはイセルナとリンファが座っており、彼女達も
ちらりと椅子の背もたれ越しにこちらに見遣ってくるのが分かる。
「ううん、そうじゃないんだけど……。大丈夫……だよ?」
 だからこそアルスはそう苦笑を向けて言葉を濁し、彼らの気遣いをありがたく思いつつも
申し訳なく思う。
 ──皇国(トナン)の内乱は、一先ずの終息を迎えた。
 しかしこれで全てが解決するとは、自分を含めたこの場の皆の誰一人として本気で思って
はいないだろう。
 大変なのは間違いなくこれからなのだ。自分達も、母さん達も。
 本来なら、公にされた己の身分──トナン皇国第二皇子という責務を優先し、何より医者
ではあっても政治は素人同然な母の傍に残るべきだったのではないか? もうアカデミーの
いち学生として学問の日々を送るのは難しいのではないか? そう自分は実際に、こうして
出立するギリギリまでずっと悩んでいた。
『──私の事は大丈夫だから。アルス、貴方は向こうで勉強を頑張ってらっしゃい。皆を守
れる魔導師になる……。昔からの夢なんでしょう? 私も応援してあげるから。ねっ?』
 だが、そんな自分の背中を押してくれたのは、他ならぬ母だった。
 戸惑う自分に母はそう微笑み掛けてくれ、臣下達を通じて必要な手続きもしてくれた。
 皇子であることは、もう既に世の人々が知る所ではある。
 しかし形式上、これからの自分は「留学」という形で引き続きアウルベルツに戻り、従来
の学院生活を送れる──何より(自分の下宿先兼護衛役という態だが)ブルートバードの皆
ともまた、一緒に居てもいいことになったのだ。
(ありがとう、母さん……)
 改めて心の中で、今や遠くの地に収まってしまった母──次代のトナン皇に礼を重ねる。
 傍には居られなくなるけど、それでもいざという時には協力は惜しまないつもりだ。
 どのみち自分の身分が知れ渡った以上、全くの以前通りにも……いかないだろうから。
「──あ、はい。そうです。こ、今後ともよ、宜しくお願いいたしまっ……ま、ます」
 その一番の例は、自分に“侍従”達がついたことだろう。
 要は皇子としての自分をサポートしてくれるスタッフ、或いは目付け役といった所。
 そしてそんなスタッフの一人が今、艦内の共同軍の面々へあくせくと挨拶回りをしている
のが聞こえてくる。
「……初っ端から飛ばしてるなあ、ミフネ女史は。大丈夫かねぇ?」
「ど、どうでしょう……。意気込んでくれているんだとは、思うんですけど……」
 隣席のダンと共に、アルスはついっと椅子の陰からその方向を覗き込んでいた。
 視線を向けた先にいたのは、一人の黒髪・黒瞳──女傑族(アマゾネス)の女性。
 癖っ毛気味の後ろ髪をアップにしてピンで留め、しきりにずれ落ちそうな四角い縁の眼鏡
のブリッジを支えながら、傍目からもガチガチに緊張しつつも面々への挨拶回り──という
よりは頭を下げてばかりに見えるが──を続けている。
 彼女の名は、イヨ・ミフネ。
 この度アルスの侍従衆のツートップ、その片割れに抜擢された人物である。
 元々はリンファと同期に宮仕えを始めた文官で、シノが幼い頃よく通い詰めていた王宮の
図書資料室に所属する司書だった女性だ。
 一度はアズサ皇のクーデターにより遠く実家に避難していたが、今回シノの実質上の女皇
就任に伴い再度出仕。そして久々に友人であるリンファと話し込んでいる際にはたと彼女と
出くわし、リンファ共々侍従衆に抜擢されてしまい──そして現在に至る。
「イヨ、あまり初めから気を張らなくていいぞ。大体の挨拶回りならこの前の壮行会で済ま
せたじゃないか」
「それはそうだけど……。で、でも皆さん全員にはまだでしょう? こ、ここは侍従衆の責
任者として改めて──」
「それが気を張り過ぎだと言っているんだよ。そう畏まらなくても大丈夫だ。焦る気持ちは
分からないでもないが、少しずつ慣れてゆけばいい」
「そ、そうですよ。折角今はゆっくりできる時なんですから。イヨさんもリラックスして空
の旅を楽しんでいて下さい」
「は、はい……。アルス様がそう仰るのなら……」
 そんな友の姿に苦笑するリンファ、そして何よりアルス自身の声によって、ようやくイヨ
もその忙しない動きを収めたようだった。
 もう一度傍を通りがかる面々に会釈をし、イヨは中央通路を挟んでリンファと向かい合う
自分の座席に戻り、ようやくホッと息をついて眼鏡のブリッジを触っていた。
 ヤクランではないが、その服装は白い簡易の礼装姿。
 席上の棚には、旅鞄の一つに詰め込まれた本や書類が、沢山の付箋を噛んだままで覗いて
いるのを見ることができる。中にはこれからの侍従任務(しごと)に関するものも少なから
ず含まれているのかもしれない。
「ふふっ、これからはもっと賑やかになるわねぇ……」
 そうして視線を遣っていると、ふとそうイセルナが誰にともなく呟き微笑んでいた。
 アルスはすぐ前の相手ということもあり、穏やかな苦笑いを返すだけであっても応えてお
くことにする。
 何よりも──彼女は“頭に包帯を巻いていた”のだ。
 そしてそれは、内戦の折の怪我ではない。兄達が突然飛び出していってしまったあの日、
彼女が己の身を挺して彼らを「試した」痕跡だった。
(兄さん……。今、何処にいるの……?)
 家族(なかま)達と一緒にまた居られる、居てもいい。その心遣いは嬉しかった。
 だけどそれと同時に、新たな出会いと別離もまたこの身辺に──これからの受難を連想さ
せて止まぬが如く混在している。
「……」
 それでも、優しさと不安を綯い交ぜにしたかの皇子(アルス)の心を載せたまま。
 船団は一路戻るべき場所──梟響の街(アウルベルツ)への航路を取ってゆく。

続きを読む
  1. 2012/07/09(月) 21:00:00|
  2. ユーヴァンス叙事詩録-Renovin's Chronicle-
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

(企画)週刊三題「ライフ・ワンモア」

──これから毎週、小説を書こうぜ?

毎週一回、ツイッタの「診断メーカー」で出たお題で小説を書いてみるという
自己鍛錬、 それがこの『週刊三題』であります。
さてさて。紡がれる文章は良分か悪文か、或いは怪文か?
とある物書きの拙文晒し、此処に在り。

【今週のお題:犬、スーパー、時計】
本文は追記部分からどうぞ↓

続きを読む
  1. 2012/07/08(日) 00:00:00|
  2. 週刊三題
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
前のページ 次のページ

自己紹介

長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

訪問者累計

最新記事

最新発言

検索窓

月別履歴

06 | 2012/07 | 08
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

分類/索引

【案内板】 (2)
【小説:短編】 (20)
本の蟲 (1)
硝子野不動産店 (1)
夏の日の幻影 (1)
四番線の彼女 (1)
夢視の宿 (1)
線を曳く町 (1)
炬燵の神様 (1)
三者三盗噺 (1)
色眼鏡 (1)
奴らは攻城戦師 (1)
詰め替える (1)
同じ籠の狢 (1)
二十年後の遺言 (1)
轍の先 (1)
水に流せば (1)
真夜中の御二柱 (1)
いつか見た夢 (1)
神様達の初詣 (1)
白い花束 (1)
丸の代償 (1)
【小説:長編】 (188)
Amethyst League (6)
アンティーク・ノート (3)
ユウキのヒカリ (5)
NIGHT GUNNERS (5)
レディ・ルーン-Bonds of RU'MEL- (6)
ユーヴァンス叙事詩録-Renovin's Chronicle- (108)
死に損いのデッドレス (5)
Dear SORCERY (4)
サハラ・セレクタブル (46)
【企画処】 (459)
週刊三題 (449)
その他参加物 (10)
【資料庫】 (2)
【落書帳】 (2)
【詩歌帳】 (8)
【雑記帳】 (396)
【読書棚】 (32)
【遊戯倉】 (25)
path. (4)
decide: (3)
ユー録FW(凍結中) (17)

記事録

交友関係

このブログをリンクに追加する

(RSSリンク)

(QRコード)

QR

Tweets by long_month