日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(雑記)変わること、変わらされること

世も末ですね。そしてもう月末ですね(挨拶)
先日、連載の十六章をUPしました。なろうさんでの活動報告にも書いたことですが、この章
で自分の中では第Ⅱ部も前編が終了した扱いです(前・中・後編という区分を想定)
一時また体調が崩れて更新に手こずってしまいましたが、皆さんが待ってくれていたのか、
アクセス状況も(自分の拙作群においては)盛況なようです。
この場を借りて改めて御礼申し上げますm(_ _)m 今後とも貴方の愉しみや思索の糧になって
くれれば此れ幸いです。

少々のんびりと休憩しているここ二・三日ですが、また感覚が鈍らない内に続きの執筆に掛
かれればなと思っています。……体調の波がまたいつ寄せてくるか分かりませんし^p^
(事前にプロットを作ってあるからという側面も大きいのですが)連載の執筆も目下順調、
加えてネット上でのコミュを経由して他の創作人──物書きさん達との交流なども増えてい
るここ暫くなプライベート。
これは、良い意味で変わっていると捉えていいんですよね? 
キャパが間に合わなくなる可能性は十二分にありますが、それでも、楽しい。
まぁ創作でなく、他に注力すべき現実はあるんですけどね(生計とか生計とか生計とかorz

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  1. 2012/01/31(火) 00:30:00|
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(長編)ユーヴァンス叙事詩録-Renovin's Chronicle-Ⅱ〔16〕

 他に比べて相当長寿な種族であるといえる竜族(わたしたち)にも、味わった挫折の歴史
は少なからず存在する。
 それは私自身が関わった訳ではなくとも、代々血の中で静かに継いできた悔恨の記憶。
 普段は意識しないように努めている。ひっそりとセカイを見守ろう。そんな傍観者目線。
 そんなスタンスを同胞達(みな)の多くがお互いに暗黙の了解として、私達はこれまでの
長い長い時の中を生きてきた。
『──だがな、竜の末裔よ。それだけではないのだ』
 だけど、あの衛門族(ガディア)の長老はそう私を見遣って呟いていた。
 知らない筈はない。私達の“挫折した統治”の過去を。
 分かっていて、彼は投げ掛けてきたのだと思う。
 しかし少なくとも、彼自身は“諦めた”かつての主らの子孫を恨んでいるようには見えな
かった。……そう、私自身が思いたかっただけかもしれないけれど。
 そもそも彼らはご先祖様に正式に任されるよりも以前から、門(ゲート)と共に暮らし、
そこに根を張ってきた。
 だからこそ今も尚、ストリームの歪みと向き合い続けてくれているのだろう。
 かつてこの世に迷い込み流れて来た、最早ルーツも知らない先祖伝来からの使命を胸に。
「ジーク……。そんな……」
「落ち着いてくれ、先生さん。とにかく皆、足場が無くなり切る前に早く出口へ!」
 それに比べて私はどうしたいのだろう?
 皆からの質問に答えて自身を誤魔化しながら、私は閉じ込めていたその暗黙の了解に密か
に自問自答を投げ掛けていた。
 過去の古傷を背負い合い、皆と距離を置く。
 だけど……その流浪の先で出会った人々に癒され、彼らを護りたいと思った。
 特にあの子達──ジークとアルス、教え子達は。もっと他人から離れて一生を終えていく
繰返しの筈の身でありながら、繋がりたいと思ってしまう、このむず痒い温かさ。
「で、でもストリームの中に落ちたら……!」
 なのに、咄嗟にあの子達へ救いの手を差し伸べられなかった。
 助けなきゃ。でも思わず深淵へと喰らい付こうとした私達の襟首を、ダンさんがむんずと
掴んで引っ張り出してくる。
 獣人さんの膂力で私達は抱えられ、横を駆けるリンさんと共に当初の出口へ。
「なに、大丈夫ッスよ。レナには空が飛べる征天使(デカブツ)がついてますから。あれが
あれば奈落の底まで落ち切りゃあしませんよ」
 そうは言っても彼も後ろ髪を引かれる思い、そんな表情を滲ませている。
 飛行能力を持つ使い魔? 初耳だけど、確かにそれなら途中で浮遊すれば大丈夫な筈。
「それよりも皆が皆で落っこちまえば、それこそ邪魔に入ってきたらしい結社(やつら)の
思う壺です。それに、大人数だとデカブツでも受け止め切れねぇかもしれない」
 だけど、彼らの横顔は決して悲観的ばかりではなくて。
「……何より、私達の知っているジークはそう簡単にくたばるようなタマじゃないよ」
 それは間違いなく、皆さんが“仲間”に寄せる信頼の気色を強く宿すそれで。
 ダンさんから受け継いで語ったリンさんの言葉に、私は思わず目を瞬いてしまって。
 ──ジーク……アルス……エトナ。
 そうね。貴方達を信じてくれる彼らを、私も、もっと信じようと思う。
 それがたとえ私達の血脈の古傷を抉ることになろうとも。
 分かっている。あの古傷は、もう私達にとっての過去(おおむかし)なのだから。
 だからこの時代(とき)ぐらいは、大切な人達(いま)と寄り添ってもいいかしら──?

 光漏れる出口へと一斉に身を投げる。
 暫し、ダン達はその眩しさに目を細めて白くなる視界の中に佇んだ。
 やがて目に映ってきたのは、朝靄の中の森だった。昇り始めた朝陽が、木々を眠りから覚
ますようにそっと緑色を照らしている。
 ただ四方八方が木々という訳ではないようで、脚から伝わる傾斜の感覚や左右にバラけた
緑を見るに、ここは何処かの丘の一角であるらしい。
「……ここは何処なんだ? 皇国(トナン)なんだよな?」
 辺りを見渡しながらダンは誰にともなくぽつりと声を漏らす。
 そして肩越しに来た道を振り返ってみると、そこに鎮座していたのは大きな古木だった。
 周りの木々の中にあってもかなりの年季と見える。既に樹木としての態はなく、ただその
根本にぽっかりと開いた“うろ”が目を引いた。
「なるほど。此処に門(ゲート)として繋がっていたみたいね」
「だけど……今は何もないです」
「そりゃあそうだよ。基本的に空間転移ってのは陣を敷いている場所同士でないと往復でき
ないからね。あちこちから導きの塔へ侵入されても困るから、こういう一方通行な状態にし
てあるんだと思うよ」
 そっと目を細めてストリームを視ているのか、リュカが今回の空間転移の全容を把握した
ようにそう頷き、口を開いていた。
 その傍らではミアがうろの中に手を突っ込み虚空をなぞると、こちらからは路(オゥス)
に繋がっていない事を確認しており、ステラも魔導使いの端くれとしてそんな友に解説の弁
を与えている。
 もう後戻りはできない。あいつらならきっと大丈夫。
 ダンは肩越しに彼女達を見遣ったまま、ぐらりと揺れたこの判断を是と固め直す。
「ああ。間違いない。ここは……トナン皇国、私や殿下の故郷だ」
 すると、ダンの呟きに間を置いて、リンファがじっと丘の上から見える遠景に目を遣った
ままそう答えた。
 ダンやリュカ達がそれぞれに彼女の傍へと歩み寄る。
 そうして一同が目を凝らした視線の先──丘の眼下から見える景色の中に、一際大きな、
城壁で囲まれた都市が佇んでいるのを確認する。
「あの街は、まさか」
「皇都トナンだ。長らく国を離れていたとはいえ、この私が忘れる筈がないだろう?」
 という事は、間違いなく自分達は皇国(トナン)に辿り着いていると結論付けられる。
 一先ず空間転移には成功したらしい。
 ダンらは一度ほっと胸を撫で下ろしたがそれも束の間、ならばと再び表情を引き締める。
「……だったら早い所行ってみよう。何にせよ活動拠点を確保しておかないとな。ジーク達
を捜すにしても、トナンの今や六華のことを調べるにしても、こっちが地に脚を付けられる
状況じゃなきゃどうにもならねぇ。リン、色々とブランクはあるだろうが案内役、しっかり
頼むぜ?」
「ああ。任せておいてくれ」
 真剣な横顔の中に、フッと優しい微笑を漏らした彼女に皆が頷いて。
 そしてダン達五人はその場から丘を下り、眼下の皇都を目指し始めた。
 朝靄の中の森に、時折鳥の囀りや獣の気配が雑じる。
 こうしてみると以前より耳に挟む通り、トナンは豊かな水と緑に囲まれたのどかな島国と
いう世間一般的なイメージがしっくりくるように思う。
 だが……その内部は必ずしもそうではない筈だ。
 二十年前のクーデター、六華を執拗に狙い、且つ街(アウツベルツ)に魔獣の軍勢を送っ
てもきた“結社”との関係性の如何。
 怪しむべき部分、調査すべき部分はたんまりとある。
(……とはいえ、先ずは何よりもジーク達を捜さねぇとな)
 そもそも此度の旅路は、全て彼の──レノヴィン一家の為であるのだ。
 その中核であるあの危なっかしい、だけど根っこは熱くてどうにも放っておけないイイ奴
を置き去りにしたままでいる事は、ダンには、自分達にはできなかった。
(何処かに出ているとは思うんだがな。何とか上手い具合に合流できればいいが……)
 クランの副団長、この遠征部隊のリーダー役として。何よりも一人の冒険者の先輩として
何としてでも彼らと合流を果たさねば。
 想定外の事態を付け加える羽目になってしまったダンら一行は、それそれに心配や奮起を
胸に抱きながら、皇国の都へと歩みを速めていた。

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  1. 2012/01/28(土) 20:00:00|
  2. ユーヴァンス叙事詩録-Renovin's Chronicle-
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(企画)電子のウミに揺れて

【注】先日、物書きさん達との練習の場で自分が書いた三題噺です。
   <お題:パソコン、鍋、自動販売機>
   本文は追記部分からどうぞ↓

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  1. 2012/01/25(水) 17:30:00|
  2. その他参加物
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(雑記)自由に首輪をつけるのは

お久しぶりです。前回の更新からちょうど一週間になりますか。長月です。
ツイッタ上の小日記では言及していたことなのですが──また体調壊してました\(^o^)/
本当にね、もう……。この豆腐ボディは如何ともし難いです;もう治すというよりも浮き沈
みと上手く付き合っていく方が現実的な気がしてきたorz 体力がつけばもうちょいと変わる
のやもしれませんけど。

一先ずこの雑記現在では体調は持ち直しています(波が引いた?)
加えてツイッタなどのネット上のコミュニティが縁で多くの物書きさんと、ここ数日交流を
持つことができるようになっています。色々な考え方や技巧、文章それ自体など、第三者の
物書きさんの眼はやはり刺激になりますね。多くの人達との縁に自分のキャパが追いつくの
か(オーバーして迷惑を掛けないか)という心配はありますが、それでも柵ではない意味で
の人との繋がりは……何だかいいものです。

体調的に結構間が空いてしまったように思いますが、連載の執筆の方も開始しています。
ツイッタでも進捗状況などをその都度呟いているので、併せて参照して頂ければ。
しかしまぁ、創作中毒というか何というか。
すっかり精神衛生を支えてくれるライフワークと化していますな……φ(^_^;)

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  1. 2012/01/24(火) 18:00:00|
  2. 【雑記帳】
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(雑記)揺れ続けるこの国で

前回の更新の通り、先日ネット上で他の物書きさん達と交流を持ったりしつつあります。
自分が創作を始めた頃は同好の士などまるでおらず(知っていた友人などはいましたが)
一人でもそもそと創っていたものです。
それはブランクの後のここ数年も変わらず、作家と呼べるようになるのも夢のまた夢とばか
り思っていて。それでも誰かに読んで欲しくて。当頁やなろうさんを利用し始めたのはそん
な動機(と友人からの後押し)故だったからでもあります。

創作中毒、という注力の按配が違うかなぁという気はしているのですが、結果的には自分は
以前よりも豊かに活動できるようになったように思います(現状ネット上で、ですが^p^)
のめり込む格好──いつか他の方とトラブルになるかもしれないという可能性を含め──に
対する不安なり懸念がない訳ではありません。
でも、たとえネット越しでも趣味嗜好を同じくする人々(でなくとも)とこうして交流の機
会を持てるというのは、世の中も便利になったものだなあと思う訳です。
……時は、確実に移ろっているのですね。自身がこんな上下する波の最中にいるように。

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  1. 2012/01/17(火) 18:00:00|
  2. 【雑記帳】
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自己紹介

長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止
します。

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