日暮創庵

-当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ(主に小説)です-

(案内)日暮創庵へようこそ。

ようこそいらっしゃいました。
当庵は長岡壱月によるごった煮創作ページ『日暮創庵』です。
主に自分の書いた小説などの創作物+αの晒し場となっています。
創作物に関しては、基本的に各項目の下にあるものほど仕上げた時期が新しくなります。
投稿日時よりも、左記の“分類/索引”から辿ると読み易くなるように整理してあります(筈です)。
分量が多いですので、内部検索で“題名 〔章数〕”と走らせれば見つかり易くなります(筈です)。
(辿り易さを重視して投下するつもりなので、表示されている日時は必ずしも厳密ではありません)
また、折々密かに手直しを行う事もあるかもしれません(その際はできる限り履歴に記しますが)。
基本的に遅筆で鈍行運転かと思いますが、お気に召せばどうぞよしなにm(_ _)m

※尚、追記部分に時々の更新履歴(及び出没先)を載せるようにしています。変化の把握にどうぞ↓
 また当庵の各コンテンツの分類、備考は
品目紹介を参照ください。
※当庵は文章がみっちりです。お手数ですが、ブラウザの拡大機能などを併用くださるとm(_ _)m

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  1. 2037/04/28(火) 23:00:00|
  2. 【案内板】
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(長編)サハラ・セレクタブルⅢ〔36〕

 再び時は遡る。睦月達との再戦を睨み、トーテムはスロース達に見せられた“合成”アウ
ターの実験に、自らも志願していた。準備の整えられた、淡翠の溶液に満たされたカプセル
を前に、スロースは気だるげながらも何処か神妙な面持ちでこちらに向き直ってくる。
「本当に……いいのね?」
「ああ」
 それで、今よりも強くなれるのなら。
 バイオとヘッジの弔い──仇を討つ為に、ひいては彼らの自由(ねがい)を叶える為に。
 そう……。尤も対するスロースの方は、そんな彼の動機自体にはあまり興味はなさそうだ
ったが。
 安全は保証できない。最悪“合成”の負荷に耐えられず、自滅してしまうリスクがある。
 だがトーテムは構わないと思った。他に選択肢が見当たらなかった。二人の遺志を継ぎ、
この困難を越えてゆく為には。
「じゃあ、始めるわよ」
 老紳士風の人間態から苔むす色の怪人態に戻り、スロースらが見守る中、カプセルの中へ
と入る。彼女やサーヴァント達が装置を操作すると、トーテムは自身の身体がデジタル記号
の──半データ状の羅列になってゆくのを見る。更にそこへ、カプセルの上下から、別の個
体のものと思われる核(コア)から分解された、データ粒子の螺旋が流れ込む。
『ぐぶっ?!』
 人間で言う所の、拒否反応という奴なのだろう。直後トーテムの全身という全身に、経験
したことのない猛烈な激痛が襲った。
 だが彼は表情(かお)を歪めながら、必死に耐える。全ては力に入れる為。バイオとヘッ
ジ、残された皆を救う為。こんな所で折れてしまっては、何も始まらない……。
「あ……があああああああーッ!!」
 それでも全身を襲う激痛は、治まるどころか時間と共に頻度・強度共に増していき、彼の
意識が少しずつ確実に引き剥がしてゆく。心の中でそう願った、自らに言い聞かせたその意
思と呼べるものも、一緒に“自分”より遠い何処かへ持っていかれそうになり、事実肉体の
側も、激しいエネルギーの奔流に壊され始め……。
「──へえ。やるじゃない」
 だが唐突に、その絶え間ない苦痛がはたっと止んだ。白目を剥きながらも、かはっと溶液
の中で盛大に息を吐き出しながらも、その変化を五感の端で感じ取り、外からそう呼び掛け
るスロースの声を聞く。
 自壊が始まる、その寸前で“合成”が完了したのだ。注がれていたエネルギーは、先の別
個体の核(コア)の全消費でもって収まり、サーヴァント達の操作で溶液がカプセル底部か
ら繋がる配管へと回収、その分厚いガラスの壁もぐるんと格納される形で消える。
『──』
 フシュウ……と、急速に気化する煙と共に、トーテムが出てきた。よろよろとまだ痛みが
残る身体で床に足をつけ、肩で息をしながら目の前のスロース達からの眼差しをゆっくりと
見上げる。
「……これが」
 そして今度はゆっくりと自分の両手を、全身をおずおずとためつすがめつ。
 苔むした緑色の、彫像が連なったような怪人態の身体。
 それが今は、全体が深い青色のそれへと変貌を遂げていたのだった。

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  1. 2018/07/16(月) 18:00:00|
  2. サハラ・セレクタブル
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(企画)週刊三題「カウンツ」

──これから毎週、小説を書こうぜ?

毎週一回、ツイッタの「診断メーカー」で出たお題で小説を書いてみるという
自己鍛錬、 それがこの『週刊三題』であります。
さてさて。紡がれる文章は良分か悪文か、或いは怪文か?
とある物書きの拙文晒し、此処に在り。

【今週のお題:幻、残り、主人公】

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  1. 2018/07/15(日) 00:00:00|
  2. 週刊三題
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(雑記)価値ある人だと決めるのは

(誰だ?)

例の如く前回の雑記からおよそ一週間ほど、されど一週間ほど。
本当、先週の豪雨は凄かったですね。うちの田舎も、幾つかの川がギリギリの水位まで増水
していて、貴重品と共に避難した二階で終日ハラハラと過ごしていました。十中八九今まで
生きてきた中で最強と言って差し支えないレベルの猛烈な雨……。準備もあって昨日今日の
仕事ではなかったのでしょうが、加えてオウムの死刑執行もこの最中にあり、普段ただ徒に
過ぎてゆくばかりだった筈の一週間が思いの外濃い内容になったなあと、今頃になって噛み
締めています。災禍と区切りと。中々綺麗に片付いてはくれないものか(´・ω・`)

とはいえ、西日本に集中した今回の豪雨被害は、発生から一週間経った現在も進行中です。

梅雨前線がもっと違った位置取りに居座っていたならば、画面の向こうでくたくたに項垂れ
ていたのは自分達かもしれない。中々どうして「手遅れ」が眼前に襲い掛かってくるまで腰
が重いというか、気付けないものでありますが、今はとにかく一日でも早い復旧を祈るだけ
です。現地で働いている関係者の皆さんも、どうか無理だけはなさらず。
(だからこんな困難においても、政府ガー○○ガーと彼らをダシに使って自らの“敵”を腐
すことにばかり熱心な──団結も糞もない連中ってのが、自分は正直吐き気を催すほど邪悪
に映るのですよ。不謹慎厨をやるつもりも、だから国民として一丸になるべきだ!とも強制
はしませんが、せめてTPOを弁えて喧嘩しろってんだ。……まぁ個人的には、そもそも諍
っているさま自体嫌いですけども。ダシに嘯いてる点では自分も同じか

豪雨が去った後は、熱気を帯びた酷暑。

もうここ数年、毎年夏シーズンになると右肩上がりに暑いのですが、今年はこの直前の災い
の所為で、文字通り試練の日々と変貌しそうな。……本当、勘弁してくれよ。人間にどんな
恨みがあるのか(寧ろ心当たりがあり過ぎるけども)昨今のお天道様はそれこそ本気で自分
達を殺しに掛かっているような気がしますね? 晴れにしろ雨にしろ、極端なのはもう人の
世で間に合ってるっていうのに……。ただでさえ、いち物書きとしては、この時期は集中力
がゴリゴリと削られる環境なんだからさあ。

……そんな訳で、事前のスケジューリング通りでは、この週末に次の長編系──サハラ~の
次章の執筆モードを予定しています。ただこのように、連日昼間の厳しい暑さが不可避な状
況にあって、どれだけがっつり書ける時間が取れるのやら。敢えて夜を待つにしたって、ど
だい昼間の長さに比べると足りませんしねえ。まぁ何のかんので、一旦モードだと自分で決
めた以上、書かずにはいられないのでしょうが……φ(=_=;)

冷房を点けましょう。昼間に点けるのは勿体無い、だらしないと言われて通じたのは、もう
このお天道様が豹変する一昔二昔も前の話です。もう我慢とかいうレベルじゃねーよ……。

電気代の節約? 環境のため?
自分が熱中症やら何やらで死んだら意味ないでしょうが。

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  1. 2018/07/13(金) 23:00:00|
  2. 【雑記帳】
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(企画)週刊三題「不楽」

──これから毎週、小説を書こうぜ?

毎週一回、ツイッタの「診断メーカー」で出たお題で小説を書いてみるという
自己鍛錬、 それがこの『週刊三題』であります。
さてさて。紡がれる文章は良分か悪文か、或いは怪文か?
とある物書きの拙文晒し、此処に在り。

【今週のお題:十字架、冷酷、魅惑的】

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  1. 2018/07/08(日) 00:00:00|
  2. 週刊三題
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自己紹介

長岡壱月

Author:長岡壱月
(ながおか いつき)

創作もとい妄想を嗜む物書きもどき。書いたり描いたり考えたりφ(・_・)
しかしながら心身共々力量不足な感は否めず。人生是日々アップデート。
今日も雑多な思考の海に漂いながらも何とか生きてます。
【小説/思索/落書き/ツクール/漫画アニメ/特撮/幻想系/小説家になろう/pixiv】
(※上記はPN。物書き以外では概ね、HN「長月」を使用しています)

【注】当庵内の文章や画像等の無断転載・再加工ないし配布を禁止します。

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